大谷探検隊は明治時代、仏教文化の波及を探るため、アジア各地に隊員を派遣した仏蹟調査隊です。特に3度にわたるインド・中央アジア探検はよく知られており、その最後を飾ったのが隊員・吉川小一郎です。彼は明治44年(1911)から約3年間、中央アジアの仏教遺跡を調査し、特にトルファン地域では延べ6カ月間にわたり、仏教遺跡や古墳群の発掘調査を行いました。そして近年、彼が家族に宛てた書簡や探検隊の古写真、標本類、また神戸にあった大谷家別荘「二楽荘」に関する資料や晩年の回想談を収録した音源などが新たに発見されました。吉川の生誕140年を迎える2025年、それらの貴重な資料を中心に、吉川小一郎の生涯をひもとき、大谷探検隊の実像とその時々の思いに触れていきます。
- 日程
- 2025年4月19日(土)~6月22日(日)
10:00~17:00(受付終了16:30)※5月2日(金)・23日(金)は~20:00(受付終了19:30)
- 料金
- 1,100円
- 電話
- 075-351-2500
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌平日)