フルーツパーラー クリケット「レモンゼリー」
夏の暑さで食欲が落ちたときは、サッパリとしたさわやかな味が特徴のレモンスイーツをいかがでしょう。一年を通して食べられる名物メニューから期間限定のものまで幅広くご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
MARUZEN café 京都店「檸檬ケーキ」
文学好きなら“京都”や“レモン”という単語から梶井基次郎の小説『檸檬』を思い浮かべるのではないでしょうか。作品の鍵を握る舞台となったのが京都の書店「丸善」でした。小説が書かれた頃とは場所が違うものの、現在も商業施設「京都BAL」の地下1階と2階で営業し、地下2階にはMARUZEN café 京都店が併設されています。
檸檬ケーキ 800円
小説『檸檬』にちなんで作られたのが同店だけのオリジナルスイーツ「檸檬ケーキ」。食べるのが惜しくなるほどの可愛らしいフォルムです。半分に切ったレモンの中身をくり抜いて器にし、下はゼリー、上はスポンジケーキとレモンのサワークリーム仕立てになっています。ゼリーの酸味もクリームと一緒に食べればまろやかに。
丁寧に抽出されたサイフォンコーヒーと一緒に
ドリンクを付けるなら、京都のコーヒー店「Okaffe kyoto」とコラボレーションした本格的なサイフォンコーヒーをいかがでしょう。セットにすればドリンク代が100円割引になってお得です。また、春は「檸檬のパンナコッタ」、夏は「檸檬ゼリー」、秋冬は「レ・モンブラン」と季節ごとにレモンを使った限定スイーツも登場しますので、どうぞお見逃しなく。
※「檸檬ケーキ」は数量限定(予約は前日まで)
■MARUZEN café 京都店
【営業時間】11:00~20:00(ラストオーダー19:30)
【定休日】不定休(京都BALに準ずる)
【電話】075-708-3408
【アクセス】阪急京都線「京都河原町駅」、地下鉄東西線「京都市役所前駅」から徒歩約7分 Google map
【公式Instagram】https://www.instagram.com/maruzencafe_kyoto/
フルーツパーラー クリケット「レモンゼリー」
平野神社のそばにあるフルーツパーラー クリケットは、京都中央卸売市場で果物を卸していた店主が昭和49年(1974)に開いたお店です。産地や旬にこだわった世界の果物を扱い、全国の百貨店の催事でも人気を集めています。
創業時からの看板メニュー「クリケットゼリー」は、グレープフルーツ、オレンジ、レモンの3種類があります。フルーツの中身をくり抜き、果汁をゼリーに、皮を器にしたデザートで、フタの部分は果汁を絞れるようになっています。グレープフルーツやオレンジは1個分でゼリーに必要な果汁を絞れますが、レモンはわずかしか絞れないため、「レモンゼリー」にはなんと2~3個ものレモンを使っているそうです。ほど良い酸味と甘さが食べやすく、清涼感が口の中に広がります。
レモンクリームソーダ 800円
「レモンゼリー」は通年商品ですが、「レモンクリームソーダ」は8月末までの季節限定。なんといっても、レモンの酸味とソーダの相性は抜群です。ドリンクの上にはバニラアイスと生クリームがたっぷりと盛られ、パフェのような満足感も。輪切りのレモンが複数枚入っていますので、果汁を絞りながら飲むと、キリっとした酸味がたまりません。
フルーツパーラー クリケットは2025年8月31日(日)まで開催中のJR東海謎解き企画「たぬき雲水くんと癒しの宝探し修行」の対象スポット。謎を解きながら、サッパリとしたスイーツで疲れを癒しませんか。
\注意事項など詳細はこちら/
■フルーツパーラー クリケット
【営業時間】10:00~18:00(ラストオーダー17:30)
【定休日】火曜日、不定休
【電話】075-461-3000
【アクセス】市バス「衣笠校前」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://cricket-jelly.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/cricket_kyoto/
永楽屋 本店「レモンの雫氷」
佃煮と和菓子を扱う永楽屋は四条河原町の交差点北東に本店があります。1階は物販、2階にはモダンな雰囲気が魅力の喫茶室が設けられています。
夏の定番といえばかき氷。宇治金時など京都らしいメニューも良いですが、同店で人気の琥珀菓子「レモンの雫」を添えた「レモンの雫氷」がおすすめです。ふわふわの氷を覆うのはクリームチーズソースとヨーグルトベースのラッシーシロップ。さわやかな風味を楽しんだら、ほろ苦さを感じられるレモンソースで味変を。氷が溶ければ、まさに“レモンの雫”を飲んでいるかのようで、最後まで美味しくいただけるのも嬉しいポイントです。
