ついにオープン! 国内最大規模「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」

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チームラボ《開いた宇宙の永遠の存在の中のメガリス》©チームラボ

チームラボ《開いた宇宙の永遠の存在の中のメガリス》©チームラボ

アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、さまざまなスペシャリストで構成されるチームラボ。想像を超えるアート作品を生み出し続け、いまや活動は世界にまで広がっています。そして、ついに国内最大規模となる常設アートミュージアム「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」が2025年10月7日(火)にオープンしました! 気になる見どころを、たっぷりとご紹介します♪

アクセスは京都駅から徒歩約7分!

  • 外観

    外観

  • 入口横にインフォメーションがあります。当日券に余裕があれば、規定料金に200円プラスして現地購入が可能です

    入口横にインフォメーションがあります。当日券に余裕があれば、規定料金に200円プラスして現地購入が可能です

「チームラボ バイオヴォルテックス 京都」があるのは、京都駅東南部エリア。周辺にはホテルも多く、京都駅八条口から歩いて約7分という好立地です。
 
チケットは公式サイトなどから事前購入が必要です。来場日時を指定する「エントランスパス」と、来場日のみ指定する「フレキシブルパス」の2種類があり、「エントランスパス」は曜日や時間で価格が変動する仕組みになっています。30分ごとに入場時間が指定されていますが、入場してしまえば滞在時間の制約はありません。すべての作品をゆっくり見ると、3時間以上はかかってしまいますので、スケジュールにはご注意を。

荷物はコインロッカーに預けましょう!

荷物はコインロッカーに預けましょう!

館内は暗いところが多いため、スニーカーなど歩きやすい服装がおすすめです。スマホや水分補給用のペットボトルなどを入れられるエコバッグやサコッシュを持って行くと便利かもしれません。動画や写真撮影をたっぷり楽しみたいという方は、充電にも気を付けて。

映えるアート空間が目白押し! Underground(アンダーグラウンド)フロア

  • チームラボ《連続する生と死》©チームラボ

    チームラボ《連続する生と死》©チームラボ

  • チームラボ《憑依する滝》

    チームラボ《憑依する滝》

  • 壁に触れると、作品に変化が! チームラボ《憑依する滝》©チームラボ

    壁に触れると、作品に変化が! チームラボ《憑依する滝》©チームラボ

延べ面積約10,000平方メートルという国内最大規模の館内には4つのフロアがあり、50以上の作品が展示されています。来場者がはじめに出会うのはUnderground(アンダーグラウンド)フロアです。「連続する生と死」では壁一面に花が咲き乱れ、ふわりと良い香りも。涼し気な「憑依する滝」など、瞬時に「別世界に来た!」と感じさせる圧倒的な空間が続きます。
  • チームラボ《Nirvana: Fleeting Flowers》©チームラボ

    チームラボ《Nirvana: Fleeting Flowers》©チームラボ

  • チームラボ《内に秘めた輝き》©チームラボ

    チームラボ《内に秘めた輝き》©チームラボ

なかには京都らしい作品も。「Nirvana: Fleeting Flowers」は江戸時代中期に活躍した京都生まれの日本画家、伊藤若冲の『鳥獣花木図屏風』や『樹花鳥獣図屏風』をモチーフにしています。
 
巨大な空間に花が咲いては枯れていく様子が表現される「内に秘めた輝き」は、京都の四季を感じさせます。季節によって咲く花が異なり、作品に触れると植物の輪郭が金色に輝く仕掛けも。

チームラボ《変容する連続体》©チームラボ

チームラボ《変容する連続体》©チームラボ

「変容する連続体」はひとつの空間をいかした展示です。室内には無数の球体が浮かび、風圧で時間とともに球体の位置がめまぐるしく変化。自由に遊んでいるように見えつつも、計算されたまとまりのある動きで、最終的に球体が寄せ集まって彫刻を形成する様子は圧巻です。
  • チームラボ《呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountains》©チームラボ

    チームラボ《呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountains》©チームラボ

  • 外からも鑑賞できます。右奥にモニターが設置されています

    外からも鑑賞できます。右奥にモニターが設置されています

東京 お台場の「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」で人気を博した「呼応するランプの森:One Stroke - a Year in the Mountains」も鑑賞できます。鏡の反射により360度ランプの灯りに包まれているかのような映え写真を撮影したいという方も多いのではないでしょうか。
 
ランプの灯りは人の動きを受けて色が変わり、一筆書きのように光が連なっていくそうです。外には光の変化を観察できるモニターも設置されているので、ぜひご覧になってみてください。

