嵯峨嵐山は『源氏物語』にゆかりのある日本有数の観光地です。嵯峨嵐山文華館があるあたりには、主人公・光源氏の側室だった明石の君と、二人の間に生まれた明石の姫君が居住したとされています。また、徒歩圏内には、光源氏のモデルになったとされる源融の山荘跡「清凉寺」や、光源氏がお忍びで六条御息所を訪ねた「野宮神社」、光源氏が建てた御堂の北側にあったという「大覚寺」などが存在します。本展では千年の時を超え、今もなお愛され続ける『源氏物語』を題材にした日本画を、各場面の解説とともにご紹介します。『源氏物語』を室町時代の世界に移して翻案した『偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)』の一場面を描いた作品や、登場人物を描かずに各帖を表現する「留守文様」の源氏絵など一風変わった作品も見逃せません。様々な角度から物語の内容に今一度触れて、雅な世界観に浸り、嵯峨嵐山でゆかりの地をめぐってみませんか?
- 日程
- 2024年1月18日(木)~3月17日(日)
10:00~17:00(受付終了16:30) ※2月17日は15:00まで
- 料金
- 1,000円
- 場所
- 嵯峨嵐山文華館
- 電話
- 075-882-1111
- 休館日
- 2月13日(火)・18日(日)