4月に行きたいイベント5選 花街の“をどり”ほか

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北野をどり(上七軒)

 

春爛漫の4月の京都。今回は桜シーズン到来! ということで、「勧修寺の特別公開」や「岡崎十石舟めぐり」など、お花見と一緒に楽しみたいイベントを中心にお届けします。名前からして気になる「ミッドナイト念仏」もお見逃しなく。2018年4月のイベント情報をチェックして、さぁ、桜咲く京都へ!

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⇒「高台寺春の特別展」や「京都府庁旧本館の観桜祭」など、3月から続くイベントはこちら。



秘められた障壁画が見逃せない!
勧修寺の「春の特別公開」



現在「そうだ 京都、行こう。」のポスターで話題の勧修寺(かじゅうじ)。この春は、これまで滅多に公開されることのなかった書院(重文)が特別公開されます! 注目したいのは、江戸初期に宮廷絵師を務めた、土佐光起(みつおき)・光成(みつなり)親子による金地極彩色の障壁画。数百年経た今も色鮮やかに遺り、長らく非公開だったことがよくわかります。

期間中は嬉しいことに写真撮影が可能。通常、障壁画は撮影禁止が多いなか、「貴重なものはいつどうなるかわかりません。ぜひ後世に伝えてください」というご住職の思いから叶いました。貴重な機会ですので、思い出の1ページに収めてくださいね!
※襖絵の鑑賞・写真撮影は、お部屋の外の廊下部分からとなります。



そして観音堂を抱くように咲き誇るソメイヨシノなど、お花見もたっぷり楽しみましょう。過去に訪れたことのある方も、例年とは違う“勧修寺の春のひととき”を過ごせますよ。

⇒桜開花情報はこちら

■春の特別公開
【日程】2018年3月24日(土)~4月15日(日)
    9:00~16:30(受付終了16:00)
【場所】勧修寺 Google map
【料金】600円
【問合せ】075-213-1717(京都市観光協会/平日9:00~17:00)

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京都の春の風物詩
華やかな舞にうっとり・・・「花街の“をどり”」


北野をどり(上七軒)


春の訪れと共に開幕する、花街の“をどり”。京都には5つの花街がありますが、4月に春の舞踊公演が行われるのは「上七軒(かみしちけん)」「宮川町(みやがわちょう)」「祇園甲部(ぎおんこうぶ)」の3つ。それぞれの歌舞練場を舞台に、芸妓さん・舞妓さんによる華やかな舞が披露されます。花街によって異なる演出で、地元の方から国内外の観光客まで多くの人々を魅了。京都の春を代表するイベントのひとつです。
※祇園甲部は昨年に引き続き、京都芸術劇場 春秋座で行われます。
※チケットのご予約については、それぞれの公式ホームページでご確認ください。


北野をどり(詳細はこちら)
京都最古の花街とされる上七軒。北野天満宮のそばにあり、毎年3月25日から「北野をどり」がはじまります。芸妓さんと舞妓さんが総出演する艶やかな「上七軒夜曲」は圧巻!
【日程】2018年3月25日(日)~4月7日(土)
    13:30~、16:00~
【場所】上七軒歌舞練場 Google map
【料金】4,300円、お茶席券付4,800円
【問合せ】075-461-0148
【公式ホームページ】http://www.maiko3.com/

京おどり(詳細はこちら)
四条通の南、鴨川沿いにある宮川町の「京おどり」。今年の演目は「天翔恋白鳥(あまかけるこいのはくちょう)」全八景。ラストは、親しみやすいリズムの「宮川音頭」で締めくくります。
【日程】2018年4月1日(日)~16日(月)
    12:30~、14:30~、16:30~
【場所】宮川町歌舞練場 Google map
【料金】一等席券・茶券付4,800円、一等席券4,200円、二等席券・茶券付2,800円、二等席券2,200円(学生割引1,000円)
【問合せ】075-561-1151
【公式ホームページ】 http://www.miyagawacho.jp/kyoodori/

都をどり in 春秋座(詳細はこちら)
「都をどりはァ、ヨーイヤサー」の華やかな掛け声でお馴染みの、祇園甲部の「都をどり」。昨年に引き続き、京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内)で催されます。
【日程】2018年4月1日(日)~24日(火)
    12:30~、14:20~、16:10~
【場所】京都芸術劇場 春秋座(京都造形芸術大学内) Google map
【料金】茶券付特等観覧券4,600円、壱等観覧券3,500円
【問合せ】075-541-3391
【公式ホームページ】http://www.miyako-odori.jp/miyako/


