開催中止
開催中止(新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、中止となりました)
日本庭園を鑑賞していると「遠州好み」「伝遠州作」という言葉に出会いませんか。“遠州”とは江戸時代に大茶人として名を馳せた小堀遠州のこと。茶道のみならず建築や庭づくりにも秀でた才能は羨望の的となり、いつしか名を冠したものが世に溢れたそうです。
しかし、確実に遠州が携わった記録が残るお庭はごく僅か。そのひとつとして知られる南禅寺塔頭の金地院を、重森 三玲さんのお孫さんで作庭家・庭園研究家でもある重森 千靑先生のご案内で訪ねてみませんか。
重森先生は著書『日本の10大庭園』(祥伝社新書)で、鶴と亀を模した石組が特徴的な方丈前庭「鶴亀の庭」を「この庭園のように様式美にまで高められた例はなかった。そして、以後もこれを超えるものは造られなかったのである」と、最大級の賛辞を送っています。空間構成、静と動を意識した石組など、遠州のセンスが散りばめられた名庭の魅力をたっぷりと紐解いていただきましょう。
さらに、遠州が改修に携わった茶室「八窓席」(重要文化財)を会員様だけで特別拝観。あわせて、狩野探幽、長谷川等伯、海北友松など、桃山時代から江戸初期を代表する絵師の作品をご覧いただきます。ガラスケース越しではなく、目の前で鑑賞できるのも嬉しいポイント。
お庭に茶室、絵画。遠州が生きた時代の美意識に近づくチャンスです。
- 日程
- 2021年5月23日(日)13:30 ~ 16:00
- スケジュール
- 13:30 集合(kokoka京都市国際交流会館)
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講義
プロジェクターを使って小堀遠州について教えていただきましょう
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境内拝観・庭園鑑賞(金地院)
■重森先生の解説を聴きながらお庭を鑑賞。灯籠や敷石にも注目を
■天正10年(1582)に明智光秀が建立した「明智門」
■徳川家康を祀る「東照宮」(重要文化財)は寛永5年(1628)の建立。拝殿の天井には狩野探幽筆の龍が描かれています
■方丈(重要文化財)の縁側に腰掛けて、目の前に広がる「鶴亀の庭」の美しさを堪能してください
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特別拝観(方丈・小書院・八窓席)
■お寺の方のご案内で拝観しましょう
■方丈は絢爛豪華な障壁画で飾られています。「菊の間」では室内に入り、狩野探幽筆と伝わる可愛らしい菊をご覧ください
■お猿さんが水面に映った月をすくおうとする様子を描いた『猿猴捉月図』は、長谷川等伯の代表作。室内より鑑賞します
■八窓席は京都三名席のひとつ。たくさんの窓の位置や畳の並びなど、小堀遠州の意図を探りましょう
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16:00 解散
- 場所
- kokoka京都市国際交流会館・金地院
- 特別講師
- 重森庭園設計研究室 代表 重森 千靑
- 募集人数
- 15名
- 参加料
- 4,400円(拝観料・ガイディングレシーバー代込)
- キャンセル料
- 当企画は下記のとおり、キャンセル料が発生いたします。ご注意ください。
キャンセル料 キャンセル料発生日 (イベント実施15日前より)20% 2021年5月8日(土)より (イベント実施3日前より)50% 2021年5月20日(木)より (イベント実施2日前より)100% 2021年5月21日(金)より
- 集合場所
- kokoka京都市国際交流会館
JR京都駅→地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」乗換、東西線「蹴上駅」下車徒歩約6分
- 注意事項
※密対策のため、金地院の「境内拝観・庭園鑑賞」と「特別拝観(方丈・小書院・八窓席)」は班を分けて入替制で実施します。
※方丈の一部や八窓席は結界の外側からの鑑賞となります。
※状況によりガイディングレシーバーの使用を一時的に取りやめる場合があります。あらかじめご了承ください。
※イベントにご参加になる前に、「イベント参加の注意事項」のご確認をお願いいたします。ご参加の時点で、そちらに記載の内容にご了解をいただいたものとさせていただきます。
オリジナルイベント実施における新型コロナウイルス感染症対策について
- 参加申込み
- 2021年3月13日(土)10:00~14:00(先着順)
翌日以降は平日10:00~17:00のみ受付
TEL:075-681-9031
イベント申込み手順はこちらからご確認ください。
- その他・お問合せ
- イベントに関するお問合せは「そうだ 京都、行こう。」デスク
TEL:075-681-9031(平日10:00~17:00)