年のはじめに、「都七福神めぐり」をしてみた。

  • 体験
  • イベント・歳時
七福神

※2018年の記事を改編しました

 

皆さんは、“七福神めぐり”をしたことはありますか? ”七福神を祀る社寺をお参りすることで福がもたらされる”という巡拝は日本各地で行われていますが、実は京都が発祥なのだそうです。特に新春に巡拝すると“七難即滅”、”七福即生極まりなし”とされ、功徳が大きいとのこと。「これは、お正月にぜひ回ってみたい!」と、今回は、数ある七福神めぐりの中でも日本最古と言われている都七福神めぐりに挑戦してみました! 六波羅蜜寺、恵美須神社、革堂[行願寺]、松ヶ崎大黒天[妙円寺]、東寺[教王護国寺]、赤山禅院、萬福寺の7カ所を2日かけてお参りしてきました~♪

⇒【古都こよみ】1月に行きたいイベント5選でも紹介しています。 


【弁財天】六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)


01

六波羅蜜寺 福飾り授与所(撮影日:2018年1月3日)


都七福神の巡拝はどこからはじめてもOKとのこと。私は、京阪「清水五条駅」から徒歩約10分の六波羅蜜寺からスタートすることに。お参りした日はお正月ということに加えて、皇服茶(おうぶくちゃ)や弁財天吉祥初稲穂が授与される期間(毎年1月1日~3日まで)だったということもあり、境内には参拝の方がたくさん!
金運と財運の神・弁財天様を祀る「弁天堂」にお参りをすると、お坊さまから初稲穂をいただけます。受け取った時点では稲穂だけなのですが、“福ひょうたん”や“金俵”といった福飾り(500円~)を付けて玄関内側の高いところへ飾ると、実り豊かな一年になるのだそうです。


02

初稲穂と色紙(大護符)


お参りをした“証”を残そうと、授与所で都七福神めぐり用のご朱印色紙(大護符・2,000円)をいただきました。色紙は他の6社寺でも授与されていますが、色紙の大きさや種類は社寺によってさまざまです。六波羅蜜寺で授与されている色紙は、写真のような金色。力強く書いていただいた「弁財天」の文字から、パワーが伝わってくるようです。


■六波羅蜜寺
【拝観時間】8:00~17:00
【拝観料】境内無料、宝物館600円
【電話】075-561-6980
【アクセス】京阪本線「清水五条駅」から徒歩約9分、市バス「清水道」バス停から徒歩約7分 Google map
【ホームページ】http://rokuhara.or.jp/


【ゑびす神】恵美須神社(えびすじんじゃ)


03

六波羅蜜寺から6分ほど北へ歩き、商売繁盛の神・ゑびす様を祀る恵美須神社へ向かうと、なにやら本殿前の鳥居に人だかりが・・・ 近づくと、参拝者が小銭を上に向かって投げています。
なんでも、鳥居に飾られた箕(み)にお賽銭を投げ、上手く入れられることができれば願いが叶うとのこと。「あ~、惜しかった!」「ここから投げたら入りやすいよ」など互いに声を掛け合い、皆さん楽しそうに投げていらっしゃいました。わたしも挑戦してみたのですが意外と難しく、6回ほどチャレンジしてようやく入れることができました。願い事が叶うといいな~♪  


04

本殿に参拝をして、授与所で先ほどの色紙にゑびす様のご朱印をいただきました。
都七福神めぐりの各社寺では、ご朱印をいただく方のために、親切にも墨を乾かすドライヤーが用意されています。決して、髪を乾かしたり、暖を取るために置かれているのではありませんよ(笑) 色紙の場合、ご朱印帳のようにはさみ紙ができないので、これならカバンやお洋服を汚さずに安心ですね♪  


■恵美須神社(京都ゑびす神社)
【参拝時間】8:30~17:00
【参拝料】無料
【電話】075-525-0005
【アクセス】市バス「河原町松原」バス停から徒歩約8分 Google map
【ホームページ】http://www.kyoto-ebisu.jp/


【寿老神】革堂[行願寺](こうどう[ぎょうがんじ])


05

寺町通に佇む革堂は、1000年以上の歴史をもつ古刹です。
境内には「寿老人(じゅろうじん)神堂」があり、堂内をちらりと覗くと、格子の向こう側にろうそくに照らされた寿老神像を拝見することができます。この神様は、不老長寿のご利益を授けてくださるとのこと。手相占いで「君、生命線が短いわ~。病気には気をつけてね~」と言われた経験のあるわたし。なるべく健康で長生きができるようにお願いしました。寿老神様、どうかお願いします!  


