神社仏閣の参拝に、趣ある町並みの散策、かわいい京雑貨探し・・・ と、京都旅行はやりたいことがいっぱい。なかでも大きな楽しみといえば、やっぱりグルメ。話題のモーニングに、地元の人に愛されるかわいいカフェ、カジュアルに楽しめる本格和食まで、京都のグルメは朝から晩までハイレベル。朝、昼、晩、3時のおやつ、夜中の〆スイーツまで、おいしいものを食べつくす1日5食の食いしん坊な京都旅に出かけましょう。
朝から晩まで京都グルメを楽しむコツ
【8:00】朝こそ気合を入れて特別なモーニング
行きたいところがたくさんある京都の旅に、早起きはつきもの。清水寺をはじめ、早朝から参拝できる神社や寺院はあちこちにあるので、ぜひ早起きしてお参りに行きましょう。気分をすっきりさせたら、おいしい朝食で一日のパワーをチャージ! 朝からわざわざ行きたくなるような、特別感のある朝ごはんスポットをご紹介します。(写真:小川珈琲 堺町錦店)
おすすめスポット
小川珈琲 堺町錦店
昭和27年(1952)に創業した京都の老舗ロースターの新展開。京町家をリノベーションした空間は、新旧の魅力が融合したモダンな雰囲気が印象的です。地球環境や生産者の暮らしに配慮した認証取得の「エシカルコーヒー」はネルドリップで提供。「九条ネギとしらすの玉子サンドイッチ」をはじめ地産地消のフードメニューも充実しています。
旬菜いまり
伝統的な京町家で、おばんざいや旬の食材を使用した家庭的な料理を楽しめるお店。こちらでは、炊きたての土鍋ご飯を中心に、季節のおばんざいや焼き魚、だし巻き玉子などがつく、まるで和朝食のお手本のような「朝御膳」が味わえます。朝は完全予約制のため、予定が決まったら早めに予約を。
CICON by NOHGA HOTEL
2022年にオープンした「ノーガホテル 清水 京都」のグリルレストランで、宿泊客以外も気軽に利用できます。朝食は、魚、肉、サラダ、クロックムッシュから選べるプレート形式。併設のベーカリーで焼き上げられたパンが食べ放題です。ベーカリーでパンを購入して、ホテルのルーフトップでいただくのもおすすめ。
【12:00】さくっと! 財布にやさしい京都の人気丼
観光途中のランチは、あまり時間をかけずさくっと食べられるものが一番。とはいえ、やっぱり京都らしい味を楽しみたいもの。そこでおすすめしたいのが、バラエティ豊富な丼。自家製湯葉がたっぷり入った生湯葉丼や、だしがきいたとろとろの親子丼など、お店のこだわりが詰まった丼は、財布にもやさしいものばかりです。(写真:とようけ茶屋)
おすすめスポット
とようけ茶屋
老舗豆腐店「とようけ屋山本」が営む食事処。豆腐料理をリーズナブルに楽しめるとあって、週末には多くの観光客で賑わいます。生湯葉のとろとろ食感がたまらない「生ゆば丼」や、絹豆腐と油揚げを煮込んだ「とようけ丼」は、昼の二大人気メニューです。丼のほか、湯豆腐や生麩田楽なども揃い、店頭では豆腐や湯葉が購入できます。
侘家古暦堂 祇園花見小路本店
祇園のメインストリート・花見小路に佇む鶏料理専門店で、店内はすっきりモダンな雰囲気。名物は、卵を贅沢に3つも使用した「石焼親子丼」で、熱々の石鍋で提供されるのが特徴。最初はとろとろの半熟、後半は底におこげができるなど、違ったおいしさを楽しめるのが魅力です。〆は鶏のスープでだし茶漬け風にしてどうぞ。
天ぷら 天周
祇園にある老舗天ぷら店。訪れる人のお目当ては昼限定の天丼で、開店前から行列ができることもあるほど。なかでも人気は、丼からはみ出るほど大きな穴子が3本ものった「穴子天丼」。揚げたての状態で秘伝のタレにくぐらせた穴子の天ぷらは、衣はさっくり軽やかで、中の穴子はふんわりやわらかです。
【15:00】地元の商店街でおやつ探し
王道の観光地もいいけれど、ちょっとディープな京都を楽しみたい人には、ローカルな商店街めぐりがおすすめ。地元の人が行き交う商店街を歩けば、普段の京都を知ることができます。今回は、さまざまな商店が集まる三条会商店街で、3時のおやつをチェック。かわいいカフェに立ち寄ったり、気になるスイーツをお土産にしたり、散策とともに楽しみましょう。(写真:カフェさらさ3)
おすすめスポット
カフェさらさ3
京都市内にカフェやコーヒー焙煎所など6店舗を構える人気店。こちらの自慢は併設の焼菓子工房で、カフェでは焼きたてのスイーツを提供。名物の「キャロットケーキ」は、くるみやココナッツ、クリームチーズがミックスされた、控えめな甘さが魅力の一品です。焼菓子以外にも、オリジナルパフェなどのスイーツも充実しています。
