【1993年盛秋】蓮華寺

「そう京」キャンペーン25周年 2

「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは、1993年10月、平安京遷都1200年の節目を前にスタート。2018年10月、丸25年を迎えることになりました。

歴代のCMやポスターの中には、思い出に残っているものや「これ好きだったなぁ」というものもたくさんあるのではないでしょうか。そこで、「そう京」編集部で“わたしのお気に入り”をいろいろとあげてみました！ 皆さんも、「私だったらこれかな？」と思いながら、ご覧になってみてくださいね。ほら、“あの音楽”と、長塚京三さんのナレーションが流れてきましたよ･･･♪

◆25周年記念特集はこちらから ⇒みなさまと共に歩んだ25年
◆YouTube公式チャンネルで過去のCMアーカイブ（一部）を掲載中！ ⇒YouTube公式チャンネル
◆「そう京」ポスター一覧はこちらから ⇒「そうだ 京都、行こう。」ポスターギャラリー

＼2018年10月9日（火）から東京で『25周年記念ポスター展』を開催！／
↑詳細は文末をご確認ください↑

【1997年盛秋】東福寺

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とらみ 「私が一番好きなのは、1997年盛秋の東福寺。通天橋からの燃えるような紅葉のビジュアルもさることながら、『六百年前、桜を全部、切りました。春より秋を選んだお寺です。』のキャッチコピーが衝撃的で。今でも紅葉の撮影に行くたびに『秋を選んだお寺です』のフレーズを口ずさんでしまうほど、インパクトがありました」
かりー 「私もこのコピー、すごく記憶に残っています。ただ綺麗だなぁと眺めるより、その裏に隠されたエピソードを知ることで、さらに深く紅葉の美しさを感じられる、ということに気づかされて。･･･でも、修行の邪魔になるからと桜が切られたのに、いまではみんな紅葉の美しさに酔いしれているというのも、なんだか皮肉な感じですね（苦笑）」
とらみ 「一面の紅葉がみられるのもそのおかげ！ 今年の秋も楽しみにしています♪」

⇒コピーライター・太田恵美さんへのスペシャルインタビューはこちらから

【2013年盛秋】南禅寺 天授庵

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かりー 「2013年の天授庵が好きでした。“南禅寺”は有名ですが、“天授庵”というと、どこ･･･？ となりますよね。歌舞伎『楼門五三桐』の名台詞“絶景かな絶景かな”でお馴染みの三門横にある塔頭寺院なのですが、2つのお庭があって素敵なんです。ポスターには枯山水のお庭と三門。CMの楽曲を編曲したのはなんと、ギタリストのCharさん！ “My Favorite Things”のロックなアレンジに意表を突かれました！」
オパン 「CM、ドラマティックでカッコよかったですよね♪ 特に、雨の三門から天授庵の美しい紅葉に切り替わるシーンが印象的でした。ラストの上から見下ろすようなお庭も絵になっていて、このアングルから撮影したい！ と思ったんですができなくて･･･ もどかしい思いをしました（笑）」
ち～たら 「ポスターやCMと同じアングルで撮りたくてもどうやっても撮れない”『そう京』あるある”ですね。私もほかのスポットで経験しました･･･ でも、チャレンジしたくなるんですよね」

⇒カメラマン・高崎勝二さんのインタビュー、近日公開！

【2005年盛秋】善峯寺

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くろモン 「私は、2005年秋の善峯寺です。生まれも育ちも東京で、京都に関わる仕事に就いて初めて携わったのが、このキャンペーン。当時はお客様へ京都旅行を提案する立場だったのですが、正直“どこ？？”となりました（笑）」
みさご 「そこから勉強されて、いまや京都検定1級に…」
くろモン 「有無をいわさず紅葉が素敵でしたから、どんなお寺だろう？ と、興味が湧いてたくさん調べましたよ。国の天然記念物の遊龍の松など見どころ豊富なことがわかり、すっかり虜になりました。京都を深く知っていく第一歩になったお寺です」
シュガー 「この頃はまだ、“善峯寺”といっても京都の方でもあまりご存じなかったですよね」
くろモン 「ましてや東京では、ですよ。知られざるところに、こんなにきれいなところがあるんだって驚きでした」

