京都の気になる御朱印・御朱印帳 番外編

現在、大手旅行会社より発売中の旅行プラン「京都 苔＆青もみじの名所と御朱印めぐり」。往復新幹線と、青もみじ特別御朱印（ツアー参加者限定、以下「青もみじ御朱印」）が拝受できる授与券2枚、京阪電車・叡山電車1dayチケット（特別版）と京都地下鉄・嵐電1dayチケットが付いたおトクな商品です。4月・5月は慶祝御朱印とのセットプランでしたが、6月1日（土）からは、初夏の苔めぐりに便利なガイドブック付プランとなります！ 京都での御朱印めぐりがますます楽しくなる、充実のプランの詳細をレポートします♪

※青もみじ御朱印の授与は、「特別御朱印授与券」もしくは上記写真の「御朱印めぐり台紙」をお持ちの方に限らせていただきます。

御朱印の前に、まずはお参りを！

まず大切なことは、御朱印は“神さま仏さまとご縁を結んだ証”としていただくもの。けして「記念スタンプ」ではないということを忘れずに、お参りしたその日の御朱印をいただきましょう。
このプランでは、通常のお寺の御朱印とは別に“青もみじの特別御朱印”をご用意しております。どんな社寺で御朱印を拝受できるのか、対象の寺院の一部をご紹介します♪

※当該の旅行プランは、御朱印を優先的に授与していただくものではありませんので、一般の参拝者と同様に、授与所に並んでお求めください。

【常寂光寺】2019年初夏キャンペーンの舞台となったお寺の初夏風景は･･･

今年（2019年）の「そうだ 京都、行こう。」初夏キャンペーンの舞台でもある常寂光寺。青もみじ御朱印には境内の雰囲気に因んだ文言「花閑鳥自啼く（花しずかに 鳥おのずからなく）」が特別に書かれています。

お寺は『百人一首』で知られる小倉山の中腹に建ち、水源豊かな山肌に位置するため、あまり目にすることのない珍しい苔も多く生息しています。ビロードの絨毯のような美しい苔と参道の鮮やかな青もみじは、まるで絵画のような光景。茅葺きの「仁王門」を見下ろす“緑色の風景”も綺麗ですが、本堂のさらに奥にある「多宝塔」まわりもおすすめです。

★こちらのブログでもご紹介しています♪
⇒【京さんぽ】“京のみどり”を探しに。「初夏の嵯峨野エリア」おすすめ散策スポット

■常寂光寺
【拝観時間】9：00～16：30
【拝観料】500円
【電話】075-861-0435
【アクセス】JR山陰本線（嵯峨野線）「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分　Google map
【公式ホームページ】http://www.jojakko-ji.or.jp/

【永観堂】紅葉で名高いお寺は緑も美しい♪

「哲学の道」の南にある永観堂。青もみじ御朱印中央には、「顧阿弥陀如来」の文字が書かれています。これは、本堂にお祀りされているご本尊「みかえり阿弥陀」（重文）のこと。お顔をななめ後ろに向けた姿が印象的です。

「秋はもみじの永観堂」といわれるほど京都屈指の紅葉名所として知られ、その美しさは『古今和歌集』にも謳われたほど。今も境内には約3,000本のもみじが植わり、初夏には放生池周辺や山の斜面に架けられた「臥龍廊」からの多彩な緑に彩られた風景が爽やかです。天気の良い日は、山上の多宝塔から初夏の京都市街を一望してみて。

■永観堂［禅林寺］
【拝観時間】9：00～17：00（受付終了16：00）
【拝観料】600円
【電話】075-761-0007
【アクセス】地下鉄東西線「蹴上駅」から徒歩約15分、市バス「南禅寺永観堂道」バス停から徒歩約3分　Google map
【公式ホームページ】http://www.eikando.or.jp/

【毘沙門堂】勅使門へと続く、清々しいもみじのトンネル

山科の古刹・毘沙門堂は、天台宗五箇室門跡のひとつで皇室とゆかりが深いお寺です。青もみじ御朱印中央には、皇室ゆかりを表す「菊」に「鎹山（かすがいやま）」の寺紋が押され、天台宗の宗祖・伝教大師作と伝わるご本尊の毘沙門天の文字が書かれています。

山寺ならではの自然豊かな初夏風景が楽しめ、勅使門へと続く坂道ではもみじのアーチが続き、清々しい気持ちに。江戸初期の回遊式庭園「晩翠園（ばんすいえん）」の緑が織りなす光景や、朱塗りの弁天堂と青もみじのコントラストもお見逃しなく♪

■毘沙門堂
【拝観時間】8：30～17：00（受付終了16：30）
※12月～3月15日は16：30まで（受付終了16：00）
【拝観料】境内無料、殿舎500円
【電話】075-581-0328
【アクセス】地下鉄東西線・JR東海道本線「山科駅」から徒歩約20分　Google map
【公式ホームページ】http://bishamon.or.jp/

【三千院】“緑が集まる場所” 「聚碧園」でひとやすみ

「大原の里」に位置する三千院の青もみじ御朱印には、ご本尊で秘仏の薬師如来の文字が。「梶井門跡」とも称されることから、左下に梶の葉に三千院と描かれた印が押されています。

杉木立が美しい「有清園（ゆうせいえん）」では、青もみじと苔が「往生極楽院」を彩り、緑の世界が一面に広がります。苔の上の可愛らしい“わらべ地蔵”も探してみて♪ “緑が集まる場所”を意味する「聚碧園（しゅうへきえん）」ではゆっくりと座りながら、瑞々しい初夏の風景を楽しみましょう。

聚碧園

■三千院
【拝観時間】9：00～17：00（12月～2月は～16：30、11月は8：30～）
【拝観料】700円
【電話】075-744-2531
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約10分 　Google map
【公式ホームページ】http://www.sanzenin.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

【高台寺】「青玉」の言葉通り、美しい新緑をさまざまな場所から♪

京都随一の観光エリア・東山にある高台寺。豊臣秀吉の正室・北政所ねねゆかりのお寺で、青もみじ御朱印には可愛らしい“秀吉くんスタンプ”が押されています。中央には、サファイアの和名でもある「青玉（せいぎょく）」の文字が書かれ、新緑の美しさを表現されています。

境内の庭園は小堀遠州作と伝わり、晴れた日は、池に青もみじなどの周りの風景が綺麗に映り込むことも。開山堂と霊屋を結ぶ「臥龍廊」や観月台など、青もみじの表情をさまざまに眺めることができます。「ねねの道」から境内へと続くアプローチも緑に包まれ、爽やかな光景に。

■高台寺
【拝観時間】9：00～17：30（受付終了17：00）
【拝観料】600円
【電話】075-561-9966
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約7分　Google map
【公式ホームページ】http://www.kodaiji.com/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。