小林正和(1944-2004)は京都市に生まれ、京都市立美大で漆芸を専攻するものの、より自由な色彩表現を求めて川島織物デザイン部に就職し、そこで「糸」と出会いました。一本の「糸」に内在する表現の可能性を追求した彼の作品は、伝統的なテキスタイルの枠組みを越えて「ファイバーアート」と呼ばれ、国内外で高い評価を得ることになります。本展では、この分野の重要な先駆者としての小林の活動を回顧するとともに、彼と伴走した作家たちの作品を併せて紹介することで、改めて「ファイバーアート」の過去、現在そして未来について考えます。
- 日程
- 2024年1月6日(土)~3月10日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)※金曜日は20:00まで(受付終了19:30)
- 料金
- 1,200円
- 場所
- 京都国立近代美術館
- 電話
- 075-761-4111
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)