京都から癒しの“花風景”をお届け 花手水・秋海棠など

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東福寺 勝林寺

まもなく8月も終わり。厳しい残暑が続くなか、手水舎を華やかにする「花手水(はなてみず・はなちょうず)」を中心に境内を彩る花々など、“癒しの風景”をお届けします。ひとあし早く初秋の花も咲き始めているようですよ。

\見頃を迎えた花々を紹介しています/
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【花手水・花をご覧いただくにあたって】
※御本尊・本殿にもお参りください。
※写真撮影は人との距離を保ち、撮影マナーを守りましょう。
※花は繊細なため、お手に触れないようお願いします。



【北野天満宮】テーマを設けて演出。約2メートルの大きな花手水


(撮影日:2020年8月25日)


6月に「京都 花手水と青もみじの名所御朱印めぐり」プランの企画として花手水が登場した北野天満宮。SNSを中心に話題になり、現在も楼門横の手水舎で実施されています。ただ美しいだけでなく、手水舎のどこかに北野天満宮の神紋“星梅鉢”モチーフが隠されているなど、テーマを設けて演出。先日までは京都の伝統行事「京都五山送り火」にちなみ、“大”の文字が登場していました。現在は、ひとあし早く秋のお花に彩られています。神紋モチーフも、ぜひ見つけてみてくださいね。


(撮影日:2020年8月25日)


ちなみに、手水舎の幅は約2メートル。新型コロナウイルス感染拡大防止のため求められる“ソーシャルディスタンス”の距離がおおよそこの位です。皆さまも距離を保ちながら、花手水をお楽しみください。

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【東福寺 勝林寺】まるで“アート”な花手水


(撮影日:2020年8月25日)


紅葉名所でおなじみの東福寺の塔頭・勝林寺では、数年前より花手水を実施されていて、いまや京都を代表する花手水名所のひとつとなっています。


(撮影日:2020年8月25日)


お花の入れ替えは、毎週火曜日と土曜日。現在は鮮やかなダリアやヒマワリなどが生けられ、お地蔵さんや金魚、パンダなどの楽しい置物が登場中。水風船も浮かび、夏らしい花手水になっています。この様子はお寺のFacebookなどで随時更新されていますので、ぜひチェックをしてみてくださいね♪


(撮影日:2020年8月25日)


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【上賀茂神社】かわいい“花” x 涼やかな“風鈴”


胡蝶蘭の花手水イメージ


京都最古の神社のひとつ、上賀茂神社。御祭神が降臨されたと伝わる「神山」の清らかな潜り水“神山湧水(こうやまゆうすい)”が境内を流れています。手水舎では、6月より紫陽花の花手水を実施。現在は胡蝶蘭が名水に浮かび、上には風鈴が吊され、涼やかな気分にさせてくれます。花手水はまもなく終了予定とのことですので、気になる方はお早めにお参りを。


(撮影日:2020年8月25日)


(撮影日:2020年8月25日)


朱塗りの楼門(重文)そばでは、ちらほら萩が咲き始めています。暑い日が続いていますが、季節は少しずつ秋へと近づいているようですね。

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【三千院・実光院】大原の里に咲く、秋海棠(しゅうかいどう)


三千院(撮影日:2020年8月26日)


京都駅からバスで約1時間、のどかな里山「大原」。自然豊かなお寺が点在し、現在は、三千院実光院寂光院などで秋海棠が咲いています。濃いピンク色の小花は“秋の季語”で、「秋海棠 西瓜(すいか)の色に 咲きにけり」と松尾芭蕉の句にも詠まれています。


三千院(撮影日:2020年8月26日)


三千院では、庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」のそばで多く見ることができます。

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実光院(撮影日:2020年8月26日)


実光院では、庭園「契心園(けいしんえん)」の手水鉢に寄り添うように咲いています。

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夏の終わりから秋にかけて咲く秋海棠。可愛らしい花姿が、秋の訪れを感じさせてくれます。



これからの季節、京都を彩る草花たち


(左上)秋明菊(右上)ススキ(左下)酔芙蓉(右下)萩


9月から10月にかけての“初秋”は、可愛らしい秋明菊などが見頃を迎えます。現在の花の様子は「旬の花情報」で更新していきますので、ぜひチェックをしてみてくださいね。写真を通して、心和むひとときを過ごしていただけますと幸いです。

Written by. かりー

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