ストレスフリーで快適! 地下鉄でめぐる京都の紅葉狩り

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南禅寺 天授庵

南禅寺 天授庵

京都には紅葉スポットが多く、どこに行こうか迷ってしまいますよね。でも「このお寺までどうやって行けばいいのかな」、「どのバスに乗るのが効率的なんだろう・・・」など、ちょっと考えるのが煩わしくなりませんか。慣れない土地で公共交通機関に乗るのはちょっと不安がつきまとう上に、少し面倒に感じてしまいますよね。乗換が必要になると、なおさらのこと・・・

「面倒なことは考えずに、紅葉の名所に行きたい」、「渋滞にあうのもイヤだ」、そんなお望みに応えるべく、京都の名だたる紅葉スポットをラクにめぐる方法を考えてみました! 今回は、“朝の9時ぐらいに京都駅を出発し、名所の多い岡崎エリアから山科方面に紅葉狩りへ”、という設定(日帰り可)でお送りします。

“ロスタイム”なく移動する手段といえば・・・

地下鉄1日券(デザインは変更となる場合があります)

地下鉄1日券(デザインは変更となる場合があります)

京都観光の交通手段というと、“バス”が思い浮かびますが、観光シーズンは渋滞必至。ということで、おすすめなのが“地下鉄”です。地下鉄であれば、渋滞に巻き込まれる心配もなく、(よほどのことがない限り)時間も正確です。
そして、おすすめの理由がもうひとつ。1日800円で全区間が乗り放題となるオトクな「地下鉄1日券」があるんです! これさえあれば、地下鉄に乗り放題なので、ずいぶんおトクです。購入もカンタンで、地下鉄各駅の自動券売機などでゲットできますよ。それでは、地下鉄に乗って、出発進行~♪

⇒「地下鉄1日券」の詳細は、京都市交通局のホームページよりご確認ください
おすすめ情報
地下鉄1日券と南禅寺の方丈(国宝)の拝観券、さらに南禅寺の三門と紅葉をデザインした「そうだ 京都、行こう。」限定オリジナル切り絵御朱印の授与がセットになった特別プランを販売中! この秋はぜひご利用ください♪
⇒「限定【切り絵御朱印】授与 南禅寺拝観と地下鉄1日券」の詳細はこちら
※EXサービス会員限定のプランです。会員でない方は、事前に新規会員登録(スマートEXは無料)が必要となります。

地下鉄の乗換駅は「烏丸御池(からすまおいけ)駅」ただひとつ!

烏丸御池駅

烏丸御池駅

京都の地下鉄はいたって単純明快! 京都駅も通り南北に延びる「烏丸線」と、東西に延びる「東西線」、この2つの路線のみ。そして、2つの路線が交差するのが「烏丸御池駅」。「烏丸御池駅」が京都の地下鉄の“ハブ”となります。さて、京都駅を出発し、烏丸御池駅で東西線(六地蔵行)に乗換えて、今年話題の“あのお寺”がある岡崎エリアに向かいたいと思います。
ここでワンポイントアドバイス。京都駅で地下鉄に乗車する際は、前寄りの車両がおすすめ。烏丸御池駅での乗換がスムーズになりますよ!

「蹴上(けあげ)駅」のまわりは紅葉名所のオンパレード♪
南禅寺


南禅寺

南禅寺

「烏丸御池駅」からおよそ6分。 地下鉄東西線を「蹴上駅」で降りれば、紅葉の名所がたくさん! 駅から10分ほど歩けば、今年の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンの舞台・南禅寺に到着です。境内の紅葉を眺めながらふらっと歩くも良し、三門に登り境内を見下ろしてみるのも良いですね。有名な“水路閣”は、いつ訪れても、ついつい記念写真を撮りたくなってしまいます♪

