11月に行きたいイベント5選 秋の特別拝観ほか

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平等院 夜間特別拝観

 

11月の京都では、紅葉にあわせて特別公開や、この時季限定の幻想的なライトアップが行われます。もちろん、紅葉以外のおすすめイベントもいっぱい。2017年11月のイベント情報をチェックして、さぁ、錦秋の京都へ!


【12日間限定】 普段見られない古仏の公開も!
「第53回 京都非公開文化財特別公開」


阿弥陀如来立像/報土寺


春秋恒例の「京都非公開文化財特別公開」。通常の京都旅では、なかなかお目にかかれない建築や襖絵、仏像などの文化財に出合えるとあって、紅葉トップシーズン前の注目イベントとなっています。この秋は、初公開の報土寺(ほうどじ)をはじめ、社寺を中心とした京都府下の24ヵ所が特別公開されます。

⇒詳しい情報は、歳時「第53回 京都非公開文化財特別公開」をチェック!


十一面観音坐像/現光寺


今季、見どころのひとつが、京都府南部に広がる「南山城(みなみやましろ)」の7ヵ寺が公開されること。かつての平城京と平安京の間に位置するこのエリアには、実は歴史ある寺院が多く遺ります。木津川市の海住山寺(かいじゅうせんじ)現光寺(げんこうじ)、京田辺市の酬恩庵[一休寺]など、今まであまり知られていなかったお寺の古仏をメインとした寺宝がご覧いただけます。ひとくちに仏像といっても、表情やスケールも様々。ぜひお気に入りをみつけてみてください。

JR「木津駅」(木津川市)は、京都駅から電車で1時間弱。木津川市では期間中、市内で公開される4ヵ寺の最寄りのバス停を結ぶ臨時バスも運行されます。ふだん京都市内を中心に観光されている方も、ぜひこの機会に京都府南部へと足を運んでみませんか。きっと今まで知らなかった京都を発見できることでしょう。


■第53回 京都非公開文化財特別公開
【日程】2017年11月1日(水)~12日(日)
    9:00~16:00(受付終了) ※公開箇所により、一部異なります
【料金】1ヵ所800円
【問合せ】075-754-0120(京都古文化保存協会/平日9:00~17:00)
【公式ホームページ】http://www.kobunka.com/


SNSで話題! “幻の紅葉”を訪ねて
洛北・八瀬にたたずむ「瑠璃光院 秋の特別拝観」



普段は非公開でも、秋限定で特別公開される社寺が多い京都。なかでも、近年SNSで話題となっているのが、瑠璃光院。“るりこういん”という名前の響きからして、「絶対きれいだ!」と思わずにいられません♡

見どころは、何といっても数寄屋造りの書院から眺める紅葉。特に2階の大きな机や床に紅葉が映りこむ様子は、息を呑むほどの美しさ。「絶景!」と話題になるのも納得です。苔の絨毯とのコントラストや、山門をくぐった先にのびる紅葉アーチなど、他にも見どころがたくさん。
そんな瑠璃光院ですが、実は一時期、一般公開を休止されていました。「あの紅葉をもう見られないのか・・・」と、惜しむ声が多数寄せられ“幻の紅葉”とも呼ばれていたそうです。多くの方が待ち望んだ紅葉だからこそ、ぜひ一度は見てみたいですね。


★京都駅からの、おすすめアクセス情報
乗換なしの分かりやすいアクセス方法は、京都バス17系統で1時間弱、「八瀬駅前」バス停下車。紅葉シーズンには渋滞も予想されるため、以下の2パターンもご提案します!

