天慶3年（940）に平安京の北方鎮護を目的に創建された神社で、鞍馬一帯の氏神。鞍馬山への参道の途中、九十九折りの手前に、風雅な門のような造りの建物があり、中央が通路になっていて割拝殿と呼ばれる。豊臣秀頼が再建した貴重な桃山建築である。10月22日の火祭はこの神社の例祭で、かがり火で山一面が赤く染まる勇壮な祭。京都三大奇祭のひとつとして名高い。本殿の石造狛犬は国の重要文化財。子授け安産の神としても知られる。