06

右下が寿老神様のご朱印です。ひとつずつ増えていくご朱印を見ると、だんだん神様とのご縁が深まっていくようでなんだか嬉しくなってきますね♪
都七福神めぐり1日目は、市街地にある六波羅蜜寺、恵美須神社、革堂の3社寺を巡って終了。あと1日で、残る4社寺を頑張って巡りますよ~!


■革堂[行願寺]
【拝観時間】8:00~16:30
【拝観料】境内無料
【電話】075-211-2770
【アクセス】市バス「河原町丸太町」バス停から徒歩約3分 Google map


【大黒天】松ヶ崎大黒天[妙円寺](まつがさきだいこくてん[みょうえんじ])


07

都七福神めぐり2日目は、松ヶ崎大黒天から。
こちらのお寺は、京都の夏の風物詩・五山の送り火の「法」が点火される松ヶ崎東山の麓にあります。写真だとちょっと(というか、かなり)わかりにくいとは思いますが、木がなく、ポッカリ空いている部分が火床(ひどこ)で、毎年8月16日、ここに「法」の文字が浮かび上がります。


08

ご本尊の大黒天様は、昭和44年(1969)に起こった火災から、無事に難を逃れたことから「火中出現火伏守護の大黒天」と呼ばれ信仰されています。京都の火伏せの神様というと、通称「愛宕さん」と呼ばれる愛宕神社が有名ですが、こちらの大黒天様も霊験あらたかな神様です。
本堂の前には可愛らしい「なで大黒さん」が鎮座していて、身体の悪い部分をさすって祈願するとご利益があるのだとか! 訪れたときは鼻の調子が悪かったので、なで大黒さんのお鼻を一生懸命なでなでしていきました。 


■松ヶ崎大黒天[妙円寺]
【拝観時間】9:00~17:00(ご朱印受付は16:30まで)
【拝観料】境内無料
【電話】075-781-5067
【アクセス】地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」から徒歩約20分 Google map
【ホームページ】http://matugasaki-daikokuten.net/


【福禄寿】赤山禅院(せきざんぜんいん)


09

松ヶ崎大黒天から25分ほど東へ歩いて赤山禅院へ。ここでお祀りされている福禄寿様は、幸・俸・長寿の三徳を兼ね備えているという神様です。境内を奥へ進むと、福禄寿様が祀られる「福禄寿殿」があります。参拝しようとお堂の前に立ったところ、横から視線を感じる・・・


10

目を向けると、お堂の真横に七福神様たちがずらりと勢揃いされていてビックリ。これだけジ~ッと見られたら緊張する!! と思いつつも、七福神様に見守られながらお参りをしました。


11

福禄寿殿前にある授与所では、この方たちを発見! そう、“かりー”さんがお届けしている「ゆるみくじ」ブログの第1回目に登場した、「福禄寿様のゆるみくじ」です! ニコニコとほほえむ福禄寿様たち、やはりゆる~いですね(笑) 赤山禅院を訪れたら、こちらもお見逃しなく。


■赤山禅院
【拝観時間】9:00~16:30
【拝観料】境内無料
【電話】075-701-5181
【アクセス】市バス「修学院離宮道」バス停から徒歩約15分 Google map
【ホームページ】http://www.sekizanzenin.com/


【布袋尊】萬福寺(まんぷくじ)


12

お次はず~っと南へ向かいます。平等院のある宇治のすこし手前、JR「黄檗(おうばく)駅」のそばに布袋様をお祀りする萬福寺があります。まずは、「天王殿」に鎮座されている大きな弥勒菩薩(布袋)坐像にお参りを。ニコッと笑うお顔とふくよかな身体の布袋様に、心が和んでしまいます(笑)
弥勒菩薩(布袋)坐像の横には「布袋袋(ほていふくろ)祈願」の布袋が。これは、自分の願い事を書いた紙を袋に詰め、奉納棚に吊して成就を祈願するというもの。5色ある袋の色によって金運、健康長寿など願い事が変わるそうなので、私は迷わず恋愛成就の赤を選び、「今年は素敵な彼氏とイルミネーションを見に行けますように」とお願いしました(笑)


