天王山麓に位置し、昌泰2年(899)に宇多法皇が勅願寺として創建した古刹。幕末の禁門の変の戦火に巻き込まれたことにより堂宇を焼失、現在のお堂は明治時代になって移築・再建された。戦火を免れた本尊・十一面千手観音菩薩は、聖徳太子の作とも。境内に歓喜天を祀ることから、住友家をはじめとした大阪商人から厚い信仰を受け、江戸時代には現世利益を求める参詣者で賑わったと伝わる。
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