厳しい日射しを回避! “影の凉”スポットで京都を満喫しよう

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建仁寺

建仁寺

JR東海では現在、「京の涼さがし」キャンペーンを実施中。風鈴や風車(かざぐるま)を設えた社寺の空間を楽しんでいただく“風の凉”のほか、建物内にできる影や、境内の木陰からお庭を眺める“影の凉”をおすすめしています。今回は、日射しを避けて京都らしい風景を楽しむことができる“影の凉”スポットをご紹介しましょう!

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⇒「京の涼さがし」キャンペーンの特設ページはこちら
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

【宝泉院】一幅のアートのようなお庭を愛でる

  • 額縁庭園(盤桓園)

    額縁庭園(盤桓園)

  • 額縁庭園(盤桓園)

    額縁庭園(盤桓園)

洛北エリアに位置する大原の里は、市街地に比べ3~5度ほど気温が低いといわれます。冬には毎年のように雪景色に出会えることも、その裏付けと言えるかもしれません。
大原でおすすめの“影の凉”スポットが宝泉院。客殿の鴨居と敷居、そして柱をフレームに見立て、その先に広がるお庭を鑑賞する“額縁庭園”で知られるお寺です。「立ち去りがたい庭」を意味する盤桓園(ばんかんえん)と名付けられたこのお庭。日射しが遮られた堂内からであれば、暑さも時間も忘れて、じっくりと楽しんでいただけることでしょう。

水琴窟

水琴窟

このお庭には、涼を感じるある装置が仕掛けられています。それがこちらの「水琴窟(すいきんくつ)」。竹筒に耳をあてると、「キ~ン、コ~ン」と心地よい音が響きます♪ 地中に埋められた甕に水滴が落ちることによって奏でられるという仕組みであるそう。訪れたならぜひ耳を傾けてみてください。
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
      ※2022年7月11日(月)から当面の間、平日は9:00~16:00(受付終了15:30)
【拝観料】800円(茶菓付)
【電話】075-744-2409
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】http://www.hosenin.net/

\宝泉院近くの“影の涼”スポット/
【三千院】木々が作り出す緑の凉空間

  • 往生極楽院

    往生極楽院

  • 有清園

    有清園

大原を代表するお寺として真っ先に挙げられるのが、三千院といっても過言ではないでしょう。こちらもお堂の中から有清園や聚碧園(しゅうへきえん)といった緑豊かなお庭を鑑賞することが可能です。また、回遊式の有清園は高く伸びる木々のおかげで、日照りの日であっても木陰が涼を演出。陽の光が遮られるためか、夏場であっても美しい緑の苔が見られるのも嬉しいポイントです♪

【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
      ※11月は8:30~17:00(受付終了16:30)、12月~2月は9:00~16:30(受付終了16:00)
【拝観料】700円
【電話】075-744-2531
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.sanzenin.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

【圓光寺】かの絵師も訪れたというお寺で涼を感じる

  • 十牛之庭

    十牛之庭

  • 十牛之庭

    十牛之庭

一乗寺に佇む圓光寺は、徳川家康が起こした学問所に始まる南禅寺派の禅刹。殊に書院の前に広がる「十牛之庭」の美しさで知られます。晴れ渡った日であってもどこか涼やかな印象を受けますが、お庭を覆い尽くすかのような楓を中心とする木々が、降り注ぐ日射しを和らげてくれているためでしょうか。吹き込む風が更なる涼をもたらしてくれます。

応挙竹林

応挙竹林

書院を出て、木漏れ日が射す回遊式のお庭を進み、洛北最古の池泉とされる棲龍池の先へ。こちらの「応挙竹林」もなんとも涼しげな風景ですよね。実は圓光寺は、江戸時代の絵師で、主に京都で活躍した円山応挙にゆかりあるお寺。自身も圓光寺を訪れていたといい、寺に遺る「雨竹風竹図屏風」(重文)は、この竹林を描いたものとも言われます。風が吹けば肌だけではなく、竹の葉擦れ音からも涼を感じられそうです。
 
\圓光寺は“影の凉”対象寺院です/
⇒「京の涼さがし」キャンペーンの特設サイトはこちら

【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】500円
【電話】075-781-8025
【アクセス】市バス「一乗寺下り松町」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://www.enkouji.jp/

