「そう京」撮影班が教える、京都・桜の穴場ガイド

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水火天満宮

 

「京都の桜ってどこも混んでるんでしょ・・・」と思われている皆さん。京都のまちを彩るお花見スポットのなかには、実はあまり混雑していない“穴場”があるんです! 「京都 桜の名所開花情報」の取材で毎年各地をめぐる撮影スタッフに、「ヒミツのお花見スポット」を教えてもらいました。

⇒動画でチェック!「2018年注目のお花見スポット」
⇒「京都 桜の名所開花情報2018」では、現地スタッフが撮影した“2017年のベストショット”をご紹介しています。今年は3月12日(月)から更新スタートしま~す♪



城南宮
開放的なお庭に点在する、しだれ桜


厄除けのお社・城南宮といえばしだれ梅で有名ですが、桜の季節も格別。本数は多くないものの、広々とした「桃山の庭」と「室町の庭」に、しだれ桜が堂々と咲き誇ります。茶室「楽水軒」では、 桜咲くお庭を前に抹茶(300円)がいただけます。


(撮影日:2017年4月14日)


洛南エリアをめぐる、撮影スタッフ I さんのコメント
「名神高速道路の京都南インター近くにある城南宮。車でお越しの方が多く、公共交通機関をご利用の旅行者にとっては京都駅から遠いイメージがあるからか、他の桜名所よりもゆっくりお花見が楽しめます。実は京都駅からはバスが出ていて、15分程で到着できるんです。撮影を楽しむなら、逆光を避けた午前がおすすめですね」

☆桜の見頃 例年4月上旬~中旬
⇒桜開花情報はこちら(3月12日までは、2017年のベストショットを掲載しています)

城南宮
【参拝時間】境内自由、神苑 9:00~16:30(受付終了16:00)
【参拝料】境内無料、神苑 600円
【電話】075-623-0846
【アクセス】R'EXバス「油小路城南宮(平日)」バス停から徒歩約3分、「城南宮前(土・日曜)」バス停から徒歩約2分、地下鉄烏丸線「竹田駅」から徒歩約15分  Google map
【公式ホームページ】http://www.jonangu.com/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。



清凉寺[嵯峨釈迦堂]
嵯峨野・嵐山エリアの穴場! 境内無料でお花見が楽しめる


嵯峨野・嵐山といえば、誰もが知る有名な観光地。清凉寺は光源氏のモデルとされる源融(みなもとのとおる)の山荘跡に建つお寺で、境内ではソメイヨシノやしだれ桜が咲き揃います。


(撮影日:2016年3月13日)


嵯峨野・嵐山エリアをめぐる、撮影スタッフ M さんのコメント
「清凉寺は、渡月橋天龍寺のある賑やかな界隈から少し離れているので、比較的静かなスポットです。境内無料なので拝観者も多そうですが、意外と空いています。仁王門や本堂、多宝塔など風情ある建物が並び、桜とのアングルもばっちり。例年3月中旬に見頃を迎える河津桜越しの多宝塔が絵になりますよ」
2018年4月1日(日)・7日(土)・8日(日)は「嵯峨大念仏狂言」が催されるので、混雑が予想されます。

☆桜の見頃 例年4月上旬~中旬 
⇒桜開花情報はこちら(3月12日までは、2017年のベストショットを掲載しています)

清凉寺[嵯峨釈迦堂]
【拝観時間】9:00~16:00(4・5・10・11月は17:00まで)
【拝観料】境内無料、本堂400円
【電話】075-861-0343
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩約3分、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://seiryoji.or.jp/



東本願寺・渉成園[枳殻邸]
京都駅から徒歩10分ほどで辿り着く“花園”


「時間があまりないから、京都駅近くの穴場スポットを教えて!」という方には、渉成園がおすすめ。大伽藍が印象的な東本願寺の飛地境内地で、静かな住宅街にあります。入園時に、庭園散策に便利なアイテム『お庭解説のガイドブック』がいただけるのもポイントです。


(撮影日:2015年3月30日)


