食欲の秋、収穫の秋、実りの秋というように、秋は食への期待が自然と高まります。なかでも、“栗”が出始めるのを待ちわびている方も多いのではないでしょうか。調理方法もさまざまにありますが、今回は「贅沢~!」と感嘆の声を上げてしまうくらい栗に特化したスイーツをご紹介します♪
二條若狭屋「ゴールドくり」
ゴールドくり(2個入り)993円
二条城の近くにある和菓子店、二條若狭屋。大正6年(1917)にお店を開いた初代考案の「不老泉」や「家喜芋(やきいも)」が代表銘菓として愛されていますが、ここ数年、人気を博しているのが「ゴールドくり」です。輝かしい菓銘にふさわしく、パッケージも金色。食べる前から期待が高まります。
もともと、二條若狭屋には栗の定番商品に「ふく栗」と「やき栗」があります。「ゴールドくり」はその進化版ともいうべき商品で、“ゴールド”の名前にふさわしく一級の素材を使った贅沢仕様になっています。
柔らかく炊いた渋皮つきの和栗がまるごと1個使われ、和三盆糖を含んだ餡でコーティング。さらに羊羹で包んで栗の形に整え、けしの実と金箔があしらわれています。和三盆の優しい甘みが栗の美味しさをいっそう引き立て、濃厚な味わいを楽しめます。栗好きなら、「ふく栗」「やき栗」「ゴールドくり」の食べ比べもおすすめです♪
外観
■二條若狭屋
【営業時間】8:00〜17:00
【定休日】水曜日
【電話】075-231-0616
【アクセス】地下鉄東西線「二条城前駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.kyogashi.info/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/nijyowakasaya_honten/
京都北山 マールブランシュ「しぼりたてモンブラン〜丹波栗づくし〜」
栗のスイーツなら、モンブランもはずせません。京都でモンブランといえば、「茶の菓」で知られる京都北山 マールブランシュです。創業当時からの看板メニューで、ラム酒が香る口どけのよいマロンクリームが特長です。
しぼりたてモンブラン〜丹波栗づくし〜 1,760円
サロン併設店舗では、ケーキをはじめさまざまなデザートをいただけます。「しぼりたてモンブラン〜丹波栗づくし〜」は京都北山本店だけのオリジナルメニュー。土台となるムースグラッセやクリーム、周りに添えられた渋皮煮まで、すべてに丹波栗が使われています。
メニューに“しぼりたて”とあるのは、目の前でクリームを絞る様子を見られるから。渋皮煮を添え、丹波栗のクリームを軽やかに絞っていくライブ感あふれる演出は心が踊ります。
食べ始めのムースグラッセはアイスのような食感で、次第に柔らかくなると口のなかでマロンクリームとなめらかに溶け合います。見て幸せ、食べて幸せの絶品スイーツです♪
もうひとつ、モンブラン情報を。サロンに使われている椅子に、なんとモンブラン模様の椅子があります! ほかにも、ショートケーキや「茶の菓」をモチーフにした遊び心あふれる椅子がありますので、ぜひご覧になってくださいね。
■マールブランシュ 京都北山本店
【営業時間】ショップ9:00〜17:30、サロン10:00〜17:30(ラストオーダー17:00)
【定休日】無休
【電話】075-722-3399
【アクセス】地下鉄烏丸線「北山駅」から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.malebranche.co.jp/
二軒茶屋café「栗パフェ」
八坂神社の南楼門そばにある老舗料亭「二軒茶屋 中村楼」が蔵を改装して2014年にオープンした二軒茶屋café。江戸時代から作られている「田楽豆腐」や祇園祭の頃にいただける「稚児餅」など歴史ある名物メニューで知られますが、パフェも人気を集めています。
栗パフェ 1,650円
秋のお楽しみは「栗パフェ」。和栗の甘露煮、金箔を添えた栗きんとん、栗アイスの3種を主役に据えた逸品です。栗の異なる食感、味わいをひとつのグラスで堪能できるうえに、グラスの底に入れられたミルクソフトが絶妙なハーモニーを生み出します。
今年は10月中旬以降に登場予定。最新情報は公式Instagramからチェックしてください♪
■二軒茶屋café
【営業時間】11:00~18:00
【定休日】水曜日
【電話】075-561-0016
【アクセス】市バス「祇園」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.nikenchaya.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/nikenchaya_official/
茶寮 宝泉「栗しるこ」
栗しるこ 1,700円
下鴨神社の北、静かな住宅街のなかにある茶寮 宝泉。毎年、秋の訪れとともにお客さんを虜にしているのが「栗しるこ」です。ほんの少しの砂糖とお水で調整する以外は、丹波栗だけしか使わないという潔さ。丹波栗の美味しさに正面から向き合えるなんて、甘味好きにはたまりません。
丁寧に裏ごしされた濃厚でなめらかな味わいは、口の中にいつまでも嬉しい余韻を残します。おしるこのなかに大きな丹波栗が2粒も入っているのもポイント。
「栗しるこ」の美味しさをさらに引き立てるのが、建物の佇まいです。築100年以上という数寄屋造りのお座敷は趣があり、手入れの行き届いたお庭に心が癒されます。ここでは、味はもちろん、過ごす時間もごちそうです。
今年は10月下旬以降に「栗しるこ」がメニューに並ぶ予定とのこと。公式Instagramで続報を待ちましょう。
外観
■茶寮 宝泉
【営業時間】10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】水曜日、木曜日、年末年始
【電話】075-712-1270
【アクセス】市バス「下鴨東本町」バス停から徒歩約2分 Google map
【公式ホームページ】https://housendo.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/housendo.kyoto
※掲載内容は2024年10月4日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。