世界遺産「下鴨神社」の見どころ・授与品・お祭りをご案内

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京都の神社探訪 7


世界遺産・下鴨神社は京都最古と伝わる社のひとつ。境内に広がる糺(ただす)の森は、2015年夏の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンのポスターになりました。個性的な摂社もある境内の“見どころ”や気になる“授与品“、昨年(2018年)に引き続き開催される人気の光の祭典など、この夏気になる“お祭り“をご紹介します♪

⇒下鴨神社は「苔&青もみじ名所と御朱印めぐり」旅行プランの“特別御朱印”対象社寺です。詳細はこちら。


下鴨神社ってどんな神社?


正式名称は「賀茂御祖(かもみおや)神社」といい、鴨川の下流に位置することから「下鴨神社」「下鴨さん」と呼ばれています。平安遷都後、朝廷から「山城国一宮(やましろのくにいちのみや)」という最高の社格を与えられ、それ以来、朝廷との結びつきが強い神社です。御祭神は賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依媛命(たまよりひめのみこと)。本殿(国宝)の西本殿と東本殿に祀られています。では、境内を散策してみましょう♪


【見どころ】
パワースポットとしても有名な憩いのエリア
「糺(ただす)の森」


賀茂川と高野川に挟まれた三角地帯に広がる糺の森は、12万平方メートルにも及ぶ広大な森。もみじやケヤキ、ムクノキなど約40種類もの木が生い茂り、なかには樹齢600年という木も! “神秘的”な雰囲気があり、多くの小説やアニメの舞台にもたびたびなっています。心地よい川のせせらぎを聞きながら、涼しい木陰を歩くことができるので夏のお散歩に最適。毎年、8月11日から16日に「下鴨納涼古本まつり」が開催され、多くの方で賑わいます。

⇒糺の森のスポット情報はこちら


「京の夏の旅」で特別公開中!
「本殿」「大炊殿(おおいどの)」

本殿

大炊殿


恒例となっている「京の夏の旅」文化財特別公開では、御祭神が祀られている本殿を特別参拝所から間近でお参りでき、あわせて、神さまにお供えする神饌を調理する台所・大炊殿(重文)も拝観できます。今回は「御大礼」にちなんだ貴重な御神宝なども展示。期間中は、糺の森の南にある社家邸宅跡・鴨社資料館「秀穂社(しゅうすいしゃ)」(Google map)で開催中のラグビーにちなんだ特別展も一緒に観覧できます。「神社でなぜ、ラグビー?」なのかというと・・・
※本殿と大炊殿は撮影禁止です。今回は特別な許可を得て撮影しています。


関西で初めてラグビーが行われた“聖地”
「雑太社(さわたしゃ)」


糺の森の中ほどにある2017年に再建された雑太社の御祭神は神魂命(かんたまのみこと)。“魂”は“玉”に通じることから、球技上達の御利益があるそうです。明治43年(1910)、関西で初めてのラグビーが行われたことにちなみ、 昭和44年(1969)に建立された「第一蹴の地」記念石碑が今も遺り、まさに“ラグビーの聖地”です。今年は「ラグビーワールドカップ2019」が日本で開催される特別な年。必勝祈願に訪れてみるのも良さそうです♪

絵馬もラグビーボール型!



縁結びの御利益あり!
「相生社(あいおいのやしろ)」


糺の森を抜け、楼門(重文)前にあるのが相生社です。縁結びの神さまとして知られ、2本の木が1本に結ばれた不思議なご神木「連理(れんり)の賢木(さかき)」がシンボルとなっています。こちらでは良縁祈願の特別な参拝方法があり、まず「えんむすび祈願」と書かれた絵馬(500円)に願い事を書き、お社の前へ。絵馬を持ったまま女性は反時計回りに、男性は時計回りにお社を2周してください。3周目の途中で絵馬掛けに絵馬を結び、再び正面に戻ってきたらお参りを。最後に御神木にかけられた御生曳(みあれびき)の綱をひいて、鈴を鳴らせば参拝完了です♪ 良きご縁に恵まれますように!



\縁結びに興味のある方は、こちらのブログもチェック!/
⇒【京さんぽ】とにかくご縁を結びたい! 京都で良縁・縁結び祈願


自分の干支を見つけてお参りを
「言社(ことしゃ)」


本殿前に建つ言社(重文)は、7つの名前をもつ大国主命(おおくにぬしのみこと)を、それぞれ7つの社に祀り、「大国さん」の愛称で親しまれています。東には一言社(大国魂命・顕國魂命)、正面に二言社(大国主命・大物主命)、西に三言社(大己貴命・志固男命・八干矛命)が建ち、干支の守護神として有名です。自分の干支を見つけて、しっかりお参りしましょう♪

\まだまだ見どころいっぱい♪/
■美人祈願で有名な「河合神社」
■境内にお茶処が! 「さるや」



【授与品】
女性必見! 授与所には、かわいいお守りが♪

媛守


下鴨神社の授与所には、女性の「胸きゅん」を誘うお守りがたくさんあります。レースの透け感が美しい「レースお守り」や、ひとつひとつ柄が違う色とりどりのちりめんで作られた「媛守(ひめまもり)」、仕事や人間関係など、結びたいご縁に関するものを入れられる「むすび守り」など、かわいらしいものばかり! お気に入りを見つけて、肌身離さず持ち歩いてくださいね。

むすび守り


【お祭り】
その1「御手洗(みたらし)祭」


最後に、この夏に行きたい下鴨神社の2大イベントをご紹介します! ひとつ目は「御手洗祭」。みたらし団子の発祥の地と伝わる御手洗池で、土用の丑の日前後に行われる神事です。池を満たしているのは御神水として尊ばれる清らかな名水。普段は入ることができませんが、御手洗祭では足を浸してゆっくり進み、祭壇にロウソクを供え、無病息災を祈願します。別名「足つけ神事」とも呼ばれ、池の水は夏の暑さを吹き飛ばすほどの冷たさです! 夜は、ロウソクの灯りが水面でゆらゆら揺れ、幽玄な空間が楽しめます。

【日程】2019年7月19日(金)~28日(日)9:00~21:00
⇒詳細はこちら



その2「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab - TOKIO インカラミ」

下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab - TOKIO インカラミ©チームラボ


ふたつ目は、「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab - TOKIO インカラミ」。昨年に引き続き、チームラボとのコラボレーションで、夏の夜の不思議なイベントが開催されます。今年は新たに、糺の森に流れる川沿いを、匿名の肖像群が歩き続ける「Walk, Walk, Walk - 下鴨神社 糺の森」なども登場。非日常&幻想的な空間をその目で確かめてみてください。

【日程】2019年8月17日(土)~9月2日(月)18:30~22:00(最終入場21:30)
\こちらのブログでご紹介しています/
⇒【古都こよみ】京都・夏のライトアップと夜間特別拝観2019

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下鴨神社の見どころや授与品、夏のお祭り情報、いかがでしたか。日中も夜も楽しめる夏の下鴨神社へ、ぜひお参りくださいね!

下鴨神社
【参拝時間】6:30~17:00 ※秀穂舎は10:00~16:00(受付終了15:30)
【授与所】9:00~16:00
【参拝料】境内無料
【電話】075-781-0010
【アクセス】市バス「下鴨神社前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

 

Written by. オパン

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