いま訪ねたい! 京都・見頃の花名所(2022/9/22更新)

  • 草花・自然

美山かやぶきの里

美山かやぶきの里

秋分の日も間近に迫り、涼しさを増していく京都。少しずつ季節の移ろいを感じられるようになってきました。鮮やかに染まる紅葉の時季はもう少し先のことですが、街角では派手さはなくとも上品に咲く“小さな秋”が目につきます。今回は、今見頃を迎えている初秋の花をお届けしましょう!
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【城南宮】見頃を迎えた秋の七草

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

春先に咲き誇るしだれ梅や初夏の藤の名所として知られる城南宮。境内に広がる神苑は5つのエリアから成りますが、現在「平安の庭」では、萩や鮮やかな黄色が印象的な女郎花(オミナエシ)など、「秋の七草」に数えられる草花が見頃を迎えています。
  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

寝殿造りを模して建てられたという神楽殿や池を配したこのお庭に佇むと、まるで平安時代にタイムスリップしたかのよう。女郎花とともに秋の七草にあげられ紫の花を咲かせる桔梗や、風に穂を揺らすススキの姿も。派手さは決してありませんが、城南宮神苑にはしっとりとした“小さな秋”がたくさん散りばめられています。
 

【勝念寺】雨にも負けず風にも負けず、見頃が続く萩の花

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

かつて城下町として栄え、京都の酒処としても知られる伏見の街並みに寄り添うように佇む勝念寺。例年、萩の花が見頃を迎える時季に「萩振る舞い」と題し、境内を開放されています。「さすがに散ってしまったかな・・・」と思いつつ訪れてみたところ、なんと台風に負けることなく見頃が続いていました♪ 今年は特に花を付ける枝が育っているようで、参道が見えなくなってしまうほど。シルバーウィークの後半戦もまだまだ楽しめそうです。
  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

  • 撮影日:2022年9月20日(火)

    撮影日:2022年9月20日(火)

あふれんばかりに咲き誇る萩を慎重に掻き分けながら境内へ。「あれ?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今年になり新しく建てられた鳥居と萩のコントラストもお見事。これほどまでに花が咲いていると、つい撮影に集中してしまいますが、境内は決して広くない上に、特に今年は「萩だらけ」で参道も狭くなっていますので、通行される方などにも配慮して楽しませていただきましょう。
■萩振る舞い
【日程】2022年9月11日(日)~9月末頃(予定)
    8:00~16:00
【拝観料】境内無料
【電話】075-611-1606
【アクセス】京阪本線「丹波橋駅」から徒歩約3分、近鉄京都線「近鉄丹波橋駅」から徒歩約5分  Google map
【公式ホームページ】https://kamasikisan.wixsite.com/syonenji

【穴太寺(亀岡市)周辺】彼岸花の群生が見頃を迎えています

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

続いてご紹介するのは京都市のお隣、亀岡市から。西国三十三所霊場の第二十一番札所である穴太寺(あなおじ)Google map)の周辺には、収穫前の稲穂が実る田園風景が広がるのですが、この時季は鮮やかな彼岸花に目を奪われます。
  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

特におすすめは、穴太寺から南へ3分ほど歩いた辺り。あちらこちらで彼岸花の群生を目にすることができます。この周辺は空も開けており、夏の暑さも和らいだ今の時期はなんとも爽快。写真撮影を楽しまれる方も多くいらっしゃいましたが、できるだけ早めに行くことをおすすめします。ちょうど稲刈りの時季となりますので、稲が刈り取られる前、黄金色の稲穂と赤い彼岸花のコントラスト豊かな一枚を撮影しましょう♪

【美山かやぶきの里(南丹市)】かやぶき家屋を彩る「そばの花」が見頃

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

最後にご紹介するのは、南丹市美山町の「かやぶきの里」Google map)です。40棟ほどのかやぶき家屋が残る「北」集落では、そばの花がまるで絨毯のように一面に咲き誇っていました。 今年は例年よりも開花が早かったそうですが、月末頃までは見頃が続きそうとのこと。
  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

  • 撮影日:2022年9月21日(水)

    撮影日:2022年9月21日(水)

集落を散策してみると、コスモスや彼岸花なども見頃。初秋の花々とかやぶき家屋が織り成す風景からは、決してこういった町に住んだことはありませんが、懐かしさのようなものが感じられるから不思議です。シルバーウィークの後半戦は、ちょっと遠出して、京都の田舎風情を楽しまれてはいかがでしょうか。
※掲載内容は2022年9月22日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. カツオ

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