国道24号線が木津川を渡る「泉大橋」のたもと、木津川が大きく北へと流れを変える地点に位置する古寺。天平12年(740)に奈良時代の僧・行基が建てた泉橋院を前身とし、行基建立四十九院のひとつに数えられる。古来、奈良と京都を結ぶ交通の要衝として人々が頻繁に行き来した場所であり、傷病人の救済などのために建てられたのではないかと言われている。高さ約4.58mの巨大な露仏の石地蔵が鎌倉時代に造られ、応仁の乱により地蔵堂とともに焼かれ、元禄年間に復元されたと伝わる。
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