密かにブーム到来!? 京都のお寺で「写仏」体験

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心も身体もリフレッシュできると評判の“お寺体験”。坐禅や写経はよく聞きますが、最近「写仏(しゃぶつ)」ができるお寺も人気を集めているそう。仏様を描くことで、より身近に仏様を感じられ、心も清らかに。京都のお寺で、気軽に写仏をしてみませんか?


写仏の方法

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「写仏って、どういうことをするの?」という方のために、まずは泉涌寺の塔頭・法音院(ほうおんいん)の写仏の流れをご紹介します。お寺によって手順は異なりますので、わからないことはお寺の方に聞いてみてくださいね。

法音院での写仏は事前予約制。完成した写仏は、通常非公開の本堂内陣に奉納し、終了後にはお茶とお菓子がいただけます。

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<1>見本となる仏様を選びます。
「観世音菩薩」「大日如来」「阿弥陀如来」「不動明王」など、全13尊の中から、描く仏様を選びます。仏様のお姿によって難易度も異なりますが、ほとんどの方が30分から45分くらいで描き終えられるそうです。

<2>見本に半紙を乗せ、ずれないように止めます。
描きやすいように用紙を回転させたりするので、しっかりと止めておきましょう。

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<3>心を落ち着かせて、写仏開始。
深呼吸をしてまずは心を静め、仏様のお姿を描く気持ちの準備をします。気持ちが整ったら、仏様を写し始めます。

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観世音菩薩


<4>お願いごと・日付を入れて完成。
最初は仏様の光背や衣から描きます。ポイントは、“筆はできるだけ立てて描く”こと。背筋を伸ばし綺麗な姿勢を心がけ、仏様と一体となるような気持ちで丁寧に浄写しましょう。描いていくにつれ浮かび上がってくるお姿に感動します。最後に、右上にお願いごと、左下に日付と名前を入れれば完成です。

<5>本堂の内陣に奉納します。
写仏は先祖供養や家内安全・無病息災などの祈願もでき、最後に仏前に奉納します。記念に持ち帰ることもできますよ。

以上が、法音院で行われている写仏の流れです。仏様を浄写するのは、心の修行。雑念を取り払い、清らかな心で臨んでみてくださいね♪

■法音院
【写仏受付時間】9:30~15:00(要予約) ※2018年12月25日(火)~2019年1月20日(日)は休止
【料金】1,000円(お茶・お菓子付)
【電話】075-551-0961
【アクセス】市バス「泉涌寺道」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.houonin.com/


京都で写仏ができるお寺は?


ここからは、写仏ができるお寺をご紹介。お寺によっては事前予約が必要な場合や、法要などにより写仏をお休みされる場合がありますので、事前に問合せしてから伺いましょう。


【旧嵯峨御所 大本山 大覚寺】五大明王に見守られながらの写仏タイム

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嵯峨天皇が浄書した般若心経が伝わることから写経の根本道場として知られる大覚寺。五大明王が安置されている五大堂にて写経・写仏が行えます。仏様に見守られているような緊張感から、自然と背筋もピンと伸びます。写仏は、「虚空蔵菩薩」「文殊菩薩」「普賢菩薩」がそれぞれ2種類ずつ、そして「不動明王」の全7種類から選べます。それぞれ星1つから星6つ(!)まで難易度が異なり(写真の不動明王は星3つ)、40分から60分ほどで描くことができるそうです。

旧嵯峨御所 大本山 大覚寺
【写仏受付時間】9:00~15:00(予約不要) ※2018年12月13日(木)は参拝休止
【料金】1,000円(別途拝観料500円)
【電話】075-871-0071
【アクセス】市バス「大覚寺」バス停からすぐ、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約20分 Google map
【公式ホームページ】https://www.daikakuji.or.jp/


【勝林寺】美しいお庭を前に、写仏体験!

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四季折々のデザインがあしらわれた御朱印が話題を呼んでいる勝林寺は、体験コースも豊富で、ヨガや坐禅、写経、写仏を行われています。写仏は、初心者向けの仏様8尊と、中級者向けの仏様(十二天)の全20尊の仏様から選択。ご本尊の「毘沙門天」は、新春と秋にしか公開されない貴重な仏様ですが、写仏でお姿を描くことができます。枯山水のお庭「嘯月庭」を目の前に体験ができるので、自然と心もリラックスできそう。写仏の後はお抹茶とお菓子でほっとひといき。完成した写仏はお寺に奉納することも、お守り袋に入れて持ち帰ることもできます。

勝林寺
【写仏受付時間】要予約。詳細は公式ホームページをご確認ください。
【拝観料】初級者向け1,500円・中級者向け2,500円(お抹茶・お菓子付)
【電話】075-561-4311
【アクセス】JR奈良線「東福寺駅」から徒歩約8分 Google map
【公式ホームページ】http://shourin-ji.org/


【柳谷観音 楊谷寺】カラフルな仏画が楽しい♪

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目に御利益があるという楊谷寺(ようこくじ)は、“押し花朱印”が人気を集めていますが、御朱印サイズの写仏も人気があるそう。”子どもでも描きやすい”見本紙と”大人がじっくり集中できる難易度高め”の見本紙の2種類がセットになり、初心者でも安心して取り組めます♪ どちらも秘仏のご本尊がモチーフで、「恋愛成就=ピンク」、「健康長寿=緑」など、それぞれの願いに合わせたカラフルな筆ペンで描けるのも人気の理由となっています。仕上がった写仏には「奉拝」の文字と日付を入れて、御朱印にしていただくこともできます! 参拝の証に御朱印帳に貼ってみてはいかがでしょうか。


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柳谷観音 楊谷寺
【写仏受付時間】9:00~15:00(予約不要)
【料金】1,000円
【電話】075-956-0017
【アクセス】JR東海道本線(京都線)「長岡京駅」からタクシーで約15分 ※毎月17日は、JR「長岡京駅」東口・阪急「西山天王山駅」前からシャトルバスあり(片道300円) Google map
【公式ホームページ】https://yanagidani.jp/


【隨心院】世界三大美女のひとり・小野小町も描けます!

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山科にある隨心院には写経道場があり、写仏体験も行われています。ご本尊の「如意輪観音」や「千手観音」、お寺ゆかりの「小野小町」のほか、16種類から選んで浄写することができます。小町は簡単そうにみえて、実は思い切って線を引かないといけないので意外に難しいそう。使用するのは筆ペンではなく、硯で墨をすり筆で描いていくので、本格的な写仏体験が味わえますよ。写し終えた用紙は、そのまま持ち帰ることもできますが、毎月17日に行われる「写経・写仏奉納法会」で祈願いただいてから、郵送で自宅にお送りいただくことも可能です。

隨心院
【写仏受付時間】9:00~14:00(予約不要)
【料金】2,000円(拝観料込)
【電話】075-571-0025
【アクセス】地下鉄東西線「小野駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.zuishinin.or.jp/
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Written by. オパン

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