コロナ禍の先行きも気になりますが、状況が好転すれば、「京都でお花見をしたい」と思われている方もきっと多いことでしょう。
今回は、大人気の「嵯峨野・嵐山」「祇園・東山」「哲学の道・岡崎」エリアに点在する定番のお花見スポットと、あわせて巡りたい穴場スポットをご紹介します。旅の参考に、また「もう少し旅行は控えよう・・・」という方は、写真を通してお花見気分を味わってくださいね。
\京都府下60ヵ所以上の桜名所の“今”をお届けします/
⇒「京都 桜の名所開花情報2022」(2022年は3月上旬から更新予定です)
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※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。
嵯峨野・嵐山エリアの定番
【渡月橋】山肌を彩る桜にも注目!
「竹林の小径」とともに、嵯峨野・嵐山エリアの代表的景観といえば、渡月橋ではないでしょうか。界隈は、ソメイヨシノを中心にたくさんの桜で華やぎます。渡月橋の上流では、手こぎ式のレンタルボートや、船頭さんの案内による屋形船も利用可能。少し視点を変えて、川面から山肌に咲く桜をのんびり楽しむのもおすすめです。
☆例年の見頃:3月下旬~4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2022年は3月上旬から更新予定です)
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【天龍寺】華やかに賑わう“もうひとつ”のお庭
世界遺産にも名を連ねる天龍寺。“庭の国宝”ともいわれる史跡・特別名勝「曹源池庭園」で有名ですが、桜を存分に愛でるのであれば、境内の奧にあるもうひとつのお庭「百花苑」へ。とりわけ“望京の丘”と名付けられた高台からの風景は圧巻で、桜のシャワーが境内に降り注ぐよう。澄み切った日であれば、はるか東山三十六峰の比叡山まではっきりと眺めることができます。
嵯峨野・嵐山エリアの穴場
【常寂光寺】紅葉の名所に巨大な一本桜
渡月橋や天龍寺の界隈には桜の名所が点在しますが、穴場を求めるなら、嵯峨野方面に足を進めてみましょう。天龍寺からは、竹林の小径を抜けて15分ほどで、紅葉の名所として知られる常寂光寺に到着します。何と言っても目を奪われるのが、拝観受付のすぐ近くに植わる巨大なしだれ桜! 桜の数は多くありませんが、この1本が春爛漫な雰囲気を作り出してくれます。石段を登り、京都の街並みとともに見下ろした姿もまたお見事です♪
☆例年の見頃:3月下旬~4月上旬
■常寂光寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
【電話】075-861-0435
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.jojakko-ji.or.jp/
【二尊院】“紅葉の馬場”を彩る桜の花
続いての穴場は、常寂光寺のお隣に堂宇を並べる二尊院。こちらも紅葉の名所として知られ、特に山門からおよそ100メートルに渡ってのびる“紅葉の馬場”は訪れる人を魅了して止みません。春は、芽吹き始めのモミジの間を縫うように、品良くソメイヨシノが彩りを添えます。また、本堂前では、紅色が美しいしだれ桜や遅咲きの品種が開花。近年、始められた“花手水”にもご注目を。
祇園・東山エリアの定番
【清水寺】美しく蘇った“舞台”と桜の共演
2020年12月に、本堂である“舞台”の改修工事を終えた清水寺。今春は、修復完了からまだ2回目の春ということで、「この春こそは、美しく蘇った清水の舞台と桜風景を見に行こう!」と思われている方もいらっしゃることでしょう。奥の院から眺める“定番風景”も良いですが、ちょうど本堂真正面に建つ子安塔(こやすのとう)前からの光景もまたおすすめです。他にも、三重塔の近くなど、境内にはたくさんの見どころがありますので、時間をかけて隅々までめぐってみてください。
☆例年の見頃:4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2022年は3月上旬から更新予定です)
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【高台寺】紅色が、より一層印象的な一本桜
清水寺からは、二年坂、三年坂を経由して15分ほど。豊臣秀吉の菩提を弔うために、正室であった北政所が開いた高台寺があります。毎年意匠を変えることで話題の方丈庭園には、枝振りも花付きも見事なしだれ桜が。お庭に敷かれた白砂との対比からか、より一層、紅色の美しさが際だって見えるようです。しだれ桜を見終えたら、境内を巡ってみましょう。風情ある竹林など、思わず記念写真を撮りたくなるスポットもたくさんありますよ。
祇園・東山エリアの穴場
【京都霊山護國神社】歴史ファンならずとも見逃せない桜スポット
