普段使いできるお店もオープン! 京都市役所の見どころレポート

  • お買い物
  • グルメ・スイーツ
  • 散策

来年(2027)、本庁舎が建築されてから100年という節目を迎える京都市役所。2021年に本庁舎の大規模な保存改修工事が終わり、2025年2月に北庁舎の建て替え、2026年4月に市役所内店舗区画「ててまち」がオープンと、話題を集めています。じつは、新しく生まれ変わったことにより、役所機能以外の部分にも見どころが増えました。一般の人も利用できるおすすめのスポットをご紹介しましょう。
 
\建築好きは必見!/

重厚感のあるモダン建築

京都市役所本庁舎は、京都市営繕課の嘱託職員であった中野進一が設計を行い、「関西近代建築の父」と称される武田五一が監修を行いました。明治22年(1889)に京都市が誕生して以降、3代目の建物にあたり、国の登録有形文化財に登録されています。

ネオ・バロック様式の威風堂々とした姿が特徴で、日本、中国、インド、イスラムといった東洋的なモチーフが散りばめられているのが面白いポイント。高さ約33メートルの中央塔の最上部に見える付け柱は毛筆をかたどっているそうです。

写真映え! エントランスホール 

  • 床と柱の格子状のデザインもかわいい

    床と柱の格子状のデザインもかわいい

本庁舎内部の見どころを順にご紹介していきましょう。まずは正面玄関から入った先に広がるエントランスホールです。白い漆喰の壁は明るく開放的で、イスラム風というぽってりした葱花形(ねぎばながた)のアーチがおしゃれです。
  • 山紫水明「京の四季」

    山紫水明「京の四季」

  • 繊細な山肌の表現が見事です

    繊細な山肌の表現が見事です

階段を上った先には美しいステンドグラスがお出迎え。京都出身のステンドグラス作家 佐々木真弓さんの作品で、左は早春から晩春、中央は初夏から紅葉、右は晩秋から向春の京の四季をイメージしているそうです。
 
※エントランスホールおよびステンドグラスは平日のみ見学が可能です

ひとやすみできるオープンスペース・中庭

  • 地下1階オープンスペース

    地下1階オープンスペース

  • 地下2階オープンスペース

    地下2階オープンスペース

整備によって、たくさんのオープンスペースができたのも嬉しいポイント。街中で椅子に座ってほっと一息つける場所は覚えておいて損はありません。飲食も可能で、1階にはマイボトルにお水を入れられる給水スポットや「赤ちゃんルーム」(授乳室)もあります。

中庭(西側)

中庭(西側)

本庁舎に隣接する形で北庁舎が建てられたことにより中庭もできました。東西にふたつある中庭のうち、西側は出入りが可能で、気候の良い日はベンチに座って過ごせます。
 
※中庭(西側)は平日のみ利用が可能です

建物を結ぶ通路もお見逃しなく

  • 本庁舎と北庁舎を結ぶ通路

    本庁舎と北庁舎を結ぶ通路

  • 通路から中庭(西側)を見下ろせます

    通路から中庭(西側)を見下ろせます

少しマニアックですが、各庁舎を結ぶ通路も要チェック。特に本庁舎と北庁舎を結ぶ通路は、登録有形文化財の壁が間近に見られるため、建築ファンにおすすめです。

壁面には京都市政に関する情報が展示されています

壁面には京都市政に関する情報が展示されています

地下2階には、地下鉄「京都市役所前駅」に繋がる便利な通路も。暑い日も寒い日も、雨が降っても安心です。

都会のオアシス、屋上庭園

「千年の光」と題した漆塗りエレベーター扉

「千年の光」と題した漆塗りエレベーター扉

ぜひ一度はご覧いただきたいスポットが屋上庭園です。
 
本庁舎中央エントランスのそばにある、京都市産業技術研究所と西陣の漆店「佐藤喜代松商店」が手掛けた「漆塗りエレベーター扉」から屋上へ向かいましょう。
  • 暑い日はミストを噴射

    暑い日はミストを噴射

屋上庭園は本庁舎の形にあわせてコの字状に広がり、平日、休日ともに利用できます。
  • 萩

    萩

  • ヤブラン

    ヤブラン

  • 屋上庭園で唯一紫の葉が楽しめる、ベニバナトキワマンサク

    屋上庭園で唯一紫の葉が楽しめる、ベニバナトキワマンサク

屋上庭園の植栽は、京都市の紋章にも使用されている古都を象徴する紫色が美しい植物でまとめられているというから驚きです。
 
初夏は紫陽花が彩り、現在は萩やヤブランが見頃を迎えつつあります。秋にはムラサキシキブも鑑賞できるそうです。

一年のなかでも圧巻なのがラベンダー。5月から6月に花が咲き、辺り一面が良い香りに包まれます。「これほど多くのラベンダーを京都市役所の屋上で見られるなんて!」と驚く人が多く、まさに知る人ぞ知る秘密の花園です。
  • 付け柱の先端部分

    付け柱の先端部分

  • 本庁舎の中央塔も近くで鑑賞できます

    本庁舎の中央塔も近くで鑑賞できます

また、屋上庭園ではモダン建築のディテールも鑑賞を。
 
付け柱は建物正面だけでなく東西にもデザインされているため、4階部分に取り付けられた付け柱の先端がひょっこりとのぞいています。丸みを帯びた柔らかなフォルムが並ぶ姿は、なんだかカワイイですね。
 
