
一休寺 本堂前(撮影日:2018年11月12日)
紅葉の季節ならではのイベントが各所で開催され、一段と盛り上がりを見せる京都。どこに行くか悩んでいる方は、魅力的なイベントを多数ご用意している「そうだ 京都、行こう。」オリジナルイベントもチェックしてみてください。
特におすすめなのが、紅葉が見頃を迎えそうな今週末(11月23~26日)に予定されている、「酬恩庵 一休寺」「東福寺 正覚庵」「大徳寺 興臨院」でのイベント。各イベントには“ココがスゴイ!”というポイントがあります。気になる現在の紅葉状況と合わせて、スタッフいち押しの見どころをお伝えしましょう。
【一休寺】初の紅葉ライトアップが幕を開ける!

一休寺 総門(撮影日:2018年11月12日)
まずご紹介するのは11月23日(金・祝)、24日(土)の2日間に渡って開催する「一休寺 秋の境内特別ライトアップ」。一休寺は、今秋の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台です。
本イベント最大のポイントは、紅葉シーズンのライトアップは“初”の試みということ。誰も見たことがない光景を、参加者限定でゆったりとお楽しみいただけます! まだ参加を決め切れずにいる皆さまのために、少しだけ夜のお寺の様子をご紹介しましょう。
⇒11月23日(金・祝)、24日(土)実施「一休寺 秋の境内特別ライトアップ」イベントの詳細はこちらからチェック!
紅葉はもちろん“一休さん”について詳しく知りたいという方は、お寺にゆかりのある4名の特別講師が対談する、トークショーもおすすめです!
⇒2018年11月25日(日)実施「一休さん x 新旧アートに迫る! スペシャルトークショー」イベントの詳細はこちらからチェック!

一休寺 参道(撮影日:2018年11月12日)
お寺の方の想いをもとに照明デザイナーがプロデュースした夜の一休寺。スポットライトのように意図的に光を絞ることで作り出された濃い陰影が、美しいモミジを一層引き立たせています。
柔らかな光に照らされた「山門から伸びる石畳の参道」や、赤いモミジと苔の緑のコントラストが美しい「本堂へとつづくモミジのアーチ」など、思わず息を呑む光景ばかり。まだまだビューポイントがありますので、ゆっくりお気に入りのアングルを探してみてください。

一休寺 本堂前 (撮影日:2018年11月19日)
今夏の猛暑の影響が心配でしたが、一休寺では枯れて縮んだ葉も少なく、大変美しい色づきを見せてくれています。すでに真っ赤に紅葉したモミジもありますが、まだまだ緑の木も多く、今週末にちょうど見頃を迎えそうです!
⇒現在の色づき状況は? 一休寺の紅葉情報はこちら
【東福寺 正覚庵】ついに公表! 秘められつづけた建物に注目

正覚庵 庭園から見た本堂(撮影日:2018年11月19日)
次に紹介するのは、25日(日)に開催する「東福寺正覚庵 庭園の早朝特別拝観」と26日(月)に開催する「東福寺正覚庵 秘蔵の庭の紅葉観賞」の2本。正覚庵は、紅葉名所で知られる東福寺の塔頭のひとつで、1年に1度、「筆供養」の日(11月23日)だけ一般に公開される、知る人ぞ知るお寺です。
「同じ場所なのにイベント名が違うのはなぜ?」という方に簡単にご説明すると、25日はお庭の中を散策いただき、26日は建物の中から庭園を鑑賞するスタイルで、日によって拝観箇所が異なります。ご覧いただける景色が大きく変わりますので、お申込みの際はご注意くださいね。
⇒11月25日(日)実施「東福寺正覚庵 庭園の早朝特別拝観」イベントの詳細はこちらからチェック!
⇒11月26日(月)実施「東福寺正覚庵 秘蔵の庭の紅葉観賞」イベントの詳細はこちらからチェック!

正覚庵 元煙突の楼閣(撮影日:2018年11月19日)
さて皆さまは、2018年10月に正覚庵から驚きの発表があったことをご存じでしょうか。実は、本堂に使用されている建物が今まで所在の明かされていなかった白洲(しらす)屋敷の一部だったのです!
“白洲屋敷”とは、「日本一ダンディな男」といわれた実業家 白洲次郎の父、白洲文平の邸宅のこと。敷地面積は約4万坪といわれ、名品を集めた美術館付きの贅をつくした屋敷だったそう。昭和初期に正覚庵に移築され、今日まで大切に守られてきました。

正覚庵 本堂内観
もとは煙突だったという楼閣や建物全体の造形美に興味のある方は、外観を眺められる25日へ、屋久杉板を使った天井の格子や床板の装飾も見事な旧邸宅内をご覧になりたい方は26日へご参加を。もちろん、両日へのお申込みもお待ちしています。内外随所に施された洒落た造りをご覧ください。

正覚庵 庭園から見た書院(撮影日:2018年11月19日)
紅葉も忘れてはいけません。台風の被害もほとんどなく、たくさんのモミジからなる圧倒的なボリュームは健在です。紅葉も上の写真の通り順調に進んでおり、お寺の方によると「このまま気候が安定すれば週末がピークになりそうですよ」と嬉しい予想もいただきました。
どちらの日も人数限定での貸切。見る場所で表情の変わる庭園を心ゆくまでご堪能ください。
【大徳寺 興臨院】THE 禅寺で過ごす、雰囲気抜群の夜

興臨院 方丈前庭(撮影日:2018年11月17日)
京都屈指の規模を誇る禅寺「大徳寺」には24もの塔頭がありますが、そのほとんどが通常非公開。11月25日(日)、26日(月)に開催する「大徳寺興臨院 夕刻の紅葉ライトアップ時間外貸切特別拝観」の会場である興臨院もそのひとつです。
昨年から始まったライトアップは、禅寺の凜とした雰囲気のなかにも、赤やオレンジの紅葉に彩られ華やかさを感じられると大変な評判となりました。今回は特別に、人数を制限しての貸切となるため、ゆっくりと紅葉をお楽しみいただけます!
⇒11月25日(日)、26日(月)実施「大徳寺興臨院 夕刻の紅葉ライトアップ時間外貸切特別拝観」イベントの詳細はこちらからチェック!

興臨院 唐門前(撮影日:2018年11月17日)
鑑賞スポットは大きく分けて4つ。ひときわ大きなモミジが植わる唐門前。白砂と苔、紅葉の生み出すコントラストが美しい方丈前庭。ボリュームのある紅葉が楽しめる方丈の西庭と北庭。小さいながらも品良くモミジが植栽された中庭。どこも、趣の異なる秋景色を楽しむことができます。
すべて屋根のある場所から眺めることができますので、急な雨でも慌てず楽しめるのも嬉しいところ。堂内に流れる琴の音色に耳をすませながら、夜の禅寺で落ち着いたひとときをお過ごしください。

興臨院 方丈北庭(撮影日:2018年11月17日)
気になる紅葉の状況ですが、「例年通りの進み具合。昨年と同じく今週末に見頃を迎えるのでは」とのこと。毎年、興臨院のモミジは12月頃までつづくことがほとんどで、「散ってしまった!」という心配もなさそうです。
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幸運なことに、どのお寺も猛暑や台風の被害が少なく、紅葉もイベント時に見頃を迎えそう。すでに申込まれた方は、各イベントで素晴らしい思い出を作ってくださいね。まだ申込まれていない方は、お席に若干の空きがございますので、奮ってご参加ください!
\残席僅かです!/
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⇒「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードとは?