京はやしや 抹茶ラテ
いまや日本人だけでなく海外の方にも大人気の抹茶。抹茶本来の美味しさもさることながら、料理やスイーツなど幅広いアレンジが可能なことも人気を集める理由のひとつかもしれません。
なかでも、今回は老舗の日本茶専門店で味わえる「抹茶ラテ」に焦点を当ててみました。クリーミーな味わいを、どうぞお楽しみください♪
丸久小山園 西洞院店「抹茶クリームティー」
元禄年間に宇治の小倉で創業した丸久小山園。京町家の雰囲気が素敵な西洞院店には、茶房「元庵」が併設され、丸久小山園こだわりの味を楽しめます。
丸久小山園では粉末タイプの「抹茶クリームティー」を販売しています。お湯や水に溶かして、すぐに味わえる人気商品で、茶房ではお店独自のおすすめの配合でいただけます。
プロの技できめ細やかに点てられ、美しいお茶碗で提供されるのは茶房ならでは。ミルクの甘みはほどほどに、抹茶特有の苦みや旨味が感じられます。見た目以上にたっぷりと入っていて、濃厚な抹茶クリームをサンドしたゴーフレットが付いているのも嬉しいポイントです。
■丸久小山園 西洞院店
【営業時間】物販9:30~18:00、茶房10:30~17:30(ラストオーダー17:00)
【定休日】水曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
【電話】075-223-0909
【アクセス】地下鉄烏丸線「烏丸御池駅」から徒歩約6分 Google map
京はやしや 京都店「抹茶ラテ」
京はやしやは江戸時代に金沢で創業し、明治11年(1878)に三代目が宇治に茶園を設けた歴史を有します。抹茶スイーツを味わえるお店をいち早く始めことでも知られ、昨年(2024)6月には、茶文化の楽しみ方を提案する京都店をオープンしました。
抹茶ラテ 680円
京はやしやの「抹茶ラテ」は、お茶席用のお薄の抹茶を使用した本格的な味わい。ふわっと仕上げたフォームミルクが溶け、優しい甘さが広がります。お店の方に、まろやかな口あたりの秘密を聞いてみると…
なんと、お茶席と同じように茶釜を使っていると教えていただきました。茶釜で沸かしたお湯は柔らかくなり、抹茶の美味しさが増すといわれます。
テイクアウトなら「抹茶ラテ」を作る一連の流れを目の前でご覧いただけます。お店の方が抹茶を点てると、さわやかなお茶の香りが漂います。
もうひとつ、テイクアウトのポイントは、カップの縁にちょこんと乗ったかわいらしいお干菓子です! お茶席で抹茶をいただく際はお菓子が付くのが一般的とあって、テイクアウトでもお茶席を身近に感じられるようにという想いから、オリジナルの落雁を付けたそうです。たぬき、ネコ、犬の3種類から好きなものを選べ、どれにしようか迷ってしまいますね。
■京はやしや 京都店
【営業時間】物販10:00~20:00、カフェ11:00~20:00(ラストオーダー19:30)
【定休日】無休
【電話】075-231-3198
【アクセス】地下鉄烏丸線「四条駅」から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】https://kyo-hayashiya.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/kyo_hayashiya_official/
祇園辻利 京都駅八条口店「京ふわわ」
初代の辻利右衛門という名前を屋号にした祇園辻利は、萬延元年(1860)より宇治茶の製造と販売を手掛ける老舗です。
数ある祇園辻利の店舗のなかでも、京都駅八条口店だけで提供される限定ドリンクがあるのをご存じでしょうか。
京ふわわ 870円
それは、京菓子の老舗 鶴屋吉信とコラボレーションした「京ふわわ」。和菓子づくりに使う徳島県産の和三盆糖を、ミルク、生クリームと混ぜてエスプーマ状に仕立て、祇園辻利特製の宇治抹茶の上にオン。和三盆のほど良い甘さが濃厚な抹茶に溶け合い、美味しくいただけます。
京都駅八条口店は八条口改札のすぐ隣。新幹線の乗車前にテイクアウトするのにも便利です。
外観
※「京ふわわ」は鶴屋吉信 IRODORIでも提供しています。
■祇園辻利 京都駅八条口店
【営業時間】8:30~21:00
【定休日】不定休
【電話】075-681-0001
【アクセス】京都駅八条口1階アスティロード Google map
茶寮 FUKUCHA 宇治店「抹茶リング 抹茶ラテ」
茶寮 FUKUCHAは宇治茶の老舗 福寿園が次世代の日本茶文化を創出するために展開するお店です。京都駅店、四条店の2店舗に加え、昨年(2024)11月に平等院の参道沿いに宇治店がオープンしました。
「抹茶リング 抹茶ラテ」はドーナツ型のスイーツが付いた宇治店限定のテイクアウトメニューです。ドリンクにはお茶席で出すような高品質の抹茶を贅沢に使い、軽い口当たりのミルクを甘さ控えめにして抹茶の爽やかさをキープしています。
気になるスイーツはというと、最中に白餡、クリームチーズ、抹茶の特製クリームを絞り、イチゴとフランボワーズ、白玉を添えた逸品で、テイクアウトとは思えないほどの高級感です。手掛けたのは茶寮FUKUCHAのブランド立ち上げ時からシェフパティシエを務める店長の杉本さん。味はもちろん、ワンハンドで持ち運びやすい形状や写真を撮りたくなるような見た目にもこだわられたそうです。抹茶リングは6月末までの限定で、季節に応じて新しいメニューが登場予定。ぜひ、公式Instagramで新しい情報をチェックしてくださいね。
■茶寮 FUKUCHA 宇治店
【営業時間】11:00~17:00
※土日祝は2階喫茶の営業あり。11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】月曜日
【電話】050-3152-2931
【アクセス】京阪宇治線「宇治駅」から徒歩約5分、JR奈良線「宇治駅」から徒歩約7分 Google map
【公式ホームページ】https://fukucha-fukujuen.com/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/fukucha.fukujuen/
中村藤吉本店「グリーンティーオーレ」
宇治茶の名店として国内外問わず人気を集める中村藤吉本店。宇治の本店は安政元年(1854)から続く創業地で、店内には元製茶工場を改装したカフェがあります。
「グリーンティーオーレ」は中村藤吉本店で販売している「グリーンティー」に優しい味わいのミルクを加えています。抹茶が苦手という方でもごくごく飲めるデザートドリンクといった印象で、最後にお茶の旨味も感じられるのが良いところ。
抹茶をしっかり感じられるラテが好みという方は、宇治の本店から歩いて5分ほどの場所にある平等院店でミクスチャ「抹茶(薄茶)とミルク」をどうぞ。コクのあるミルクに抹茶が注がれ、かき混ぜると、ほんのりミルクが香りながらもスッキリとした抹茶味に。宇治川沿いに設けられたテラス席もあり、気持ちの良い喫茶タイムを楽しめますよ。
■中村藤吉本店
【営業時間】物販10:00~17:30、カフェ10:00~17:30(ラストオーダー16:30 ※16:00受付終了)
【定休日】元日
【電話】0774-22-7800
【アクセス】JR奈良線「宇治駅」から徒歩約1分 Google map
【公式ホームページ】https://www.tokichi.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/nakamuratokichihonten/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/nakamura_tokichi_official/
■中村藤吉平等院店
【営業時間】物販10:00~17:00、カフェ10:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】元日
【電話】0774-22-9500
【アクセス】京阪宇治線「宇治駅」から徒歩約5分、JR奈良線「宇治駅」から徒歩約7分 Google map
※掲載内容は2025年5月16日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。