いま訪ねたい! 京都・見頃の花名所(2019/5/10更新)

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平安神宮(撮影日:2019年5月8日)

長~い連休が明け、「なんだか気分が上がらないなぁ」という方。眺めているだけで心がワクワクしてくるような、“初夏の花”に会いにいきませんか。杜若(かきつばた)や躑躅(つつじ)など、カラフルで美しい花々があちらこちらで咲き始めていますよ♪ いま訪ねたい、見頃の花名所をご紹介します。

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【大田神社 杜若】今年も、一面に紫の可憐な花を咲かせています♪


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(撮影日:2019年5月7日)


世界遺産・上賀茂神社の境外摂社である大田神社は、参道脇の「大田の沢」に杜若の群生が一面に咲き誇る“杜若の名所”。国の天然記念物にも指定されていて、鮮やかな緑色と気品溢れる紫色とのコントラストが美しく、その光景をひと目見ようと、多くの観光客が訪れます。


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(撮影日:2019年5月7日)


京都三大祭のひとつ「葵祭」が行われる5月15日前後に見頃となることが多いのですが、ここ最近、ポカポカとお天気がいい日が続いていたためか、今年は早くも見頃を迎えています! とはいえ、来週もまだ楽しめそうですので、ぜひお祭りとともにご覧になってみてくださいね。

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【平安神宮 杜若】珍しい品種の杜若もお見逃しなく!


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(撮影日:2019年5月8日)


四季折々にさまざまな花を楽しめる平安神宮の神苑でいま見頃を迎えているのは、中神苑(蒼龍池)に咲く杜若。約1,000株もの杜若が池を取り囲むように咲いていて、平安神宮の雅やかな雰囲気にふさわしい濃紫の花姿を見ることができます。


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(撮影日:2019年5月8日)


中神苑をぐるりと回っていると、珍しいお花を発見しました! 白地に紫色の模様が入った上品な佇まいで群生するこの花は、「折鶴(おりづる)」という杜若の一種。花の形が折り鶴に似ていることからこの名が付けられ、かつて、光格天皇も大変気に入っていたそう。たしかに花びらが折り鶴の羽にそっくりですね! 今にも羽ばたきそうな花姿で、神苑を彩っています。


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睡蓮も少しずつ咲き始めていました!(撮影日:2019年5月8日)


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【勧修寺 杜若・黄菖蒲・睡蓮】色とりどり! さまざまな花が華やかに競演


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(撮影日:2019年5月8日)


山科にある勧修寺(かじゅうじ)の氷室池(ひむろいけ)でも、初夏の花が続々と咲き始めていました! 紫色と白色の杜若のほか、黄菖蒲(きしょうぶ)、ピンク色の睡蓮など、カラフルに咲き競い、池で泳ぐカルガモ達もなんだか嬉しそう♪ とくに杜若と黄菖蒲は、いまが花盛り。睡蓮は、来週にはさらに花数が増えそうです。睡蓮は午前中に咲き、午後には花を閉じてしまうので、なるべく早めの時間帯に訪れてくださいね。


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(撮影日:2019年5月8日)


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【妙満寺 躑躅】色鮮やかに参拝者をお出迎え♪


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(撮影日:2019年5月7日)


比叡山を借景とする「雪の庭」で有名な妙満寺。約3,000株の躑躅が参道や山門を中心に植わり、5月に入ると次々と咲き渡ります。現在の様子はご覧の通り! 白やピンクなど色とりどりの躑躅が咲く光景は、眺めているだけでなんだか元気がもらえそうです♪ 日当たりのいいところは早くも色褪せ始めていましたが、建物の影になる部分はまだつぼみもたくさん。来週まで楽しめそうですよ。


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山門のなかも躑躅がたくさん♪(撮影日:2019年5月7日)


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【三室戸寺 躑躅】約2万株の躑躅が咲き誇る圧巻の光景!


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(撮影日:2019年5月9日)


“花の寺”として知られる宇治の三室戸寺では、現在「つつじ・しゃくなげ園」が開園されています。石楠花(しゃくなげ)は残念ながらピークが過ぎてしまったのですが、躑躅はこの通り今が満開! 園内には約2万株の躑躅が植栽されていて、斜面をすっぽりと覆い尽くすように咲く姿に思わず目を奪われてしまいました。躑躅が終わると、6月は紫陽花、7月には蓮の花が咲き継ぎますので、楽しみはまだまだ尽きません♪

※「つつじ・しゃくなげ園」は2019年5月12日(日)までの公開です。


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(撮影日:2019年5月9日)


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Written by. ち〜たら

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