\圓光寺近くの“影の涼”スポット/
【詩仙堂】水が作り出す音を聞きながらお庭鑑賞を

  • 書院前のお庭

    書院前のお庭

  • ししおどし

    ししおどし

圓光寺とともに一乗寺エリアの人気寺院のひとつが詩仙堂。白砂と皐月の刈り込みから成るシンプルなお庭ですが、眺めているとつい心を奪われ時間を忘れてしまいそうになります。時折、聞こえてくる「カコン」と乾いた音色。その正体は、詩仙堂が発祥とも言われる「ししおどし」。竹筒と石、そして水によって奏でられる情景を思い浮かべれば、より涼しげにお庭を眺められそうです。
 
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:45)
【拝観料】500円
【電話】075-781-2954
【アクセス】市バス「一乗寺下り松町」バス停から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://kyoto-shisendo.net/

【常寂光寺】木陰が広がる緑豊かなお庭

  • 仁王門

    仁王門

  • 仁王門

    仁王門

続いてご紹介するのは、嵯峨野・嵐山エリア随一の紅葉名所である常寂光寺。空高く幾重にも重なり合う木々が日射しをシャットアウト。意識して参道を眺めてみると、時間帯にもよりますが、射しこむ光は僅かなもの。いかに日射しが遮られ、凉空間となっているのかがよく分かります。境内に多く自生する苔が青々としているのも、木陰が多いことが影響しているのかもしれません。

妙見の滝

妙見の滝

こちらは仁王門近くにある妙見の滝。境内にのびる主要な参道とは別方向にあるためか、訪れる人はやや少な目。流れ落ちる水量は多くはありませんが、涼しげな風景を見ることができます。境内をひととおり巡った後、クールダウンに訪れてみても良いでしょう。
 
\常寂光寺は“影の凉”対象寺院です/
 
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】500円
【電話】075-861-0435
【アクセス】JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.jojakko-ji.or.jp/

\常寂光寺近くの“影の涼”スポット”/
【祇王寺】木々に覆われた一面の苔庭

苔庭と草庵

苔庭と草庵

常寂光寺から歩いて10分ほどの場所にひっそりと佇む祇王寺。常寂光寺と同様、空に向かって高く伸びるモミジを中心とした木々が、苔で覆われたお庭を日射しから守るように包み込みます。お庭にできた木陰から一面の緑を眺めてみれば心身共にリフレッシュできそうです。
 
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】300円
【電話】075-861-3574
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂前」バス停から徒歩約15分 Google map
【公式ホームページ】https://www.giouji.or.jp/

【建仁寺】今年限り(?)の凉空間からお庭鑑賞を

  • 潮音庭

    潮音庭

  • 潮音庭

    潮音庭

この夏、特におすすめのお寺が建仁寺。繁華街である祇園に位置しますが、「京都最古の禅寺」という長い歴史を誇ります。「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンポスターでも登場した小書院から眺める潮音庭の風景は、今年ぜひ見ておきましょう! 実は、通常は襖で室内が遮られているため、これほどまでに広々とした空間からお庭を眺められるのは貴重な機会なんですよ。9月中旬ごろには襖が戻される予定であるそうなので、気になる方はお早めにお越しください。

大雄苑

大雄苑

こちらは方丈の前庭となる大雄苑(だいおうえん)。その名の通り、白砂が敷かれた雄大なお庭です。鑑賞場所となる方丈の縁側も広い上に、開かれているためか風通しも抜群。拝観の方が少しずつ落ち着き始める夕方頃が特におすすめです。
 
\建仁寺は“影の凉”対象寺院です/
 
【拝観時間】10:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】境内無料、方丈・法堂600円
【電話】075-561-6363
【アクセス】市バス「東山安井」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://www.kenninji.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

\建仁寺近くの“涼”スポット/
【鴨川】夏の京都らしい風景を眺めてみましょう

鴨川

鴨川

ここまでご紹介してきた光景とは少し趣が変わりますが、こちらは鴨川にかかる四条大橋(Google map)からの風景。風情ある川床の柔らかな灯りが川面を照らします。日が暮れて暑さ和らぐ頃、京都の夏を感じに、涼風が吹き抜ける鴨川沿いを散歩してみてはいかがでしょうか。
※掲載内容は2022年8月26日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. カツオ

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