世に「最後の文人画家」と称えられる富岡鉄斎(1836-1924)。幕末、京都の商家に生まれた彼は、近世都市の商人道徳を説いた石門心学を中心に、儒学・陽明学、国学・神道、仏教等の諸学を広く学びながら同時に、南宗画、やまと絵など多様な流派の絵画も独学し、深い学識に裏付けられた豊かな画業を展開しました。大正13年(1924)の大晦日に数え年89歳で亡くなった鉄斎は、2024年末で没後100年を迎えることになります。本展では、この記念のときに向け、彼の画業と生涯を改めて回顧します。名作として繰り返し取り上げられてきた作品はもちろんのこと、名作として知られながらも名作展では目にする機会の乏しかった作品や、近年になって再発見され、あるいは新たに見出された作品などもご覧いただきます。
- 日程
- 2024年4月2日(火)~5月26日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)※金曜日は20:00まで(受付終了19:30)
- 料金
- 1,200円
- 場所
- 京都国立近代美術館
- 電話
- 075-761-4111
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)