2月に行きたいイベント5選 節分ほか

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廬山寺

節分会 追儺式鬼法楽(廬山寺)

 

いちだんと冷え込む2月の京都には、この時季ならではのイベントがいっぱい! 憧れのグルメを特別価格で楽しめる「京都レストランウインタースペシャル2018」や京都各地で賑わう「節分祭」など、梅の便りが少しずつ届きはじめる2月、注目のイベント情報をご紹介します。
※2月18日(日)は、京都市内で「京都マラソン2018」が開催されます。交通規制も行われますので、京都旅行を計画されている方は、ご注意ください。

⇒1月にスタートした「京の冬の旅」非公開文化財特別公開は、3月18日(日)まで開催中!


2月限定。特別なグルメを、特別な価格で♪
「京都レストランウインタースペシャル2018」


吉田山荘


今年(2018年)で9回目を迎える、冬のグルメイベント「京都レストランウインタースペシャル」。2月は一年を通して、野菜や魚などの食材が特に美味しいといわれる季節。そんな2月の1ヵ月限定で、京料理をはじめイタリアン、フレンチなど多種多様なジャンル選りすぐりのお店が提供する“特別メニュー”を“特別な価格”で楽しめます。今回参加するのは、老舗料亭から新進気鋭のお店まで、過去最多の200店舗! 初回は109店舗だったそうなので、その数からもイベントの人気度がうかがえますね。


明治創業以来のレシピで作るお料理コース(開晴亭 北山本店)※ランチのみ


また明治維新より150年の節目を迎える今年は、明治期のエピソードをもつ4店舗で「明治150年記念限定メニュー」もご用意。「開晴亭 北山本店」では「明治創業以来のレシピで作るお料理コース ※ランチのみ」、「近江牛 松喜屋 京都四条店」では「明治復刻牛鍋」など。店舗情報やメニューの詳細は、公式ホームページでご確認ください。


■京都レストランウインタースペシャル2018
【日程】2018年2月1日(木)~28日(水)
【場所】京都府内200店舗
【料金】下記価格から、昼夜各ひとつの価格帯にて特別メニューをご用意します(昼のみ・夜のみの参加店舗もあります)
    1,500円、2,500円、3,500円、5,000円、7,500円、10,000円、12,000円、15,000円
    ※全て消費税・サービス料込み
    ※甘味・スイーツの店舗は、すべて1,500円となります
【問合せ】075-257-3232(京都レストランウインタースペシャル事務局/平日9:00~18:00)
【公式ホームページ】http://www.krws.jp


子供から大人まで楽しめる行事!
福を呼び込む「節分祭」


節分祭(吉田神社)


2月を代表する年中行事といえば節分。「鬼は~外!」「福は~内!」のかけ声で豆をまき鬼を追い払う行事は、皆さんも子供の頃、楽しみにされていたのではないでしょうか? 京都のお寺や神社では、毎年2月2日~4日の間に「節分祭」が行われます。「追儺(ついな)式」という鬼やらいの儀式を行う社寺が多く、赤鬼や青鬼が境内に登場します。

⇒なぜ豆をまくの? 鬼の正体とは? 気になる「節分のいろは」はこちら

特に有名なのが、約50万人が訪れるという吉田神社の「節分祭」。2日・3日には800もの露店が並び、2日に行われる追儺式も見応えたっぷりです! そのほか、花街近くに位置する八坂神社北野天満宮では、芸妓さん舞妓さんによる舞の奉納や豆まき、新選組ゆかりの壬生寺では壬生狂言の上演が行われます。


懸想文売り(須賀神社)


独特の風習が伝わるのは、須賀神社。こちらは鬼ではなく、水干烏帽子(すいかんえぼし)姿の“懸想文(けそうぶみ)売り”が登場します。「懸想文」(1,000円)とは、現代で言うラブレターのこと。2日・3日の2日間限定で授与され、タンスに入れておくと、より美しくなり良縁に恵まれると伝わり、女性に大人気なんですよ♡

ひとくちに「節分祭」といっても、社寺によって内容も様々なので、数ヵ所めぐってみるのもおすすめです。今年は2月3日が土曜日にあたるので、京都旅のスケジュールに合わせやすいのが嬉しいですね。この機会に京都ならではの「節分」を体験してみませんか。