京都駅周辺エリアをめぐる、撮影スタッフ Y さんのコメント
「例年3月下旬、園内でいち早く満開を迎えるのは、傍花閣(ぼうかかく)に寄り添う修善寺寒桜。その後、ソメイヨシノからしだれ桜へと咲き継ぎます。長い間桜を楽しめますが、どの時季・時間に訪れても、驚くほど混雑を感じません。京都駅近くでいちばんの穴場だと思います」

☆桜の見頃 例年4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(3月12日までは、2017年のベストショットを掲載しています)

東本願寺・渉成園[枳殻邸]
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
      ※9月~2月は9:00~16:00(受付終了15:30)
【拝観料】庭園維持寄付金500円以上(ガイドブック贈呈)
【電話】075-371-9210(本廟部参拝接待所)
【アクセス】JR「京都駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://higashihonganji.or.jp/worship/shoseien/



水火天満宮
運が良ければ、紅しだれ桜をひとり占め!?


京都市内を南北に通るメインストリート・堀川通沿いにあるに水火天満宮(すいかてんまんぐう)。公園のお隣に位置し、こぢんまりとしていますが、春になると存在感のある紅しだれ桜がシャワーのように咲き乱れます。


(撮影日:2016年3月31日)


西陣エリアをめぐる、撮影スタッフ K さんのコメント
「水火天満宮は、地元の方に馴染みのあるお花見スポットで、観光客は比較的少ないですね。タイミングが合えば、写真のように桜をひとり占めできることも・・・ 風が遮られた場所に立つ紅しだれ桜は、満開を迎えた後もあまり散ることなく、美しい状態が長く続きます。特にピンク色が最も濃くなる満開直前がお気に入りです」

☆例年の見頃 3月下旬~4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(3月12日までは、2017年のベストショットを掲載しています)

水火天満宮
【参拝時間】境内自由
【参拝料】境内無料
【電話】075-451-5057
【アクセス】地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://suikatenmanguu.com/



妙蓮寺・妙顕寺・雨宝院など
「西陣エリア」は穴場が多い!


水火天満宮周辺にある西陣織のまち「西陣エリア」には、他にもお花見スポットがいっぱい。妙蓮寺で注目したいのは、日蓮聖人像を抱くように咲き誇るソメイヨシノ。日蓮聖人も春の訪れを楽しまれているようです。妙顕寺では方丈や山門そばに咲くしだれ桜・ソメイヨシノ、“西陣の聖天さん”こと雨宝院(うほういん)ではさまざまな品種の桜が楽しめます。


妙蓮寺(撮影日:2017年4月13日)


妙蓮寺(撮影日:2015年3月28日)


西陣エリアをめぐる、撮影スタッフ T さんのコメント
「京都でゆっくり散歩してお花見を楽しむなら“西陣エリア”がいちばん。どこも境内無料なのに、あまり混雑を感じません。拝観者の写りこみも少なく、撮影ができます。毎年いろんな桜を見ていますが、驚いたのが妙蓮寺でみつけた根っこに花を咲かせる桜! “ど根性桜”と勝手にネーミングしています(笑)

☆桜の見頃 例年3月下旬~4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(3月12日までは、2017年のベストショットを掲載しています)

■妙蓮寺
【拝観時間】境内自由、方丈・庭園10:00~16:00※水曜日は拝観休止
【拝観料】境内無料、方丈・庭園500円
【電話】075-451-3527
【アクセス】市バス「堀川寺之内」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://myorenji.or.jp/

雨宝院(撮影日:2017年4月17日)


小さな雨宝院を色とりどりの桜が埋めつくす光景は、何度見てもお見事。例年4月中旬には黄緑の桜“御衣黄(ぎょいこう)”が咲くんです。今年(2018年)は、以前から注目していた本法寺が“桜開花情報”に仲間入りしたので、いまから西陣エリアの撮影が楽しみです」

☆雨宝院の桜の見頃 例年4月中旬~下旬
⇒雨宝院の桜開花情報はこちら(3月12日までは、2017年のベストショットを掲載しています)

雨宝院
【拝観時間】9:00~17:00(閉門)
【拝観料】境内無料
【電話】075-441-8678
【アクセス】市バス「今出川浄福寺」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.uhoin.com/

※毎年の取材経験に基づき、混雑状況をご紹介しています。
※桜の見頃は目安です。天候などによって時季・開花具合は変動しますので、事前にご確認ください。

 

Written by. カツオ

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