大徳寺の塔頭のひとつ。慶長6年(1601)に細川忠興が建立。書院は千利休の邸宅を移築したもので、茶室松向軒は秀吉が天正15年(1587)に北野で大茶会を催したときの茶室を模したものと伝わる。細川忠興とガラシャ夫人の墓があり、忠興の墓塔は、もとは千利休からゆずられた灯籠で、秀吉に召し上げられるのを恐れて裏の一部を欠かしたという。方丈南庭は、新緑・紅葉ともに美しく、とくに落葉が降り積もる晩秋は風情豊か。
※令和2年(2020)4月3日(金)より当面の間、拝観休止。
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