桃山時代、千利休に重用され樂焼を創設した樂家初代長次郎から450年。その長い歴史を紡いできた樂家15代吉左衞門の次男として生まれた樂雅臣は「石の中に表現を、表現と共に自然を」を信念とし、石を主材とする彫刻家です。自然を支配することなく、石の造形を生かした作品づくりをしています。樂雅臣は、20代で『輪廻』、30代で『Stone box』と名付けたシリーズを発表し、作品の形を変えながらも「自然における生命の循環と摂理」という一貫したテーマを据えてきました。40代を迎えた2022年からは、石を器状に彫り出し焼成した『石器』シリーズに力を注いでいます。本展では「幽玄 光の世界」、「輪廻 転ずる形」、そして「現世(うつよ) 物質世界」という構成で、光を透過するアラバスターを用いた新作《石器 光の器》をはじめ、約30点を展示します。
- 日程
- 2024年1月6日(土)~4月7日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)
- 料金
- 1,000円
- 電話
- 075-561-2875
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)