(1)乗換を少なくしたいなら“電車+バス”
地下鉄烏丸線に乗車(約20分)「国際会館駅」下車、京都バス19系統に乗換(約10分)「八瀬駅前」下車

(2)渋滞知らずの“電車3本乗り継ぎ”
JR奈良線に乗車(約3分)「東福寺駅」下車、京阪本線に乗換(約14分)「出町柳駅」下車、叡山電車叡山本線に乗換(約14分)「八瀬比叡山口駅」下車
・叡山電車沿線には、曼殊院詩仙堂圓光寺などの紅葉名所があるので、合わせて訪れるのがおすすめです。


■瑠璃光院「秋の特別拝観」
【日程】2017年10月1日(日)~12月10日(日)
    10:00~17:00
※混雑時は入場制限が行われます
※入場チケットは9:30より販売開始(完売次第、受付終了。11月中旬より販売開始時間が変更予定。詳しくは公式ホームページでご確認ください)
【料金】2,000円
【場所】瑠璃光院 Google map
【紅葉の見頃】例年11月中旬~下旬
【公式ホームページ】http://rurikoin.komyoji.com/

他にもいろいろ!特別公開情報


浄住寺


浄住寺(詳細情報はこちら)
鈴虫寺や“竹の寺”地蔵院近くにある、隠れた紅葉スポット。この秋、初めて特別公開されます。

東福寺 一華院(詳細情報はこちら)
紅葉で超有名な東福寺に来たら、周りの塔頭寺院もお見逃しなく。意外とゆっくり拝観できますよ。

建仁寺塔頭 正伝永源院(詳細情報はこちら)
祇園にあり、アクセス便利。紅葉はもちろん、襖絵などの文化財も楽しみたい方におすすめです。

【紅葉x極楽浄土】ライトアップが復活!
平等院の夜間特別拝観「瑞光照歓 ~錦秋のあかり~」



京都の秋は、夜間拝観・紅葉ライトアップが各地で行われるとあって、どこに行こうか悩むところ。スタッフ“カツオ”さんが「おすすめ京都紅葉ライトアップ2017」で、混雑回避の裏ワザを交えながら東寺や永観堂などをご紹介していましたが、私“かりー”のおすすめは、宇治市の平等院

「え、平等院ってライトアップしてたかなぁ?」という皆さま、実はこの秋、2014年に行われた「平成の大修理」後初めて「夜間特別拝観」が一般向けに公開されるのです。平等院といえば極楽浄土をイメージして建てられた鳳凰堂(国宝)。美しい姿をとどめる鳳凰堂と、紅葉ライトアップのコラボレーションは必見! 水鏡に浮かびあがる様子は、夜ならではの光景です。ミュージアム鳳翔館も公開され、平等院に遺る国宝・重要文化財の数々もご覧いただけます(鳳凰堂内部の拝観はありません)。



お寺の方に聞いてみると、「“紅葉ライトアップが見たい”という声をいただき、7年ぶりに一般向け特別拝観を行うことになりました。『平成の大修理』後では初公開となるので、以前とはまた違う光景をご覧いただけると思います」とのこと。
まさに、皆さまの願いが叶ってのイベントですね。最寄りのJR「宇治駅」は、「京都駅」から快速電車で17分ほど。ぜひ足を運んでみてください。

⇒平等院の紅葉情報はこちら


■夜間特別拝観「瑞光照歓 ~錦秋のあかり~」
【日程】2017年11月18日(土)・19日(日)・23日(木・祝)~26日(日)、12月1日(金)~3日(日)
    18:00~20:30(受付終了20:00) 
※昼夜入替制
※茶房藤花は11月18日・25日、12月2日営業(抹茶のみ)
【料金】600円
【場所】平等院 詳細情報はこちら
【紅葉の見頃】例年11月下旬~12月上旬
【問合せ】0774-21-2861
【公式ホームページ】http://www.byodoin.or.jp/

幻想的なアートイベントが、2年ぶりに京都へやってくる!
大政奉還150周年記念「アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~」


アートアクアリウム城 過去開催時の様子


2014年に京都で初開催され人気を博した「アートアクアリウム城」が、2年ぶりに京都の夜を艶やかに彩ります。舞台となるのは、今年(2017年)大政奉還150周年で話題の世界遺産・二条城。城内でも通常非公開の空間で、金魚や鯉が、光・音楽・映像と織り成す幻想的なアートを楽しめます。


