
常寂光寺
「あの時見た、あの桜は本当にきれいだったなぁ」と、ふと思い返す桜はありませんか? 桜の花は毎年咲くけれど、必ずしも毎年同じ場所で、同じ咲き方の桜を見ることは叶いません。だからこそ、「あのときの桜をまた見たい」「あの桜にまた会いに行きたい」と思うのではないでしょうか。
皆さまにとってのそんな「思い出桜」は、どの桜でしょうか? 「そう京」スタッフの「思い出桜」を見ながら、“あの日の春”を思い出してみませんか。
【東寺】まさに「京都の春」! 桜の海に浮かぶ五重塔

(2020年撮影)
シュガー 「2011年春の『そうだ 京都、行こう。』キャンペーンの舞台、東寺。ポスタービジュアルにもなった五重塔と不二桜の共演は、今や東寺を象徴するような代表的な景観となりましたが、私のおすすめは金堂前の道から五重塔を眺める光景です。
ソメイヨシノの花に囲まれるように五重塔がそびえ、美しいショットを収めることができます。もちろん、そばにある『そう京』植樹の桜(※)の生育具合のチェックも怠りません♪」
※「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードの旧ポイントプログラムで植樹した桜。今もプレートが目印となっています。(現在は植樹企画は行っていません)
■東寺[教王護国寺]
☆例年の見頃:4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2021年版は3月上旬に公開予定です)
【六孫王神社】“構図探し”に夢中になった、桜スポット

(2013年撮影)
かりー 「東寺の北西に位置する六孫王神社は、京都駅からも近く、気付けば10年連続で訪ねています。以前は春でも訪れる方が少なくゆっくり撮影を楽しめましたが、ここ数年は桜スポットとして定着してきたのか、花見客も増えてきたように感じます。
実はかつて『そう京』編集部内で季節ごとに『フォトコンテスト』を行っていたことがあり、その際に提出したのが、この一枚。こぢんまりとした境内ですが、“絵になる”スポットが多く、新幹線と撮ったり狛犬と撮ったり・・・ いろんな構図を探していたところ見つけたのが、建物の中からのアングル。満開の桜を眺める、額縁アートのようになりました! 撮影の際は、定番から“ずらした”構図探しもおすすめです」
■六孫王神社
☆例年の見頃:4月上旬〜中旬
⇒桜開花情報はこちら(2021年版は3月上旬に公開予定です)
【上賀茂神社】早起きした人だけの特別な景色。“朝焼け桜”

(2018年撮影)
オパン 「学生時代、京都市内の北の方に住んでいたのですが、ある日、早起きしてふらっと訪れた上賀茂神社の参道の桜が朝日に照らされて、ものすごく綺麗だったのを覚えています。なかなか早起きなんてしないのですが、このときばかりは、早起きしてよかった〜と思いました。
・・・そして今もって早起きは苦手なので、このとき見た朝焼けの桜は、貴重な思い出になっています(苦笑)」
■上賀茂神社
☆例年の見頃:4月上旬〜中旬
⇒桜開花情報はこちら(2021年版は3月上旬に公開予定です)
【本満寺】空いっぱいに広がる桜

(2020年撮影)
きのこ 「今でこそ京都の桜スポットとして取り上げられる機会も多くなった本満寺ですが、ついこの間までは、知る人ぞ知る隠れ名所でした。入社したての頃、京都の桜スポットを回っていた途中、たまたま屋根の上からのぞく桜を見つけ門をくぐってみると・・・
まるで桜の花びらが雨のように降り注いでいるかと錯覚するほど、圧倒的なボリュームと、貴婦人の傘のように品のある枝振りの、見事なしだれ桜が目に飛び込んで来ました。感動でしばし見とれたあとに、必死になって撮影したのを覚えています(笑) 今でも桜の時季には、毎年欠かさず見に行っています」
■本山 本満寺
☆例年の見頃:3月下旬〜4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2021年版は3月上旬に公開予定です)
【正法寺】心がスカッとするような春があります。

(2019年撮影)
とらみ 「思い出に残っている桜、もう1ヵ所は、西山の正法寺。鳥獣の庭のしだれ桜がとっても好きで・・・ 書院から見る石庭としだれ桜、さらに塀越しには東山連峰の稜線。高さを感じられるお庭は珍しく、とても絵になる景色です。時間をかけてお庭を眺めるのが苦手な私でも、ここはいつまでも座って眺めていられます。
・・・ただ、どうしても仕事として撮影に行くことが多いのでゆっくりできないのが残念です。ピーク時でも比較的人も少なく、穴場中の穴場スポット。私の代わりに、皆さんゆっくり座って眺めてみて〜!」
■正法寺
☆例年の見頃:4月上旬〜中旬
⇒桜開花情報はこちら(2021年版は3月上旬に公開予定です)
【地蔵禅院】いつか、いつかと願った桜。

(2016年撮影)
みさご 「京都府南部、井手町にある地蔵禅院の桜がきれいだと、どこで見たのか聞いたのかもう覚えていないのですが、『いつかは・・・』と思っていて、ようやく見に行けたのが2016年。それから何度か桜の頃に伺い、そのたびに胸のすくようなこの景色に心洗われました。
一度は樹勢が衰えたというしだれ桜ですが、お寺の方や檀家さん、参詣者の皆さまの手厚い保護と御浄財により、毎年樹勢回復施行ができ、またたくさんの花を咲かせるようになった、というお話も胸が熱くなり・・・ 春の日の暖かさと人の温かさが忘れられない思い出となりました」
■地蔵禅院
【拝観時間】8:00〜18:00
【拝観料】無料(しだれ桜維持のための募金をされています)
【アクセス】JR奈良線「玉水駅」から徒歩約30分 Google map
【常寂光寺】意外な場所での出会いは、思い出に残ります。

(2020年撮影)
カツオ 「以前、嵐山エリアに桜の撮影に出かけた折、人出が多かったので、混雑を避けて嵯峨野方面に“ずれて”みました。嵯峨野方面の桜の名所ってあまり聞いたことがないので、たいして期待してなかったところ、常寂光寺に巨大なしだれ桜が見えたので入ってみたら、この景色!
ほぼほぼ独占状態で写真撮影も楽しめました。撮影の“絵”的にもおすすめで、個人的には桜のNEW定番! 意外な場所での嬉しい出会いが忘れられないですね」
■常寂光寺
⇒スポット情報はこちら