近世の伝統を受け継ぎながらも、近代性を取り入れて独自の文雅で壮大な芸術世界を完成させた日本画の巨匠・橋本関雪。彼の生誕140周年を記念した展覧会を白沙村荘 橋本関雪記念館、福田美術館、嵯峨嵐山文華館の3館で開催します。
神戸に生まれた関雪は、儒者の父・海関の薫陶を受けて漢籍詩文を学び、同時に絵を好んで画筆にも親しみました。四条派の画法を修めた闊達な筆さばきと、中国の古典への深い理解と愛着に裏打ちされた関雪の芸術は若くしてその名を轟かせます。その後も数十回に及ぶ中国・欧州への旅の経験、旺盛な蒐集の意欲などをも自らの力に変えて前進を続けた関雪は、和漢の故事に材を取った歴史画から、詩書画一致をめざした山水や風景、生彩にあふれた花鳥画、鮮麗な美人画など、一つのジャンルには留まらず、縦横に筆を揮って傑作を世に送り、戦前の京都画壇を代表する存在となりました。本展は関雪が生涯で最も長い時間を過ごした京都で、その歩みを、到達点を《木蘭》(白沙村荘 橋本関雪記念館蔵)や《霊鷹》(足立美術館蔵)をはじめとする数々の名画で追いながら紹介します。
神戸に生まれた関雪は、儒者の父・海関の薫陶を受けて漢籍詩文を学び、同時に絵を好んで画筆にも親しみました。四条派の画法を修めた闊達な筆さばきと、中国の古典への深い理解と愛着に裏打ちされた関雪の芸術は若くしてその名を轟かせます。その後も数十回に及ぶ中国・欧州への旅の経験、旺盛な蒐集の意欲などをも自らの力に変えて前進を続けた関雪は、和漢の故事に材を取った歴史画から、詩書画一致をめざした山水や風景、生彩にあふれた花鳥画、鮮麗な美人画など、一つのジャンルには留まらず、縦横に筆を揮って傑作を世に送り、戦前の京都画壇を代表する存在となりました。本展は関雪が生涯で最も長い時間を過ごした京都で、その歩みを、到達点を《木蘭》(白沙村荘 橋本関雪記念館蔵)や《霊鷹》(足立美術館蔵)をはじめとする数々の名画で追いながら紹介します。
- 日程
- 2023年4月19日(水)~7月3日(月)
前期:4月19日(水)~5月30日(火)
後期:6月1日(木)~7月3日(月)
10:00~17:00(受付終了16:30)
- 料金
- 東山会場:1,500円、嵐山会場Ⅰ:1,500円、嵐山会場Ⅱ:1,000円
※福田美術館・嵯峨嵐山文華館との両館共通券2,300円
※東山会場は嵐山会場の入館券提示で100円割引
- 場所
- 東山会場:白沙村荘 橋本関雪記念館 電話075-751-0446
嵐山会場Ⅰ:福田美術館 電話075-863-0606
嵐山会場Ⅱ:嵯峨嵐山文華館 電話075-882-1111
- 休館日
- 東山会場:5月31日(水)、嵐山会場:5月30日(火)