菓子工房&Sweet café KYOTO KEIZO
昔ながらの京町家を改装した、できたてスイーツを味わえるカフェ。看板メニューの「10分モンブラン」は、中に入ったメレンゲのサクサク食感が10分しか持たないことから命名されたそう。サクッと軽いメレンゲと濃厚なマロンクリームのハーモニーは、10分で食べ終えるのが惜しくなること間違いなしです。
dari K 三条本店
インドネシアに契約農家を持ち、カカオ豆の栽培・発酵の指導から品質に見合う価格での買い取りや焙煎・加工まで一貫して手掛けるチョコレート専門店。2021年3月に移転リニューアルを果たしました。しっかりとしたカカオ感が味わえる「カカオサンドクッキー」などギフトにもおすすめの商品や、テイクアウト限定のチョコレートドリンクを提供しています。
【18:00】アラカルトで気ままにカジュアル和食
一日の食事のメインイベントともいえる夕食は、やっぱり和食で決まり。だけど予算は控えめに、ボリュームや料理の内容も気分に合わせて選びたい・・・ そんなわがままを叶えてくれるのが、アラカルトで注文できる和食店。好きなものを好きなだけ注文できるから、旬の食材を楽しむもよし、お酒中心で献立を組み立てるもよし。気ままに味わうことができます。(写真:つろく)
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つろく
路地奥に佇むカウンター割烹で、細長い店内はモダンなカウンターが印象的。メニューはすべてアラカルトで、本格的な京料理を一品1,000円前後でリーズナブルに楽しむことができます。お品書きには、「ぐじ(甘鯛)の松笠焼」や「あこうのお椀」など、季節替わりの約40品がずらり。料理長おすすめの日本酒とともに至福のひとときを過ごしてみませんか。
てらまち福田
繁華街の中心にありながら、店内は落ち着いた雰囲気。若い店主が迎えてくれ、初めてでも心地いい時間が過ごせます。名物の「すっぽんの土瓶むし」や、日本酒が止まらないと評判の「自家製レーズンバター」など、素材を生かした逸品から気の利いた酒肴まで揃います。カウンター席もあるので一人でも気軽に利用できます。
りょうりや 御旅屋
高瀬川沿いという京都らしいロケーションが魅力の割烹で、夜はアラカルトとコースから選択可能。「いわしのきずしとトマト、ぶどうのみぞれ酢」など、意外な食材の組み合わせが楽しい料理は、見た目にも華やかです。京都はもちろん、店主の出身地である富山の地酒と一緒にどうぞ。
【21:00】京の夜を締めくくる夜スイーツ
まだまだ長い京都の夜。胃袋にちょっぴり余力を残して、2軒目へと出かけましょう。〆の一杯をじっくり味わうなら、最近話題の締めスイーツと一緒に。京都ではここ数年、本格的なスイーツをお酒と一緒に楽しめるカフェやバーが増加中。お酒×スイーツの甘いマリアージュにとろけながら、今宵を締めくくりましょう。(写真:Lilou)
Lilou
先斗町にあるワインバーで、神戸北野ホテルの元シェフパティシエが手掛けるオリジナルスイーツと、自然派ワインのマリアージュが楽しめます。人気の「季節のパフェ」は、「洋梨といちじく」や「桃とバニラ」など、季節ごとに違った味わいに出合えるのが魅力。自家製ケーキやアイスのほか、キッシュなどのおつまみ類も充実で、窓から広がる鴨川ビューにワインも進みます。
夜パフェ専門店 NORD°
女性店主による夜パフェ専門店。バーを思わせる店内では、定番の「とろ~り生キャラメルパフェ」のほか、季節限定の「秋のぶどうパフェ」など、常時2~5種類のパフェが味わえます。素材や組合せにこだわって作られたパフェは、食後でも思わずぺろり。ワンドリンク制で、人気のパフェにはワインやカクテルをあわせる人も多いとか。
cao cafe ishikawa
細長い造りが印象的なカフェ。一人でも使いやすいカウンター席のほか、ゆったりくつろげるソファ席もあります。定番の「キャラメルシフォンケーキ」をはじめ、ケーキやパフェなど、ボリュームたっぷりのスイーツメニューが夜も充実。カラフルなオリジナルカクテルも種類豊富で、華やかな夜を演出してくれます。
朝から晩まで京都を食べ歩きMAP
※写真はイメージです。
※掲載内容は2022年9月26日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。