⇒現在の色づき状況は? 南禅寺の紅葉情報はこちら

\「そうだ 京都、行こう。」秋キャンペーン特設サイト/

南禅寺 天授庵・南禅院もおすすめです

南禅寺 天授庵

南禅寺 天授庵

こちらは南禅寺とあわせてCM・ポスターに登場する塔頭の天授庵。方丈前の枯山水庭園の紅葉がお見事です。スペースさえあれば、方丈の縁に腰を掛けて、お庭をぼんやり・・・ ということもできますので、ちょっとひと息つくのに良いですよ。

⇒現在の色づき状況は?南禅寺 天授庵の紅葉情報はこちら

南禅寺 南禅院

南禅寺 南禅院

紅葉の“穴場的スポット”が、こちらの南禅院です。お庭はさほど広くはありませんが、ご覧ください、紅葉のグラデーションが綺麗でしょう! 赤・黄・オレンジなど・・・ 秋は“イロドリの宝庫”ともいうべきお庭を楽しむことができます。南禅寺のなかでは、比較的人混みも少ない場所かと思いますので、ぜひ立ち寄っていただきたいおすすめのスポットです。

⇒現在の色づき状況は? 南禅寺 南禅院の紅葉情報はこちら

「お見事!」な紅葉がお出迎え♪ 永観堂

紅葉の時季、京都ではあの東福寺に負けず劣らずの人気を誇るのが永観堂。南禅寺から歩いて5分ほどの場所です。およそ3,000本といわれる楓が織り成す風景は“圧巻”という言葉がぴったり。秋の京都旅の大本命として訪れる方もきっと多いことでしょう。紅葉に彩られた広大な境内をゆっくり拝観するとなると、最低でも1時間は見積もっておいた方が良いと思います。見ごろの時季は大勢の方で賑わいますが、納得の美しさです!

⇒現在の色づき状況は? 永観堂の紅葉情報はこちら

昼食は、せっかくなら“京都グルメ”はいかが♪

  • ゆどうふコース「花」 1客3,630円 ※写真の湯豆腐は2名様分のイメージ

    ゆどうふコース「花」 1客3,630円 ※写真の湯豆腐は2名様分のイメージ

朝9時ごろに京都駅を出発し、南禅寺・永観堂界隈で紅葉狩りを楽しむと、おそらくこの辺りで“お昼”を迎えることになります。せっかく京都に来たわけですので、京都らしいご飯が食べたいですよね。そんな皆さんにおすすめなのが、湯どうふの名店、南禅寺 順正です。 “京都グルメ”の定番である「湯どうふ」を味わえば、「あぁ、京都にいるなぁ・・・」と感じること請け合いのランチタイムになるでしょう♪

さあ、昼食を済ませたらふたたび「蹴上駅」に戻り、紅葉散策を再開します!

■南禅寺 順正
【営業時間】11:00~15:30(ラストオーダー14:30)、17:00~21:30(ラストオーダー19:00)
※土曜日夜のラストオーダーは20:00
【定休日】無休
【電話】075-761-2311
【アクセス】地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.to-fu.co.jp/

山科方面へ遠征してみましょう!

せっかくの地下鉄1日券。有効活用すべく、他のエリアへ足をのばしてみましょう!

「蹴上駅」から東へ、そして南へと大きく進路を変える東西線の駅近くにも紅葉の名所が点在。「山科駅」であれば毘沙門堂、「醍醐駅」であれば醍醐寺など、名だたる名所が点在しています。“最新の紅葉の色づき状況”と相談して、どこに行こうか決めてみてもいいでしょう。比較的、観光客の賑わいも控えめなエリアなので、ゆっくり紅葉狩りを楽しみたいという方におすすめです♪

「山科駅」が最寄りの紅葉名所をチェック!
毘沙門堂・安祥寺

  • 毘沙門堂

    毘沙門堂

「山科駅」から20分ほど歩くと毘沙門堂に到着。ご本尊の毘沙門天は伝教大師・最澄自作と伝わり、「京の七福神」にも数えられるお寺です。境内にはたくさんのモミジが植わり、晩翠園や弁天堂の周りなど、錦模様を眺めることができます。晩秋には、勅使門へと続く参道に降り積もる真っ赤な紅葉が圧巻の美しさですよ!

