20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックという2人の芸術家によって生み出されたキュビスムは、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。伝統的な遠近法や陰影法による空間表現から脱却し、幾何学的な形によって画面を構成する試みは、絵画を現実の再現とみなすルネサンス以来の常識から画家たちを解放しました。キュビスムが開いた視覚表現の新たな可能性は、それ以後の芸術の多様な展開に決定的な影響を及ぼしています。この度、パリのポンピドゥーセンターからキュビスムの重要作品が多数来日し、そのうち50点以上が日本初出品です。主要作家約40人による絵画や彫刻を中心とした約130点を通して、20世紀美術の真の出発点となったキュビスムの豊かな展開とダイナミズムを紹介します。
- 日程
- 2024年3⽉20⽇(水・祝)~7⽉7⽇(⽇)
10:00~18:00(受付終了17:30)
- 料金
- 2,100円
- 場所
- 京都市京セラ美術館 本館 北回廊・南回廊1階
- 電話
- 075-771-4334
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は開館)