お悩み解決! 京都の桜名所へのおすすめアクセス術

  • 散策
  • 知る・学ぶ
  • 桜情報
トップ
 

京都の観光名所へ“ざっくり”アクセス 3


3月も最終週になり、いよいよ本格的な桜シーズンが到来! 過去2回にわたり、勧修寺を含めた山科・醍醐エリアへのアクセス法京都観光の大定番“東山エリア”へのアクセス法を、おすすめ散策ルートも交えながらお届けしてきたこのシリーズ。第3回は、“ざっくり”の名にふさわしく、“桜名所が集中するエリア”をいくつかピックアップして、京都駅からの大まかなアクセス法をご紹介したいと思います!

まず押さえておきたい! 観光シーズンのおすすめ移動術は…


京都市営地下鉄

京都駅から市内各地の桜名所へアクセスする際に便利なのが“市バス”。京都駅からは東西南北のあらゆる方向に路線が張りめぐらされ、多くの桜スポットにアクセスが可能です。ただ、とりわけ観光繁忙期となる春や秋には、乗用車や観光バスなどで渋滞が発生しがち。かつて私“カツオ”も、有名観光スポットが点在する某エリアで、“歩いた方が断然早い”ということを体験しました…

せっかくの京都旅行、移動時間による“ロスタイム”は極力避けたいですよね。そこでおさえておきたいことが、“電車でできるだけ目的地に近づく”ということ。渋滞に影響されない鉄道を使って、上手にお目当てのスポットにアクセスしましょう!

岡崎・南禅寺エリアへは“地下鉄”の利用がおすすめ


平安神宮

壮大な三門で有名な南禅寺や人気急上昇中のインクライン(Google map)、青空に映える紅しだれ桜の名所として知られる平安神宮には、地下鉄の利用が断然おすすめです! 京都駅からは地下鉄烏丸線(国際会館行)に乗り、「烏丸御池駅」で東西線(六地蔵行)に乗換えます。その後、平安神宮へは「東山駅」(Google map)で、南禅寺へは「蹴上(けあげ)駅」(Google map)で降りましょう。
付近のバス停から北へ向かうバスに乗れば、哲学の道銀閣寺真如堂などへもアクセスが可能です。

★京都駅から岡崎・南禅寺エリアへの“ざっくり”アクセス★
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線(国際会館行)→「烏丸御池駅」乗換→東西線(六地蔵行)→「東山駅」or「蹴上駅」下車

★界隈の最新の桜開花情報をお届けします★
南禅寺平安神宮岡崎疏水真如堂宗忠神社金戒光明寺哲学の道
 



風光明媚な嵯峨野・嵐山エリアには“JR線”を利用しましょう


渡月橋

京都を代表する景勝地、嵯峨野・嵐山エリアへのアクセスは至ってシンプル! 京都駅からはJR山陰本線(嵯峨野線)に乗って「嵯峨嵐山駅」(Google map)で下車しましょう。渡月橋天龍寺などがある嵐山エリアには、南へ歩いて10分ちょっと。風情ある“竹林の小径”(Google map)や渡月橋を渡った先、小高い丘の上に堂宇を並べる法輪寺もおすすめの桜スポットです。



大覚寺大沢池

一方、「嵯峨嵐山駅」を北へ向かえば、大覚寺清凉寺など、嵯峨野エリアの桜名所へとたどりつきます。「歩くにはちょっとしんどそうだなあ…」という方は、「嵯峨嵐山駅」北口から丸太町通まで出て市バス「嵯峨嵐山駅前」バス停へ。そこから大覚寺行きのバスに乗車すれば、お金はかかりますがラクにアクセスできます♪

★京都駅から嵯峨野・嵐山エリアへの“ざっくり”アクセス★
JR「京都駅」→JR山陰本線(嵯峨野線)→「嵯峨嵐山駅」下車

★界隈の最新の桜開花情報をお届けします★
嵐山・渡月橋天龍寺大覚寺清凉寺二尊院



遅咲きの桜スポットで有名な仁和寺へは○○寺経由で


仁和寺

「京都の桜のフィナーレを飾るお寺」とも形容される仁和寺。遅咲きの桜だけにピーク時の道路混雑もあまりなく、京都駅から、お寺の目の前のバス停に停まる市バス(26系統)やJRバス(高雄・京北線)に“素直に”乗って移動しても大きなロスタイムは発生しないかもしれません。とはいえ、多少の渋滞を加味して乗車時間を40分ほどと考えれば、JR山陰本線(嵯峨野線)を使い「花園駅」(Google map)まで行ってしまってもいいかもしれません。というのも…



妙心寺 退蔵院

京都駅から「花園駅」までは乗車時間約10分。北へ5分ほど歩けば妙心寺に到着します。仁和寺の桜が“満開前”であるようなら、妙心寺の塔頭寺院、退蔵院に立ち寄ってみましょう。圧巻の紅しだれ桜に出会えるかもしれませんよ。仁和寺へは退蔵院から歩いて20分ほどとなります。せっかく京都まで来たのならば、ただただ長時間バスに揺られるのではなく、妙心寺の風景も楽しみながら仁和寺に向かうというのはいかがでしょうか。

★京都駅から仁和寺への“ざっくり”アクセス★
JR「京都駅」→JR山陰本線(嵯峨野線)→「花園駅」下車→妙心寺→仁和寺

★界隈の最新の桜開花情報をお届けします★
仁和寺妙心寺 退蔵院龍安寺法金剛院等持院
 



洛北の里、大原へは“あわせ技”を利用しましょう!


三千院

最後にご紹介するのは大原エリアへのアクセス。桜の種類にもよりますが、例年4月20日前後まで桜を楽しむことができ、「京都でのお花見に間に合わなかった…」という方にとっては注目のエリアです。京都駅からは、京都バス(17系統)で順調に行けばおよそ1時間で「大原」バス停に到着しますが、交通量の多い市街地を通り抜けるため、時間通りに運行しないことも多いようです。
そこでおすすめなのが、「地下鉄+京都バス」の“あわせ技”です! 京都駅から地下鉄烏丸線(国際会館行)に乗り、終点「国際会館駅」(Google map)で下車(乗車時間は約20分)。そこから京都バス(19系統)に乗換えて「大原」バス停を目指すというもの。バスの乗車時間は30分ほどで、なによりも大原までのルート上に渋滞の発生しやすい場所が少ないことが魅力です。バスの本数はあまり多くはないので、乗換え(接続)の時間にご注意くださいね!

★京都駅から大原エリアへの“ざっくり”アクセス★
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線(国際会館行)→「国際会館駅」乗換→京都バス19系統→「大原」バス停下車

★界隈の最新の桜開花情報をお届けします★
三千院寂光院

*****
今回ご紹介したアクセス術は、ほんの一例。更に効率的な手段が他にもあるかもしれませんが、京都に住む私の経験からより分かりやすい簡単アクセス法を“ざっくりと”ご紹介しました。少しでも旅のご参考になれば幸いです♪

Written by. カツオ

おすすめコンテンツ