13

布袋様のご朱印の横に写る大きなお魚は、木魚の原形になったという“かいぱん”。時間を知らせるためのもので、今でも食事や法要の際などに鳴らして使われているとのこと。“お魚そのまま”の形をしているのがとてもキュートなので、萬福寺へ参拝の際はこちらにもご注目くださいね。


■萬福寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
【電話】0774-32-3900
【アクセス】JR奈良線「黄檗駅」から徒歩約5分 Google map
【ホームページ】http://www.obakusan.or.jp/


【毘沙門天】東寺[教王護国寺](とうじ[きょうおうごこくじ])


14

長かった都七福神めぐりも、いよいよ終わりが近づいてきました! 最後は東寺の「毘沙門堂」です。
こちらは、元々は、国宝の「兜跋毘沙門天(とばつびしゃもんてん)像」を安置するために建てられたお堂。平安京の羅城門上に祀られていたと伝わる、唐から招来された異国情緒溢れる尊像なのですが、現在は宝物館に収蔵されています。いまお堂に祀られているのは別の毘沙門天像です。毘沙門天様をお参りすれば、なんと十種の福を得ることができるのだそう! たくさんの福をいただけるといいなぁ・・・ と期待しながら手を合わせました。

そんな毘沙門堂で、可愛らしいあの方にふたたび会ってきましたよ。


15

東寺の隠れた見所をご案内する記事でも登場した「贔屓(ひいき)」さん。松ヶ崎大黒天のなで大黒さんと同じく、身体の悪い部分をなでると治してくれるという優しい(!)お方です。
なで大黒さんのお鼻もなでましたが、「念には念を」ということで、贔屓さんのお鼻もなでなで(笑) なで大黒さんと贔屓さんのお力添えのおかげで、いまではだいぶ良くなったように思います。


16

納経所で毘沙門天様(右列真ん中)のご朱印をいただき、これにて7社寺すべてお参りしました! 東寺の五重塔とともに、完成した色紙をパシャリ♪

■東寺[教王護国寺]
【拝観時間】境内5:00~17:00
      金堂・講堂8:00~17:00(受付終了16:30)※季節により変動あり
      宝物館(春秋のみ開館)9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】境内無料、金堂・講堂500円、宝物館(春秋公開)500円
【電話】075-691-3325
【アクセス】JR「京都駅」から徒歩約15分 Google map
【ホームページ】https://toji.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。
★「京の冬の旅」で五重塔を特別公開!

***
「都七福神めぐり」の7社寺は、京都の北から南まで離れて点在しているので、移動がなかなか大変! でも、この“重みある”色紙を眺めていると、7人の神様達に温かく見守られ、たくさんの幸福をいただいているような気がします♪ ちなみに、色紙は毎年新しく授与いただくことが福徳につながるそう。「年初は都七福神めぐり」を恒例行事とするのがいいかもしれませんね! 2020年も、良き一年となりますように♡


■都七福神めぐり
【日程】通年授与
【場所】恵美須神社、松ヶ崎大黒天[妙円寺]、東寺[教王護国寺]、六波羅蜜寺、赤山禅院、革堂[行願寺]、萬福寺
 ※拝観・参拝・朱印受付時間等は、社寺により異なります
【料金】朱印料各300円、色紙(大護符)1,500円~3,000円(朱印料別)、お軸500円
    ※お軸は、松ヶ崎大黒天[妙円寺]では販売していません。
【問合せ】075-561-6980(都七福神事務局/六波羅蜜寺)
【公式ホームページ】http://miyako7.jp/

\1日で全札所をめぐるバスツアーの利用も便利です/
※毎年元旦より1月末まで、京都定期観光バス「都七福神めぐり」コースが運行しています。
 詳細は公式ホームページをご確認ください。

 

Written by. 「そう京」編集部

おすすめコンテンツ