千利休は、古来から日本の風土で育まれてきた「和」の心を茶の湯の精神とし、人と人との心の交わりを重んじるわび茶を大成します。利休の茶の湯は、千家を中心としつつ、大名・武士、禁裏・公家、町衆など、さまざまな人たちによって継承されることとなります。そのなかで、茶の湯の諸流派が生まれ、また名物道具を珍重し型にとらわれない数寄の茶に親しむ人たちもふえて、茶の湯は豊かな広がりを見せていきます。しかし、わびと数寄は、表現は異なっていても、その根底にあるものは利休から受け継がれた心そのものといえるでしょう。この特別展では、茶人の人となりやことばにも注目しながら、わびと数寄の道具が語りかける利休の心を訪ねます。
- 日程
- 2024年9月13日(金)~12月15日(日)
前期 9月13日(金)~10月29日(火)
後期 11月1日(金)~12月15日(日)
9:30~16:30(受付終了16:00)
- 料金
- 2,500円(呈茶含む)
- 場所
- 表千家北山会館(京都市北区上賀茂桜井町61)
- 電話
- 075-724-8000
- 休館日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)、10月30日(水)・31日(木) ※10月28日(月)は開館