京都NEW SPOT 16

2020年7月21日（火）、高瀬川の東側に延びる木屋町通沿いに、複合施設「立誠（りっせい）ガーデンヒューリック京都」がオープンしました。元立誠小学校の建物を保全・活用した空間で、ホテルや商業施設、図書館などが入店！ どんな施設なのかご紹介します♪

建物は、かつての校舎を保全・再生

立誠ひろば

立誠小学校は明治2年（1869）に開校。アーチ型の玄関などレトロな装飾が施された貴重な近代建築の校舎は、長らく木屋町のシンボルとして愛されてきました。平成5年（1993）の閉校後も、演劇・映画・フリーマーケットなど、さまざまなイベントの拠点として活用され、2017年に複合施設としてリニューアルすることが決定。旧校舎の耐震改修などの工事を経て、この夏、ついにオープンしました♪

建物は、かつての校舎を保全・再生した“既存棟”と、それにデザインを調和させた“新築棟”から構成され、1階部分には自治会活動スペースのほか、文化的拠点となる「ヒューリックホール京都」、「立誠図書館」など、計8店の商業施設が開業。既存棟の2階から3階及び新築棟の2階から8階には「ザ・ゲートホテル京都高瀬川 by HULIC」が開業しました。かつてのグラウンドは人工芝が美しい「立誠ひろば」に生まれ変わっています。

今回はそのなかから、気軽に立ち寄りたい1階部分の3つのスポットをご紹介します！

【立誠図書館】
“もっと、つながる”をビジョンに、約3,000冊を所蔵

「一般社団法人 文（ぶん）まち」が運営する立誠図書館。“もっと、つながる”をビジョンに、人と本、人と人をつなぐ図書館を目指し、2018年春に改修工事中の立誠小学校一角に建てられました。仮設としてプレハブの本館と3つの「図書館ボックス」からスタートしましたが、この度、建物内に場所を移し正式に開館することになりました！

左上：本館、右上：かどっこ図書館＜コミュニティー＞、
左下：かどっこ図書館＜アート＞、右下：かどっこ図書館＜キッズ＞

図書館は本館と、建物の東西南北に位置するコミュニティー、アート、キッズ、メモリーの4つの小さな“かどっこ図書館”に分かれています。所蔵図書のセレクトは、京都市動物園やワコールスタディホール京都の本棚などをプロデュースされている「BACH（バッハ）」の幅允孝（はば よしたか）氏によるもので、約3,000冊の本が並びます。それぞれの場所でお気に入りの本を見つけてみて♪

＼2018年の「そう京」ブログでもご紹介しました／
⇒【たいけん・発見！】小学校の跡地に開館！ 「立誠図書館」に潜入！（2018年5月掲載）

■立誠図書館
【開館時間】11：00～17：00 ※複写サービスは16：00まで
【休館日】月曜日、年末年始
【電話】075-585-5561
【公式ホームページ】https://www.bunmachi.org/

【TRAVELING COFFEE】
“旅するコーヒー”が再び立誠の地でオープン！

コーヒースタンド・TRAVELING COFFEE（トラベリング コーヒー）は、2015年に元立誠小学校の職員室にて営業をスタート。2018年の建物の改修工事中には仮設の立誠図書館内で営業され、今年3月からは京都駅近くの塩小路河原町にある「るてん商店街」にて期間限定の営業。･･･そして「立誠ガーデンヒューリック京都」の開業を機に、再びはじまりの地へ♪

紅茶のような色合いがキレイ♪ 浅煎りのアイスコーヒー 500円。
かちわり氷を使用されているため、氷が溶けにくいそう。

コーヒーは、選りすぐりの豆をハンドドリップで丁寧に淹れてくださいます（1杯500円～）。豆の種類も色々あり、日によって変更されるので「浅煎り？ カフェインレス？ それともさっぱり系？」など、どれにしようか迷ったときは、お店の方に気軽に尋ねてみてください！ コーヒーは立誠図書館内でもいただくことができるので、読書のお供にもどうぞ。

■TRAVELING COFFEE
【営業時間】11：00～17：00
【定休日】不定休
【公式Facebook】https://www.facebook.com/kyototravelingcoffee/

【AMACO CAFE】
長年の“発酵”研究から生まれた！ おみやげ選びにもぴったりなカフェ

京つけもの 西利が手がけるAMACO CAFE（アマコウ カフェ）は、西利のラブレ乳酸菌ブランド「AMACO」と「発酵生活」の商品やメニューが揃う新業態のカフェ。長年培った“発酵”研究を活かし、甘麹をラブレ乳酸菌で発酵させた「乳酸発酵甘麹AMACO」を使用したランチセットやパウンドケーキをいただくことができます。夜はバーとしても利用できるそう。

AMACO BREAD 甘麹熟成食パン 2斤 1,080円

カフェの開店に伴い、新商品として登場したのが「AMACO BREAD 甘麹熟成食パン」。パンは生クリームの代わりに「乳酸発酵甘麹AMACO」をたっぷり使用されていて、時間が経ってもふかふか♪ スタッフさんによると「通常は“できたてが美味しい”と言われますが、こちらの食パンは2日目ぐらいにいただくと、熟成が進み、旨みが増してよりおいしく感じられますよ」とのこと。消費期限も製造日を含めて5日間と長く、味の変化を楽しみながらじっくりいただいてみましょう。

他にもドレッシングやスープ、タルタルソースなどが揃います。
日々の生活に気軽に“発酵”を取り入れてみて♪

■AMACO CAFE
【営業時間】10：00～23：00（ラストオーダー22：00）
※現在、時短営業中です。当面の間は下記の営業時間となりますのでご注意ください。
10：00～21：00（ラストオーダー20：00）
【定休日】無休
【電話】075-746-3123
【公式ホームページ】https://www.nishiri.co.jp/amaco-cafe/

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立誠ガーデンヒューリック京都には他にも、注目のお店が目白押し。京都で3店舗目となる「BLUE BOTTLE COFFEE 木屋町店」や、京都初出店となるレモネード専門店「LEMONADE by Lemonica（レモネード バイ レモニカ）」、香り雑貨を手がける会社「アート・ラボ」のプロダクトブランド「cotoiro（コトイロ）」の一号店など、訪れた際はぜひチェックしてみてくださいね！