
嵯峨野
10月を迎え、気候も落ち着き、朝晩は肌寒ささえ感じるようになってきた京都。そろそろ紅葉旅の計画を立て始めている方もいらっしゃるかと思いますが、初秋の花々もお忘れなく! 今が見頃の花名所をご紹介します♪
⇒最新の花情報はこちら! 「旬の花情報」をご覧ください♪
※京都旅行の際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染症予防対策へのご協力をお願いいたします。
【善峯寺 秋明菊】「一重」は満開! 「八重」も開花が進んでいます♪

(撮影日:2020年10月7日)
西山の山腹に堂宇を並べる善峯寺。桜、皐月、紫陽花など、四季折々の花名所として知られますが、現在は一重の秋明菊が見頃を迎えています。
境内の中で最も花を咲かせているのは、拝観受付のある山門を越えたすぐの場所。本堂へと伸びる参道の両脇で、溢れんばかりの秋明菊が涼しげに風に揺れていました。

(撮影日:2020年10月7日)
お堂を背景に咲く秋明菊。善峯寺では、“京都らしい風情が漂う古都ジェニック”な写真撮影を楽しむことができるのが嬉しいポイントです♪ この日は、大きなカメラをお持ちの方や、プロカメラマンの姿も!

(撮影日:2020年10月7日)
境内全域で「一重」はほぼ満開を迎えていますが、「八重」の花は咲き始めの段階。本格的な見頃はもう少し先のこととなりますが、「一重」と合わせれば、長い期間に渡って秋明菊を楽しむことができます。「絶景のお寺」としても知られますので、爽やかな「秋晴れの日」にお越しになってみてはいかがでしょうか♪
【妙蓮寺 芙蓉】見頃終盤! 朝と夕で表情を変える花

(撮影日:2020年10月9日)
住宅や商店が立ち並ぶ、西陣の“日常風景”の中に堂宇を構える妙蓮寺。初秋の今は、境内のいたるところで、芙蓉が花を咲かせています。白とピンクの花が綺麗ですね~♪

(撮影日:2020年10月9日)
「芙蓉といえば妙蓮寺!」と連想される方もきっと多いことでしょう。代表的スポットであるだけに、花数が多いのも魅力です。私が訪ねたときには、特に本堂前を中心にピンク色の花の開花が進んでいました。

(撮影日:2020年10月9日)
妙蓮寺には多種多様な芙蓉が咲きますが、なかでも特筆すべきが酔芙蓉(すいふよう)。朝に白い花を咲かせるのですが、時間がたつにつれ、「お酒に酔った」かのごとく、赤みを帯びていくというもの。時間を変えて訪れてみて、その変化を楽しんでみるのも良いかもしれません。
⇒妙蓮寺のスポット情報はこちら
【嵯峨野 秋桜】秋を代表する可憐な花が見頃♪

(撮影日:2020年10月8日)
秋に咲く花の中でも、特に人気を集めるのが秋桜(コスモス)ではないでしょうか。黄金色の稲穂が揺れる、のどかな田園風景が広がる嵯峨野に、白やピンク、赤の花が彩りを添えています♪

(撮影日:2020年10月8日)
おすすめの観賞スポットは、広沢池の西側(Google map)で、特に「児神社」の北側付近。ご覧のように、たくさんの花が、「今が盛り!」と言わんばかりに咲き誇っていました♪ 遙か向こうには、明智光秀にもゆかりの「愛宕山(あたごやま)」の姿も。「夕焼け x 愛宕山 x コスモス」の写真撮影スポットとしても人気があるそうです。

(撮影日:2020年10月8日)
「鮮やかなコスモスは、晴れの日に観賞したい!」と思っていたのですが、台風の影響もあり、訪れた日はあいにくの天候。しかし、雨粒をまとった花もなかなか良いものでした・・・ とは言え、まだ見頃は続きそうですので、「晴れの日」や「夕焼けが期待できそうな日」にも訪れてみたいと思います(笑)
【迎称寺 萩】雨にも負けず、風にも負けず花を咲かせています!

(撮影日:2020年10月9日)
京都市内の主要な名所では見頃を終えている萩ですが、こちらの迎称寺(こうしょうじ)では見頃が続いていました。「さすがに雨風でほとんど散ったかな・・・」と思っていましたが、ご覧の通り、まだまだ花のボリュームもたっぷり♪

(撮影日:2020年10月9日)
迎称寺といえば、萩の素晴らしさはもちろん、“風情ある土塀”も忘れることはできませんよね。特に、「曇り」や「雨」の日であれば、より一層しっとりとした情緒に溢れます。

(撮影日:2020年10月9日)
葉に目をやると、黄色くなっているものもあり、秋への準備も少しずつ始まっているようです。紅葉シーズンを迎えるまでのもうしばらくの間は、まだまだ元気に京都を彩る、初秋の花もお楽しみくださいね!
⇒迎称寺のスポット情報はこちら