「古都・京都」は、今、空前のパンブーム。次々と新しいパン屋さんが登場し、種類も豊富なパンに出会うことができます。「お店はたくさんあるけれど、実際みんなどこのパンを食べているのかな?」と思い、「そう京」スタッフに「これが私の定番!」というパンを尋ねてみましたよ。皆さんの定番は、どんなパンですか?
愛され続ける、“庶民派”パン
ハムロール【まるき製パン所】
(左から)ハムロール、サラダロール、カツロール、コロッケロール
とらみ 「定番といえば、まるき製パン所のハムロール! ロースハムとキャベツ、マヨネーズというシンプルな具材なのですが、食べ終わるとすぐにまたもう一本食べたくなるほど、後引く美味しさです。店頭に並ぶパンはどれも素朴で、ハムロール目当てに行っても、ついついあれもこれもと買ってしまいます」
昭和22年(1947)創業のまるき製パン所は、京都のパン好きならば誰もが知っているという名店。松原京極商店街の西の端にある、いわゆる“町のパン屋さん”なのですが、遠方から訪れるファンも多いお店です。
ロールパンのシリーズは、ハムロール(170円)のほかにもカツロール(220円)やコロッケロール(220円)、ポテトサラダを挟んだサラダロール(220円)、自家製あんを詰めたあんぱん(150円)なども大人気。そのほかにもパンの種類が豊富で、特にニューバード(170円)は他店では見かけない変わり種のカレーパン。カレー味の生地に厚切りハムを挟んで揚げたもので、お昼までに売り切れることもしばしば。お早めにお買い求めを。
■まるき製パン所
【営業時間】6:30~20:00(日・祝7:00~14:00) ※売り切れ次第終了
【定休日】不定休
【アクセス】市バス「大宮松原」バス停から徒歩約3分 Google map
【電話】075-821-9683
“おしゃれパン屋さん”の、定番“おしゃれパン”
クロワッサン&クリームパン【グランディール下鴨店】
シュガー 「私は学生の時にグランディールのパンをよく食べていました。お気に入りは、クロワッサンとクリームパン。特に極上のクリームパンは、なめらかなカスタードクリームがたっぷり入って、疲れたときに“あ~、食べたいなぁ”と恋しくなります」
京都の“おしゃれパン屋さん”の走りで、パンブームを牽引してきたグランディール。現在は京都で5店舗、東海圏で3店舗を展開していますが、そのはじまりは下鴨店から。1980年代の後半に下鴨神社の北側で創業し、約30年。今年(2018年)の3月27日にリニューアルオープンし、“おしゃれさ”にさらに磨きをかけました。
クロワッサンは、本場フランスの味を再現したクロワッサン・トラディショナル(194円)と、バターたっぷりでほんのり甘いクロワッサン・オ・ブール(194円)の2種類。 極上のクリームパン(172円)は、ふわふわの生地の中にカスタードクリームがたっぷり! 優しい甘さがたまりません♪
■GRANDIR グランディール下鴨店
【営業時間】7:00~19:00
【定休日】無休
【アクセス】市バス「洛北高校前」バス停から徒歩約3分 Google map
【電話】075-701-3956
【公式ホームページ】http://grandir-kyoto.jp/
毎日だって食べ飽きない、素朴さが魅力!
くるみパン【ベーカリー柳月堂(りゅうげつどう)】
プレーンくるみぱん(3つとも)
オパン 「学生時代によく行っていたのは、出町柳にあるベーカリー柳月堂。なかでも、くるみパンが好きで、よく買っていました。くるみの味が素直に感じられるプレーンがお気に入りですが、粒あんや栗などたくさんの種類があって、今日はどれにしようかなと選ぶのも楽しみでした♪ アルバイトの休憩時間に鴨川で食べていたのが懐かしいなぁ」
学生の多い出町柳エリアで、昭和28年(1953)からお店を営むのが、老舗ベーカリーの柳月堂。200種類以上のレパートリーがあり、次々と焼きたてパンが出てくることでも知られ、長年、町の人たちに愛されている名店です。2階はクラシック専門の名曲喫茶となっていて、1階で買ったパンを持ち込んで食べることもできます。
創業当時からの名物・くるみパンは8種類がラインナップ(103円~)。プレーンは、やわらかな生地にくるみが入ったシンプルなパン。やわらかな生地はほんのり甘く、薄皮の残るくるみがアクセントになって、つい「もう一個・・・」と手が伸びます。そのほか、クリームチーズや粒あん、ラムレーズンやりんご入りがあり、毎日朝、14時半頃の2回焼き上がります。
■ベーカリー柳月堂
【営業時間】7:30~22:00
【定休日】土曜日
【アクセス】京阪本線「出町柳駅」から徒歩約1分 Google map
【電話】075-781-5161
レトロなパッケージもかわいい♡
食パン【ササキパン本店】
くろモン 「以前にブログで紹介していたササキパンさんに、最近はまっています。素朴な味わいがいいですよね。パッケージもレトロな食パンは、中身が凝縮していてずっしりした感じが好き。ラグビーボール型の白あん入りメロンパンは、関東にはないので驚きました! パンの甘さとあんこのコラボが癖になります」
伏見桃山にある老舗のパン屋・ササキパン本店。以前、インタビューに訪れたときには、お店の歴史やメロンパンの袋に関わる“謎”を教えていただきました。
食パンは一斤180円~。写真は、“最高級”食パン(230円)と、バター入り食パン(300円)。ふわふわですが、中身はぎっしり。「朝には欠かせない!」とご近所の方にも愛されている定番パンです。レトロなパッケージも、昔の版が残っているから使い続けられる、貴重なもの。このかわいい見た目に魅了されるファンの方も多いようです。
■ササキパン本店
【営業時間】7:00~19:00
【定休日】火曜日
【電話】075-611-1691
【アクセス】京阪本線「伏見桃山駅」から徒歩約10分、近鉄京都線「桃山御陵駅」から徒歩約13分 Google map
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「そう京」スタッフの定番パン、いかがだったでしょうか? 皆さんのお気に入りは、ありましたか? 京都にはまだまだたくさんのパン屋さんがあり、ほかのスタッフからも「私の定番はこれ!」という声があがっています♪ いろいろなパン屋さんを訪れて、「私の定番パン」を見つけてみてくださいね!