ゆったりお花見クルーズ♪
「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」



いつもと違うお花見を楽しむなら、“舟”はいかがですか? 場所は、明治150年で注目が集まる遺構のひとつ、琵琶湖疏水。「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」では、桜が咲き誇る疏水沿いを、のんびり舟に揺られながらお花見が楽しめます。南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダムを往復する約25分のコースで、岡崎桜回廊ライトアップ期間は夜間運航が行われます。見頃の時季には乗船券が売り切れることもあるので、事前のWEB購入がおすすめ。
※乗船に関する注意事項などは、公式ホームページでご確認ください。

⇒桜開花情報はこちら


■岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり
【日程】2018年3月24日(土)~5月6日(日)
<3月24日(土)~29日(木)、4月11日(水)~5月6日(日)>
9:30~16:30発 ※15~60分毎に運航(状況により17:30発まで延長の場合あり)
<桜回廊ライトアップ:3月30日(金)~4月10日(火)>
8:00~20:30発 ※15分毎に運航
※往復約3キロ、所要時間約25分
【運休日】4月16日(月)・23日(月)
【乗船場】岡崎南禅寺舟溜り乗船場(琵琶湖疏水記念館前) Google map
【料金】1,200円
※WEB事前予約販売(別途WEB手数料1人108円要)、または当日乗船場にて販売。定員分が売切れ次第受付終了。
【問合せ】075-321-7696(京都府旅行業協同組合)
【公式ホームページ】http://kyoto-tabi.or.jp/

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平安時代の遊びを再現
上賀茂神社の「賀茂曲水宴」



毎年4月の第2日曜日に行われる、上賀茂神社の恒例行事「賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)」。平安時代に朝廷で催された遊宴が、当時の趣を伝える渉渓園で再現されます。平安装束に身を包んだ歌人が小川のそばに座り、盃(さかづき)が流れてくる間に歌をしたためる様子は雅やか。歌題は、前年の「葵祭」の斎王代が詠み上げます。今年(2018年)は、「賀茂曲水宴」再興25周年を記念して、演出家・宮本亜門氏が奉行を務めます。



上賀茂神社は世界文化遺産のひとつで、桜の名所としても大人気。例年「賀茂曲水宴」の頃も、桜の見頃が続いています。“雅やかな宴”と“華やかな桜”を、どうぞお楽しみください。

⇒桜開花情報はこちら


■賀茂曲水宴
【日程】2018年4月8日(日)
    13:00~
【場所】上賀茂神社[賀茂別雷神社] 詳細情報はこちら
【料金】1,000円(お茶券付、先着500名)
【問合せ】075-781-0011
【公式ホームページ】 http://www.kamigamojinja.jp/


ディープな京都の夜を体験!
知恩院の「ミッドナイト念仏 in 御忌」



「ミッドナイト念仏 in 御忌(ぎょき)」、この珍しいネーミングのイベントをご存知ですか? 行われているのは、お坊さま出演のPR動画やバンド結成など、新たな取組みが話題の知恩院。こちらも新しいイベントなのかな? と思いきや、なんとスタートは20年も昔! 毎年4月に行われる法然上人の忌日法要「御忌大会(ぎょきだいえ)」の期間に行われる行事のひとつで、年々人気を集めているそうです。


気になる内容は・・・



通常非公開の三門(国宝)の楼上にあがり、木魚をたたきながら「南無阿弥陀仏」とお念仏を唱えます。“ミッドナイト”と言いますから、行われるのは夜通し。時間内の都合の良いときに参加し、入退出は自由です。一度に楼上に入れるのは150人ほど。行列ができることもありますが、荘厳な雰囲気を一度は体験してみたいですね。


■ミッドナイト念仏 in 御忌
【日程】2018年4月18日(水)~19日(木)
    18日20:00~19日7:00
【場所】知恩院 詳細情報はこちら
【料金】無料
【問合せ】075-531-2111
【公式ホームページ】http://www.chion-in.or.jp/

 

Written by. かりー

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