【2004年冬】龍安寺

シュガー 「私は、過去の好きだったポスターからイベントを作ったことがあります。それが、2004年冬の龍安寺。“龍安寺のA面・B面”というコピーで、A面は方丈庭園の枯山水、B面は鏡容池の雪景色。同じ龍安寺のなかで、“知らないとマズイA面”と、“知っていたらスゴイB面”という対比が面白くて、いつかイベントにしてみたいと思っていたんです」
きのこ 「2015年に実施した『あらためて学ぶ 龍安寺の庭』イベントですね！ キャンペーン当時に連動イベントをすることはあっても、過去のキャンペーンにインスパイアされて… というのは珍しいなぁと思っていました」
シュガー 「有名観光地であっても、切り口次第でまだまだ新しい顔が出てくるというのが、京都の奥深さ。それを実感できるポスターだったからこそ、いつまでも色あせない魅力があると思います」

⇒2018年秋「酬恩庵 一休寺」キャンペーン連動イベントも実施！ 「そう京」イベント一覧はこちら

【2012年初夏】蓮華寺

みさご「私は、一年のなかでも初夏のキャンペーンが好きで。蓮華寺は、1993年のシリーズ第1回目の際に、清水寺とともに紅葉の風景が紹介されたお寺なのですが、2012年には初夏編で登場しています。この清涼感あふれる光景！ 初夏になるとこの景色が見たくて足を運んでいます」
ち～たら 「初夏といえば、青もみじ！ キレイですよね～♡」
みさご 「4月の芽吹きたての頃から、5月、6月へと。順に色濃くなっていく移り変わりを楽しむことを教えてくれたのが、初夏のキャンペーンでした。今では、初夏が一番好きな季節です」

【2013年春】妙心寺 退蔵院

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きのこ 「桜のキャンペーンはどれもいいものばかりですが、私は特に、2013年春の退蔵院が好きでした。たった1本の桜の木が、どこにも負けない存在感をもって見るものを圧倒する。“お花見はたくさんの桜があってこそ！”というそれまでの価値観を変えてくれた思い出深いCMです。今では毎年、桜の季節に訪ねています♪」
みさご 「門の前にドンと構える紅しだれ桜が、圧倒的な存在感だよね。日中の姿から夕暮れ、そして夜の闇に浮かぶ艶やかな姿まで。夜空に舞う花びらも美しく、一本の木をじっくりと味わえる贅沢なCMでした」

【2010年春】仁和寺

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とらみ 「CMの撮影で思い出すのが、2010年春の仁和寺。実は春のキャンペーンに4回も登場しているのに、あえて2010年というのは･･･ カメラの動きにばかり気を取られていて、観音堂（ポスター左側の建物）の前で溝にはまって足を捻挫したから。思い出深い･･･（笑） それほどカメラワークがすごかったといえば、聞こえがいいかな？」
かりー 「観音堂は、このキャンペーンの後、2012年末から半解体工事に入られ、2018年12月に5年の工事が終了する予定。真新しい瓦屋根のどこかには、『そう京』スタッフみんなで奉納した瓦があるんです♪」
みさご 「新しくなった観音堂で、御室桜と一緒に後世まで遺っていってほしいですね」

⇒2019年1月27日（日）「そう京」イベント実施！ 「元号が寺名のお寺 仁和寺を訪ねる」の詳細はこちら
 

【2011年春】東寺

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みさご 「最後に、やっぱり2011年春の東寺は忘れられません･･･」
とらみ 「東北の震災直後のキャンペーンで、東寺に植わる不二桜は、岩手県生まれで京都にきたばっかりの桜だったんだよね」
みさご 「桜の花を見るたびに東北のことを思い出して、頑張れ、頑張れと思っていたのを思い出します」
シュガー 「少し木の勢いが衰えたときもあったのですが、それでも元気に植わっている姿を見ると勇気づけられますよね」
かりー 「これからも元気にきれいな花姿を見せてほしいと、訪れるたびに願いをかけています」

⇒2018年11月23日（金・祝）・24日（土）・12月1日（土）に「そう京」イベント実施！ 「東寺 特別拝観とライトアップ先行入場」の詳細はこちら

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皆さんのお気に入りは、どのキャンペーンでしたか？
京都を取り上げ続けて、25年。こんなに長く続いてきたのも、京都という街がもつ奥行きの広さ・深さがあるからに他なりません。四季折々の景色、歴史と伝統、そして新旧の文化。京都の街と寄り添いながら、これからも。2018年の秋、「そうだ KYOTO 行こう。」としてリスタートする「そう京」を、どうぞよろしくお願いいたします♪

カツオ＆牛若丸（外出中） 「“編集部”としてのお気に入りを、25周年のページでも取り上げます。近日公開予定なのですが、ここには登場していないキャンペーンなので、そちらもお楽しみに♪」