お寺の歴史に名を刻む! 由緒ある古刹・安祥寺の復興特別体験をご案内

  • イベント・歳時
  • その他・お知らせ

安祥寺住職 藤田 瞬央さん

安祥寺住職 藤田 瞬央さん

長らく整備されていなかったあるお寺が、拝観者の受け入れに向けて、復興への第一歩を踏み出しました。そこで、かつての境内の姿を取り戻すプロジェクトの一部に、協力者となる“復興衆”を募ることに。壮大な伽藍を誇ったという古刹の復興に、皆さまも携わってみませんか。

\古刹の復興に参加する貴重な体験プランが販売中です/

⇒「古刹の歴史に名を刻む 京都安祥寺 復興特別体験」
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

本堂

本堂

そのお寺とは、山科区の北部に堂宇を並べる安祥寺。平安時代前期の嘉祥元年(848)に創建され、かつては山科一帯に広大な境内を有し、700ほどの坊舎を数えたという由緒ある真言宗のお寺です。しかし、戦禍や火災などによる寺域の縮小や文化財の散逸を経て、往時の姿を失い、ひっそりと法灯を守り続けていくこととなりました。

そのような中、平成30年(2018)、藤田瞬央さんが住職となり、「人が集えるお寺」を目指して復興に着手します。昨年(2021年)には、“安祥寺の原点”ともいえる青龍社(鎮守青龍大権現御宝殿)の修復が完了。しかしこれはまだ第一歩にすぎません。「行く末は、境内を往時の姿に戻したい」という藤田さんの思いもあり、境内の整備はまだまだ続きます。そして次なる一歩を踏み出すべく、この度、参画いただく“復興衆”を募られることとなりました。
  • 苔植が始まる前の青龍社

    苔植が始まる前の青龍社

  • 苔植が始まった青龍社

    苔植が始まった青龍社

「苔植や植栽、植樹は、仏様や御堂をより際だたせていくもの」と語る藤田住職。今回の復興プロジェクトでは、境内に彩りや華やぎをもたらす作業に、3回に渡って携わることとなります。
第1回:青龍社への苔植え(5月~6月)
第2回:四季を通じて境内を彩るモミジ・ドウダンツツジ・マンリョウの植栽・植樹(10月)
第3回:桜の植樹、御礼状の授与(3月)
現在、常緑樹こそ境内に数多く植わりますが、モミジや桜など季節を彩る植物はわずか。目に鮮やかな植栽が増えることは、見た目にも分かりやすい“復興の旗印”にもなるかもしれません。
  • 木札

    木札

  • 復興体験の際に着用いただける法被も授与

    復興体験の際に着用いただける法被も授与

プロジェクトに参加された“復興衆”の方には、今後行われる特別拝観にご入場いただける「木札」の授与や、大晦日に実施される「除夜の鐘付き体験」(2022年)の参加枠を確保。そして創建から1200年以上の歴史をもつ安祥寺の本堂(江戸時代再建)に、御芳名を刻んだ銘板が奉納されます。そこには、「植樹などの体験を終えたから関係も終わりではなく、復興に携わったことで、これまでとは違った距離感や関係性で、お寺に関わっていただきたい」という藤田住職の思いが込められています。

今回のプロジェクトは完全復興までのほんの一部に過ぎないかも知れませんが、「人が集えるお寺」へとなる架け橋として、安祥寺の歴史に名を刻んでみませんか。

\安祥寺復興プロジェクトへの参加方法や藤田住職のインタビューを掲載/
※掲載内容は2022年5月27日時点の情報です。

Written by. カツオ

おすすめコンテンツ