⇒京都各地の「節分」ガイドはこちら



若冲ゆかりのお寺で、若冲作品に浸る
宝蔵寺の「寺宝展」

「南瓜雄鶏図(部分)」白歳筆、「竹に雄鶏図(部分)」若冲筆、宝蔵寺蔵


江戸時代中期に活躍した、奇想の画家・伊藤若冲(じゃくちゅう)。今なお人気を博す絵師が誕生したのが、京都・錦市場の青物問屋です。錦市場からほど近くにある伊藤家の菩提寺・宝蔵寺では、若冲の誕生日にあたる2月8日にあわせて、毎年「寺宝展」が開催されています。

期間中は、普段は拝見できない、初期に描いたとされる「竹に雄鶏(ゆうけい)図」やインパクト抜群な「髑髏(どくろ)図」など、若冲作品を中心とした15点を特別公開。若冲の弟・白歳筆の「南瓜雄鶏図」は、この冬、宝蔵寺で初公開となります。ガラスケース越しではなく、間近に拝見できるのも嬉しいポイントですよ。



宝蔵寺といえば、若冲の「髑髏図」をモチーフにした御朱印が大人気。期間中は、「若冲生誕会」のドクロ朱印(500円、書き置きのみ)が特別授与されるので、若冲ファンは見逃せませんね!

⇒細見美術館では「はじまりは、伊藤若冲」展を開催中!


■寺宝展
【日程】2018年2月3日(土)~8日(木)
    10:00~16:00
     ※2月5日(月)は拝観・御朱印受付休止、2月8日(木)は12:30まで
【場所】宝蔵寺 Google map
【料金】500円
【問合せ】075-221-2076
【公式ホームページ】http://www.houzou-ji.jp/


底冷えの京都で、ポッカポカ!
三千院の「幸せを呼ぶ初午大根焚き」



「12月に行きたいイベント5選」でご紹介した、冬の風物詩「大根焚き」。洛北にある三千院では2月の初午の日にあわせて、無病息災と開運招福を願い、大根焚き(なんと無料!※拝観料要)が振る舞われます。地元・大原で収穫された大根を使って、毎年1万食が準備されるとか。熱々の大根が、“幸せ”を呼び込んでくれそうですね♪

さらにポカポカになりたい方は、京都市街地へ向かうバスに乗車し、「ふるさと前」バス停で途中下車して「八瀬かまぶろ温泉 ふるさと」へ! 名物の「かまぶろ」は和風のサウナで、日帰りでも宿泊でも楽しめるそうです。詳しくは先日の“みさご”さんと“とらみ”さんの体験ブログ「京都のお風呂探訪」をご覧ください。・・・私も体験してみたくなりました!


■幸せを呼ぶ初午大根焚き
【日程】2018年2月9日(金)~12日(月・祝)
     9:00~16:30
【場所】三千院 詳細情報はこちら
【料金】無料※要拝観料700円
【問合せ】075-744-2531
【公式ホームページ】http://www.sanzenin.or.jp/


芳しい梅に誘われて
北野天満宮の「梅苑公開」



2月上旬から、少しずつ花開く「梅」。数多くの名所がある京都で、私がおすすめしたいのが北野天満宮。御祭神・菅原道真が梅をこよなく愛したことから、梅苑と境内には約50種1500本もの梅が植わり、例年2月上旬から3月中旬にかけて、華やかな世界が広がります。今年は初めての「梅苑ライトアップ」も開催されるとのことですので、ますます楽しみですね。


900年以上の歴史を誇る「梅花祭」!



御祭神の祥月命日にあたる2月25日は、900年以上の歴史を誇る「梅花祭」の日。豊臣秀吉が催した「北野大茶湯」にちなみ、三光門前広場では、上七軒の芸妓さん舞妓さんによる野点(のだて)の茶席が設けられます。梅香る境内で、美しい芸妓さん舞妓さんのお点前にうっとり♡ 当日は毎月恒例の縁日「天神市」も行われているので、ぜひお立ち寄りを♪


■梅苑公開
【日程】2018年2月9日(金)~3月下旬
    9:00~16:00
    <ライトアップ>
    2018年2月23日(金)~3月18日(日)の金・土・日曜日/日没~21:00(受付終了20:30)
【料金】700円(茶菓子付)
■梅花祭
【日程】2018年2月25日(日)
    野点茶会10:00~15:00
【料金】野点拝服券1,500円(宝物殿拝観と御供物付)

【場所】北野天満宮 詳細情報はこちら
【問合せ】075-461-0005
【公式ホームページ】http://kitanotenmangu.or.jp/

 

Written by. かりー

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