■京都市役所 本庁舎
【公開時間】平日8:00~18:00、休日9:00~18:00 
※本庁舎屋上庭園の利用時間は平日・休日ともに17:30まで
※2027年1月9日(土)は休止
※管理の都合、休止日が設けられることもあります。詳しくは公式ホームページをご確認ください
【料金】無料
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.city.kyoto.lg.jp/

5つの店舗がオープン「ててまち」

2026年4月、北庁舎と西庁舎の1階西側、寺町通に面して市役所内店舗区画「ててまち」がオープンしました。京都に馴染みの深い名店を中心に5店舗が軒を連ね、早くも話題になっています。それぞれのお店について、ご紹介しましょう。

スターバックス

二寧坂や円山公園など、京都の歴史あるスポットへ出店している「スターバックス」が、新たに京都市役所にも店舗を構えました。南側の大きな窓に面してカウンター席があり、京都市役所の植栽を見ながら、ほっと一息できます。夜遅くまで営業しているのも嬉しいポイントです。

外観

外観

■スターバックス コーヒー 京都市役所店
【営業時間】7:00~22:00
【定休日】不定休
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.starbucks.co.jp/

まるき製パン所

  • 左:ハムロール 230円、右:ヒレカツロール 350円

    左:ハムロール 230円、右:ヒレカツロール 350円

  • 希望のパンを店員さんに伝えて購入する、対面販売のスタイルです

    希望のパンを店員さんに伝えて購入する、対面販売のスタイルです

  • 九条ねぎ味噌ベーコンポテト 270円

    九条ねぎ味噌ベーコンポテト 270円

  • 美味しそうなパンがずらり!

    美味しそうなパンがずらり!

京都のパン屋さんとして絶大な人気を誇る「まるき製パン所」。昭和22年(1947)の創業以来初となる2号店で、ハムロールなどの定番メニューに加えて、ヒレカツロールや九条ねぎ味噌ベーコンポテトなど、ここだけのオリジナルも。気候が良い日は京都市役所の中庭や屋上庭園で食べるのも気持ちが良さそうです。

店頭でかわいい看板がお出迎え♪

店頭でかわいい看板がお出迎え♪

■まるき製パン所 京都市役所店
【営業時間】8:00~18:00 ※売り切れ次第、終了
【定休日】日曜日、月曜日、不定休
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map

京のお肉処 弘

  • 焼肉とからあげとコロッケ弁当 1,275円

    焼肉とからあげとコロッケ弁当 1,275円

  • 弘特製コロッケ 173円

    弘特製コロッケ 173円

「京のお肉処 弘」は牛を一頭買いすることにより、鮮度の良い美味しいお肉を扱っています。ててまち店はデリカと精肉の専門店で、ボリューミーなお弁当や同店初となる冷蔵や冷凍の商品も並びます。手軽に食べられるコロッケやミンチカツは、小腹がすいた時のおやつにぴったり♪
  • 外観

    外観

  • 内観

    内観

■京のお肉処 弘 ててまち店
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】不定休
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.meatshop-hiro.com/

京都カレー製作所カリル

  • 京都ぽーくロースカツカレー 1,600円

    京都ぽーくロースカツカレー 1,600円

  • 2種類のアチャールは各席に置かれています

    2種類のアチャールは各席に置かれています

京都府庁近くに本店を構える「京都カレー製作所カリル」は香りと旨味にこだわったスパイスカレー専門店。ててまちの店舗は京都ぽーくと京都産キヌヒカリを使ったカツカレーが看板メニューです。「淡路島産 玉ねぎの醤油ピクルス」と「キャベツのピクルス」、2種類のアチャール(お漬物)をお供にいただきましょう。
 
■京都カレー製作所カリル 市役所店
【営業時間】平日11:00~15:00、17:00~20:30(ラストオーダー20:00)
土日祝11:00~15:00
【定休日】不定休
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://karil.jp/

十割蕎麦専門店 10そば・26(にーろく)ダイニング

  • 「十割蕎麦専門店 10そば」のざるそば 500円

    「十割蕎麦専門店 10そば」のざるそば 500円

  • 「26(にーろく)ダイニング」の京丹波ぽーくとざぶとんの味噌だれ蒸し 1,200円

    「26(にーろく)ダイニング」の京丹波ぽーくとざぶとんの味噌だれ蒸し 1,200円

  • 内観

    内観

化粧品でお馴染みの「よーじや」が手掛ける新展開のお店。昼はリーズナブルな価格で国産そば粉100%の十割そばを使ったメニューを楽しめる「十割蕎麦専門店 10そば」を営業し、夜からは京都産の食材を採り入れた和食と創作料理の「26(にーろく)ダイニング」に代わるというユニークな仕組みになっています。シーンにあわせて、使い分けたいですね。
 
■十割蕎麦専門店 10そば 京都市役所ててまち店
【営業時間】11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
【定休日】不定休
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.10soba-kyoto.com/
 
■ 26(にーろく)ダイニング 京都市役所ててまち店
【営業時間】17:00~22:30(ラストオーダー22:00)
【定休日】日曜日、不定休 ※連休時は変更あり
【アクセス】地下鉄東西線「京都市役所前駅」からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.26dining-kyoto.com/
※掲載内容は2026年8月19日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. 「そう京」編集部

おすすめコンテンツ