キリコリウム


過去2回開催されていますが、今年はなんと史上最大規模の「アートアクアリウム城」になるとか! 注目作品のひとつが、大政奉還150周年を記念した新作「大政奉還屏風絵図」。屏風をイメージした「ビョウブリウム」に、江戸末期から近代への日本美術史の遷り変わりが表現されます。そのほか、西日本初登場となる約3,000匹(!)の金魚が泳ぐ超大作「超・花魁」や、江戸切子で創作された煌びやかな「キリコリウム」など、初づくし♪


公演イメージ


アート展示だけでなく、特別講演「芸妓・舞妓の舞」「金魚の舞」が楽しめるのも魅力。展示作品と華麗な舞の融合で、さらに幻想的な世界へ誘われることでしょう。「そろそろ寒くなってきたな・・・」という方は、会場内の「夜祭BAR&お茶席」へ。京都の地酒で、楽しい宵の締めくくりを♪


★新幹線をご利用の皆さまに耳より情報
混雑が予想される、こちらのイベント。「エクスプレス予約」または「スマートEX」を利用して京都旅行へお越しの方限定で「特別プラン」が用意されています! 詳しくは公式ホームページでご確認ください。


■大政奉還150周年記念「アートアクアリウム城 ~京都・金魚の舞~」
【日程】2017年10月25日(水)~12月11日(月)
    17:00~22:00(受付終了21:30)
※雨天決行、荒天休止
※混雑時は入場制限が行われます
※特別講演の詳細は公式ホームページでご確認ください
【料金】1,500円
【場所】元離宮二条城 詳細情報はこちら
【問合せ】050-5542-8600(8:00~22:00)
【公式ホームページ】http://artaquarium.jp/kyoto2017/

今年も開催! 伝統文化とアート・食・音楽の融合型イベント
「KYOTO NIPPON FESTIVAL(京都ニッポンフェスティバル)」



昨年(2016年)12月3日・4日に開催された「KYOTO NIPPON FESTIVAL」が、スケールアップして帰ってきました! 今年は期間が1ヵ月強に延び、京都屈指の紅葉名所・北野天満宮を舞台に、アート・食・音楽など、日本文化の魅力を発信する美のイベントが開催されます。

メイン企画となるのは、現代美術家・永島千裕さんの個展「神のまにまに」や、乃木坂46の伊藤万理華さんによる企画展「伊藤万理華の脳内博覧会」のアート展示。そのほか、京都吉兆プロデュースによるフード(11月25日・26日のみ)や、いけばなや聞香(もんこう)のワークショップ(有料)など、様々な伝統文化を体験できます。


北野天満宮 もみじ苑


いろいろなワークショップがあって、何を体験しようか迷うところですが、私が気になるのは「写真家水野克比古氏・秀比古氏と撮る北野天満宮の紅葉」(11月21日)。あの京都を代表する写真家のおふたりによる講座の後には、開苑前の朝のもみじ苑で、贅沢な貸切撮影会が行われます。・・・カメラ好きな私としては、ぜひ参加してみたい!
ワークショップは内容によって開催日が異なります。 詳細は公式ホームページでご確認ください。


■KYOTO NIPPON FESTIVAL(京都ニッポンフェスティバル)
【日程】2017年10月21日(土)~12月3日(日)
※アート展 9:00~20:00(最終入場19:30)
※フード、ワークショップの詳細は公式ホームページでご確認ください
【料金】KNF特別鑑賞券 1,600円
    (永島千裕 個展「神のまにまに」+「伊藤万理華の脳内博覧会」+「もみじ苑」)
     ※会期中の各日先着100名限定で入場特典カードを配布します
【場所】北野天満宮 詳細情報はこちら
【公式ホームページ】http://www.kyotonippon.com/

 

Written by. かりー

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