琥珀菓子「レモンの雫」は1階で購入が可能です。シャリッとした食感が特徴で、無化学肥料で育てられた「エコレモン」の果汁・果肉・果皮がたっぷりと含まれています。夏商品のなかで1番人気を誇るというお菓子をお土産にいかがですか。
■永楽屋 本店
【営業時間】1階物販10:00~19:00、2階喫茶室11:00~19:00(ラストオーダー18:30)
【定休日】水曜日、不定休
【電話】075-221-2318
【アクセス】阪急京都線「京都河原町」下車すぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.eirakuya.co.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/eirakuya/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/eirakuya.kyoto/
ぎおん石 喫茶室「レモンゼリー」
八坂神社から四条通を西へ向かうと、青いレリーフが印象的なビルが目に入ります。昭和44年(1969)、宝石を扱うぎおん石のオーナーが建築家の三澤博章さんに設計を依頼した建物で、外観や内装を“船”に見立てています。ご紹介する喫茶室があるのは2階です。
エレベーターの扉が開くと、そこは別世界。飴色に輝くヒノキ材を巧みに組み合わせ、船室をイメージしているといいます。湾曲した天井は船底、不規則に並ぶ丸いランプは水中をたゆたう泡のようです。
モダンでオシャレな内観とあわせ、多くの人が来店の目的にしているのが名物の「レモンゼリー」です。レモン1.5個~2個分の果汁を使ったゼリーは、レモンそのものといっても良いくらいの酸味が印象的。雲のようにふんわりとした生クリームをあわせると、スッキリとした優しい味わいが口の中に広がります。人気メニューのため午後には売り切れてしまうこともあるそうですから、早めの来訪が安心です。
■ぎおん石 喫茶室
【営業時間】11:00~19:00(ラストオーダー18:30)
【定休日】水曜日、隔週木曜日
【電話】075-561-2458
【アクセス】京阪本線「祇園四条駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.gionishi.com/gion/
atelier京ばあむ「れもんと夏みかんのパフェ」
京土産の定番「京ばあむ」のお菓子ミュージアムとして2023年11月にオープンしたatelier京ばあむ。1階に物販、2階に工場見学スペースや展示があり、最上階の3階には京ばあむCafeがあります。
じつは館内には「京ばあむ」の製造以外に、洋菓子を作る工房が併設されています。洋菓子の世界大会で優勝した経歴を持つシェフパティシエも在籍してカフェメニューを考案しているため、「京ばあむ」を使ったスイーツはもちろん、本格的なデザートを味わえるのも魅力です。
今夏初登場の「れもんと夏みかんのパフェ」は1階の工房で素材をイチから手作りし、カフェにあるアイランドキッチンで仕上げが行われます。甘く煮詰めたレモンコンフィ、ヨーグルトクリーム、くちどけの良いギモーヴ、レモンゼリー、ココナッツメレンゲなど、下から順番にパフェの層を作る様子を目の前で見ることができ、食べる前から期待が急上昇。レモンのジェラート、夏みかん、レモンのはちみつ漬けをのせたら完成です。夏らしいさわやかな味わいはもちろん、フワフワ、サクサクといった食感の違いが満載のパフェは最後まで“美味しい!”の連続です。
レモンを使ったドリンクなら「抹茶れもんスカッシュ」をいかがでしょう。レモンの果汁以外に、天保7年(1836)創業の老舗茶屋「森半」の宇治抹茶を注入できるのが特徴です。抹茶を加えることにより、香りと深みが増すという最適なペアリング。昨夏の登場から人気を博し、通年メニューに仲間入りを果たしたというのにも納得です。
お土産には季節限定の「檸檬ばあむ」を。生地はもちろん、バームクーヘンの外側を覆うフォンダン(糖衣)にもレモン果汁が使われています。レモンの優しい酸味がふんわりした生地に良く合います。冷やしても美味しく、カフェではヨーグルトクリームを添えた「冷やし檸檬ばあむプレート」も。
疲労回復の効果があるというレモンで栄養を補給し、暑い夏を乗り切りましょう!
■atelier京ばあむ
【営業時間】1F・2F10:00~18:00、3F平日11:00~18:00、土日祝10:00~18:00(いずれもラストオーダー17:30)
【定休日】無休
【電話】075-585-3795
【アクセス】近鉄京都線「十条駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://kyobaum.com/atelier/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kyo_baum/
※掲載内容は2025年7月23日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。