祇園・東山エリアの穴場スポットとしてまずご紹介するのが、高台寺から歩いて5分ほどに位置する京都霊山(りょうぜん)護國神社。坂本龍馬や中岡慎太郎、木戸孝允(桂小五郎)など、幕末・明治維新期に活躍した偉人達を多く祀る社です。高台に位置することもあり、ここに至るまでには少し苦労するかもしれませんが、桜越しに広がる京都の大パノラマをひとたび見れば、疲れも一気に吹き飛びそう。近代日本の礎を築いた人々に感謝しながら、お花見を楽しみましょう。
☆例年の見頃: 4月上旬
■京都霊山護國神社
【参拝時間】8:00~17:00※受付は9:00~
【参拝料】境内無料、旧霊山官修墳墓300円
【電話】075-561-7124
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.gokoku.or.jp/
【参拝時間】8:00~17:00※受付は9:00~
【参拝料】境内無料、旧霊山官修墳墓300円
【電話】075-561-7124
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.gokoku.or.jp/
【知恩院】壮大な三門に降り注ぐ!? 桜のシャワー
続いてご紹介するのは浄土宗の総本山である知恩院。京都市民のお花見スポットとして知られる円山公園からすぐの場所に位置しますが、境内が広いこともあってか比較的ゆったりと桜を楽しむことができます。桜を眺めるなら、三門の周りに加え、南側にある庭園「友禅苑」もおすすめ。苑内に咲き誇るしだれ桜のたもとまで来たら、空を見上げてみてください。日本最大級の三門を、桜の花びらが覆い尽くすかのような光景を目にすることができますよ。
☆例年の見頃:4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2022年は3月上旬から更新予定です)
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哲学の道・岡崎エリアの定番
【哲学の道】何度も歩きたい桜のトンネル
哲学の道は、銀閣寺前から若王子神社前に至るまでの1.5キロにも及ぶ疏水沿いの小径です。四季を通して訪れる人が後を絶ちませんが、最も人出で賑わうのが春。物悲しくも、どこか心安らぐ冬枯れの季節を越えたら、小径はどこまでも続くかのような桜のトンネルへと様変わりします。写真撮影を楽しんだり、途中途中にあるベンチでひと休みしながら、のんびりと時間をかけて散策してみてください。
☆例年の見頃:4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2022年は3月上旬から更新予定です)
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【平安神宮】文豪も愛した紅しだれ桜の園
平安神宮を代表する桜といえば、なんといっても紅しだれ桜。その美しさは川端康成の『古都』や、谷崎潤一郎の『細雪』にも描かれるほど。本殿を取り囲むかのように配された4つのお庭のうち、南神苑と東神苑で、紅色の可憐な花を多く目にすることができます。特に東神苑は、広大な栖鳳池を取り囲むように桜が植わり、何度も足を止めてしまいたくなることでしょう。
哲学の道・岡崎エリアの穴場
【くろ谷 金戒光明寺】山門やお堂とのコラボ写真も楽しみたい
哲学の道・岡崎エリアの穴場スポットは、紅葉の名所として人気の2つのお寺から。平安神宮から北に歩いて10分ほどに位置する金戒光明寺は、新選組発祥の地としても知られる浄土宗寺院。近年は秋に、特別公開やライトアップが行われるなど、紅葉の名所として定着をしましたが、桜の季節もまた見逃すことができません。山門の周りや御影堂に至るまでの参道で、ソメイヨシノが多く花を咲かせるだけでなく「絵にもなる」ので、カメラ好きの方にもおすすめ。境内を無料で拝観できるのも嬉しいポイントです♪
【真如堂[真正極楽寺]】地元の方にも愛される桜スポット
最後にご紹介するのは、金戒光明寺からは目と鼻の先にある真如堂。春よりも秋のイメージが強いということに加え、ただ桜が花を咲かせるだけでなく、三重塔や石畳の参道などと相まって「絵にもなる」という点は、金戒光明寺とも多く共通します。更にこちらも境内の拝観料は無料で、地元の方の散歩コースとしても親しまれているそう。ソメイヨシノに加え、早咲きのものから、紅しだれ桜や八重桜など遅咲きの品種も植わるため、長い期間に渡って春を楽しむことができるのも特長です。
☆例年の見頃:4月上旬
⇒桜開花情報はこちら(2022年は3月上旬から更新予定です)
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※掲載内容は2022年2月9日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。