江戸時代初期に京都の町衆から生まれたアートである琳派。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、神坂雪佳など、琳派にはおよそ 100 年ごとにその時代を代表する画家が現れ、それは400年以上に及ぶ日本初のアートムーブメントとして捉えることもできます。その歴史の中では“風神雷神”をはじめ、俵屋宗達の「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」、尾形光琳の「燕子花図屏風」といった同じモチーフをリフレインする(繰り返す)という手法が受け継がれてきました。山本太郎はその手法を用い独自の世界を創造しています。本展では、尾形光琳の「燕子花図屏風」に着想を得、アンディ・ウォーホルの《Flowers》シリーズをオマージュした新シリーズ《Flowers Iris》と、近年の作品を中心に展覧します。また、日本で数少ない手摺木版和装本出版社である芸艸堂の協力のもと、山本がオマージュした神坂雪佳、中村芳中の作品を合わせて展示します。展覧会特製菓子も販売予定。ぜひお楽しみください。
- 日程
- 2024年8月6日(火)~11月10日(日)
10:00~18:00(受付終了17:30)
- 料金
- 1,000円
- 電話
- 075-561-2875
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)