日本初の展示に出会う! Sculpture and Painting(スカルプチャー アンド ペインティング)フロア

チームラボ《質量も形もない彫刻》©チームラボ

チームラボ《質量も形もない彫刻》©チームラボ

階段を上って、次なるフロアSculpture and Painting(スカルプチャー アンド ペインティング)へ。目玉は日本初公開となる「質量も形もない彫刻」です。作品名の“質量も形もない”はまさにその通りで、なんと石鹸の泡が空間内をふわりふわりと浮遊して、自由に形を変えていきます。「気付けば、泡に囲まれていた!」なんてことも起こりうる、不思議な体験ゾーンです。目や衣服の保護に、レインコート、シューズカバー、ゴーグルの貸し出し(有料)もあります。

チームラボ《生と回帰の無常の抽象》

チームラボ《生と回帰の無常の抽象》

全身でアートを感じる体験は他にもあります。「生と回帰の無常の抽象」では長靴に履き替えて、液体の中に足を踏み入れます。恐る恐る歩みを進めると緩やかに模様が形成され、抽象画のごときアート作品に様変わり。じんわり温かい謎の液体の正体は秘密だそう。一期一会の作品を皆さんも楽しんでみてください。

探検する喜び Megaliths(メガリス)フロア

  • 苔庭に無数の柱が乱立。チームラボ《開いた宇宙の永遠の存在の中のメガリス》©チームラボ

    苔庭に無数の柱が乱立。チームラボ《開いた宇宙の永遠の存在の中のメガリス》©チームラボ

  • 時折、苔庭に雨が降り注ぐことも!

    時折、苔庭に雨が降り注ぐことも!

さらに階段をのぼりMegaliths(メガリス)フロアに辿り着く頃には、あまりにも現実離れした作品との出会いの数々に「京都ではない、どこか違う世界に迷い込んだのでは…」とさえ思えてきます。特にMegaliths(メガリス)は異世界感たっぷり。五感を研ぎ澄まして進みましょう。
  • チームラボ《呼応する小宇宙 - 固形化された光の色》

    チームラボ《呼応する小宇宙 - 固形化された光の色》

  • チームラボ《呼応する小宇宙 - 固形化された光》©チームラボ

    チームラボ《呼応する小宇宙 - 固形化された光》©チームラボ

「呼応する小宇宙 - 固形化された光の色」では卵形体“ovoid”に優しく手で触れると、32色の変化が楽しめます。ゆらゆら揺れながら響き合う共同体に宇宙を感じてみて。

大人も子供も楽しめる Athletics Forest(アスレチックフォレスト)フロア

  • チームラボ《スケッチオーシャン》©チームラボ

    チームラボ《スケッチオーシャン》©チームラボ

  • チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》

    チームラボ《あおむしハウスの高速回転跳ね球》

  • チームラボ《イロトリドリのエアリアルクライミング》©チームラボ

    チームラボ《イロトリドリのエアリアルクライミング》©チームラボ

最後にご紹介するAthletics Forest(アスレチックフォレスト)は、頭と体を動かして遊べるフロアです。専用の用紙に海の生き物を描いてスキャンすると、目の前に広がる海の景色に自分のイラストも仲間入りしてス~イスイと泳ぎだす「スケッチオーシャン」は、大人も子供も時間を忘れて楽しめます。
 
他にも、球の上をジャンプしたり、クライミングしたり、天候に左右されることなく思いっきり遊べるのは嬉しいですよね。
  • 仕立てるグッズによって制作時間や値段が異なります

    仕立てるグッズによって制作時間や値段が異なります

  • 専用のアプリを使って注文を。チームラボ《スケッチファクトリー》©チームラボ

    専用のアプリを使って注文を。チームラボ《スケッチファクトリー》©チームラボ

  • チームラボ《スケッチファクトリー》©チームラボ

    チームラボ《スケッチファクトリー》©チームラボ

  • チームラボ オリジナルグッズも購入できます

    チームラボ オリジナルグッズも購入できます

「スケッチオーシャン」などで専用の用紙に描いたイラストは出口にある「スケッチファクトリー」で、缶バッジやハンドタオル、トートバッグなどのグッズに仕立てられます。スマートフォンもしくは備え付けのタブレットで注文して、オリジナルのお土産を思い出に持ち帰ってみませんか。
 
ご紹介した作品はほんの一部。広いミュージアム内を探検するような気持ちで楽しんでくださいね♪
 
■チームラボ バイオヴォルテックス 京都
【開館時間】9:00~21:00(最終入館19:30)
【入館料】エントランスパス3,400円~(日時によって価格が変動します)、フレキシブルパス12,000円
【休館日】不定休 
※2025年の休館日は10月21日(火)、11月4日(火)、11月18日(火)、12月2日(火)、12月16日(火)
【アクセス】JR「京都駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://www.teamlab.art/jp/e/kyoto/
※掲載内容は2025年10月10日時点の情報です。最新情報は掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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