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  • 安祥寺

    安祥寺

  • 十一面観音菩薩立像

    十一面観音菩薩立像

「山科駅」から徒歩約10分(毘沙門堂からは徒歩約11分)。山科疏水沿いにひっそりと佇む安祥寺は通常非公開のお寺ですが、今年の秋も特別公開が行われます。紅葉とあわせて、ご本尊・十一面観音菩薩立像(重文)や、2022年完成の、雌雄の龍をイメージした庭園「蘚苔蟠龍(せんたいばんりゅう)」をゆっくり眺めてみてください。

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■秋の特別拝観
【日程】2023年10月21日(土)・22日(日)、11月3日(金・祝)~5日(日)、18日(土)~25日(土)
    9:00~17:00(受付終了16:00)
【拝観料】500円

「小野駅」が最寄りの紅葉名所をチェック!
隨心院・勧修寺

  • 隨心院

    隨心院

  • 如意輪観音菩薩坐像

    如意輪観音菩薩坐像

隨心院は、「小野駅」から歩いて5分ほど。皇族出身者が住職を務めた格式高い門跡(もんぜき)寺院であり、品良く紅葉に彩られます。こちらでは、心静かに自分と向き合いながら、写経や写仏にもチャレンジできます。
11月は、2022年に修復された秘仏の本尊・如意輪観音菩薩坐像(重文)の特別御開帳を実施。美しく蘇ったお姿をぜひ拝見しましょう♪

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⇒写仏体験@隨心院の詳細はこちら
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  • 勧修寺

    勧修寺

「小野駅」から徒歩約6分(隨心院からは徒歩約10分)の場所にある勧修寺。様々な花の名所として知られますが、境内にはモミジも多く、観音堂や宸殿に寄り添う紅葉が絵になります♪。京都市の名勝にも指定される美しい庭園を歩きながら、ゆっくりと紅葉狩りをお楽しみください。

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もし、時間があれば・・・
京都の繁華街エリアにも行けちゃいます

さて、そろそろ「もみじは満足してきた・・・」のでは? まだ時間に余裕があれば、“街”に戻りましょう! 東西線(太秦天神川行)に乗って「烏丸御池駅」や、さらにそこから烏丸線(竹田行)に乗換えて「四条駅」へ。三条通・四条通界隈の気になるカフェや、老舗でお買物を楽しむのはいかがでしょうか。

京都を代表する紅葉名所をたっぷりめぐり、京都グルメを楽しみ、そして街歩きまでできてしまう。時間ギリギリまで街歩きを楽しむのもいいですが、夜は幻想的な紅葉ライトアップを訪ねていただきたい! 少し早めに地下鉄に乗って旅の仕上げへと参りましょう。

絶景を目に焼き付けて帰りましょう!

東寺

東寺

地下鉄烏丸線(JR)京都駅から徒歩で15分ほど。2017年秋の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンCMやポスターになった東寺のライトアップへ。実は「そう京」スタッフは、ほぼ毎年見に来ています・・・ それだけに、本当に見ていただきたい! ライトアップは18時からの開門となりますが、特に土曜・日曜などの休日であれば、17時頃から開門待ちの列ができることもしばしば。「行列に並びたくない」、「ライトアップが始まるまでの時間調整も面倒だなぁ」という方は、17時10分から先行入場し、ライトアップを楽しむことができる(しかも入場者数限定!)オトクな旅行プランをチェックしてみてくださいね。

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■東寺 紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観
【日程】2023年11月1日(水)~12月10日(日)
    18:00~21:30(受付終了21:00)
【拝観料】1,000円

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地下鉄でめぐる京都旅、いかがでしたか。今回は岡崎エリアから山科方面へと旅してみましたが、別のエリアに行く場合も、よほどの遠回りにならない限り、交通渋滞に巻き込まれない地下鉄や私鉄など電車を使って可能な限り目的地まで近づくということを意識されるのがポイントかと思います。

秋の京都旅行、ストレスフリーでじっくりと紅葉を楽しんでくださいね!
※掲載内容は2023年10月20日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

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