ゼロからわかる江戸絵画-あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪-

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  •  ゼロからわかる江戸絵画-あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪- 伊藤若冲《蕉に双鶏図(部分)》福田美術館蔵
江戸時代、絵師の主流は室町時代から続く「狩野派」と呼ばれる集団で、彼らは江戸城や京都・二条城をはじめ大型建築の障壁画を手がけました。伊藤若冲や円山応挙も、絵を習い始めたばかりの頃は、狩野派の先生について学んでいたのです。江戸時代の絵師たちは師匠から弟子へその技術を継承していくことが通例となっていましたが、どこかへ弟子入りすることはなく尊敬する絵師の作品を手本として学び、その表現方法を継承していく絵師たちが現れます。それが「琳派」と呼ばれる絵師たちにあたり、俵屋宗達に学んだ尾形光琳などが装飾的な絵や工芸を発展させました。
嵯峨嵐山文華館と共催の本展。第1会場の福田美術館では、約半世紀もの間行方不明となっていた長沢芦雪の大型作品《大黒天図》をはじめとして、俵屋宗達・尾形光琳・伊藤若冲・円山応挙の作品など17世紀から19世紀の絵画を紹介します。あわせてパノラマギャラリーでは、琳派など日本の絵画の流れを意識しつつ、現代絵画の可能性に挑戦する現代作家・品川亮の作品も展示します。画家や作品の情報だけでなく、江戸絵画の基礎知識や鑑賞するポイントも紹介し、はじめて江戸絵画に触れる方にもお楽しみいただけます。
日程
2023年10月18日(水)~2024年1月8日(月・祝)
10:00~17:00(受付終了16:30)
料金
1,500円
場所
福田美術館
電話
075-863-0606
休館日
12月5日、12月30日~1月1日

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