今年の春は、山科へおこしやす♪ おすすめ観光スポット10選

  • 散策
  • 桜情報
山科
 

おこしやす山科 1


2018年春、JR東海「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンは、山科(やましな)区にある「勧修寺(かじゅうじ)」が舞台! 「そう京」ホームページでも、今年の春は勧修寺、そして山科エリアをフィーチャー。春に向けて少しずつ、山科についてご紹介していきますので、お楽しみに♪

・・・でも、「そもそも山科ってどんなエリア? 見どころは??」という方、実は多いのではないでしょうか? 京都市の東側、滋賀県との境にある山科盆地の北部に位置するのが「山科区」。平安時代以前からの歴史を有し、東海道や奈良街道などいくつもの街道が交叉する交通の要衝として栄えたこのエリアは、現在ではベッドタウンとして京都市の中心部とは少し異なる雰囲気を持っています。それだけに、違う魅力もいっぱい!

今回は、基本編として「山科のおすすめ観光スポット10選」をピックアップ。桜の名所を中心に、ちょっとマニアックなスポットもご紹介します♪

☆春の京都旅行は、ここで検索!
⇒京都 桜の名所 お花見特別プラン



【SPOT 1】 桜・勧修寺



今年は、なんといってもこのお寺ははずせません♪ 2018年春の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンポスターにもなっている観音堂周りの桜はもちろん、写真のように境内の様々なところで春景色を楽しむことができます。

勧修寺には、醍醐天皇の祖父母である、藤原高藤(たかふじ)と胤子(いんし)の身分違いの恋物語も伝わっています。「源氏物語」に描かれる光源氏と明石の君のモデルとなったとも伝わるこのストーリーに思いを馳せつつ、ロマンチックなお花見を楽しんでみましょう♪ 先日もお伝えしたように、今年は書院の特別公開も行われますので、要チェックですよ。
※書院特別公開は2018年3月24日(土)~4月15日(日)

CMの放映は2月下旬から。こちらからひとあし早く春の映像をお楽しみください♪
⇒【現在のキャンペーン】2018年 春「勧修寺」
※テレビCMの放映は、首都圏・静岡地区でのスポット放映、および提供番組での放映となります

⇒勧修寺のスポット情報はこちら
⇒桜開花情報はこちら
⇒【旅行プラン】期間限定のお花見特別プランをご用意しています♪
【そう京イベント】「勧修寺 桜の境内特別ライトアップ」「勧修寺 書院障壁画と庭園貸切拝観」イベントを実施します!


【SPOT 2】 桜・毘沙門堂



春の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンに登場したのは、なんと2000年のこと。あれから、もう18年も経ちます。「がんばれ」「元気出せ」なんていうよりも・・・ のコピーに、元気づけられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ポスターを飾った宸殿前のしだれ桜は、「毘沙門しだれ」「般若桜」と呼ばれ、樹齢150年を超える圧巻の枝振り。境内全体に桜が多く、華やかな春を楽しめます。

⇒毘沙門堂のスポット情報はこちら
⇒桜開花情報はこちら


【SPOT 3】梅/桜・隨心院



平安時代の歌人・小野小町が晩年を過ごしたと伝わるお寺。3月下旬に見頃を迎える、遅咲きの「はねずの梅」が有名ですが、総門前などのソメイヨシノも見応えアリ。年によっては、梅と桜の競演も楽しめるスポットです。

昨年(2017年)の11月に「ミス小野小町2017」が決定! とのニュースをお伝えしたのですが、そのミス小野小町も出演するのが、3月25日(日)に実施される「はねず踊りと観梅」。春を呼ぶ賑やかな行事にも、ご注目ください♪

⇒隨心院のスポット情報はこちら
⇒桜開花情報はこちら


【SPOT 4】桜・大石神社



赤穂義士・大石内蔵助をご祭神として、昭和10年(1935)に創建。忠臣蔵にあやかって「大願成就」の御神徳で人気を集める神社です。早咲きのしだれ桜「大石桜」は、毎年他に先駆けて3月下旬に見頃を迎え、4月の第1日曜日(今年は1日)には「さくら祭」も行われています。

せっかく訪れるならば、境内の「義士宝物殿」にもお立ち寄りを(拝観無料)。義士ゆかりの品を拝見できます。

⇒大石神社のスポット情報はこちら
⇒桜開花情報はこちら


【SPOT 5】桜・岩屋寺



大石神社から歩いてすぐ。大石内蔵助が隠れ住んだというお寺で、「大石寺」とも呼ばれています。ご本尊は、内蔵助の念持仏である不動明王像。本堂には、赤穂浪士・四十七士のご位牌が並べられています。

実は、境内に見事なしだれ桜がある桜スポット。今年は「桜の名所開花情報」でも桜の状況をお伝えすることになりました! 私たちもどんな咲き具合になるのかドキドキしています。皆さまもどうぞお楽しみに♪

⇒岩屋寺のスポット情報はこちら
⇒桜開花情報はこちら


【SPOT 6】桜・山科疏水



2018年は、明治維新から150年を迎える節目の年。京都が誇る「琵琶湖疏水」は、京都の近代化を推し進めた、明治時代を象徴する一大モニュメントです! その疏水を往来する通船が復活したことについては、スタッフの“オパン”ちゃんと“ち~たら”ちゃんがレポートしていた「琵琶湖疏水通船」の記事をご覧ください♪

山科エリアを流れる琵琶湖疏水「山科疏水」は、水路に沿ってソメイヨシノや菜の花が植えられ、満開の時には、素晴らしい春景色に。疏水を作り上げた人々の熱意を感じながら、お花見を楽しんでいただきたいスポットです。

⇒山科疏水のスポット情報はこちら
⇒桜開花情報はこちら


【SPOT 7】 御守り・折上(おりがみ)稲荷神社


右上の円内が稲荷きつね折り上げ守り(左:金のおきつね、右:節分限定・緑のおきつね)


西にそびえる稲荷山に鎮座する伏見稲荷大社の“奥の宮”とされる神社。「働く女性の守り神」として女性からの信仰が篤く、女性の商売繁盛祈願所として全国から参拝者が訪れます。

江戸時代の末期、孝明天皇が即位されるときに多くの女官が病にかかり、この神社にお詣りしたところ快癒したということで、「折上稲荷様のご利益は折り紙付き」と話題になったのだとか。そのことにちなんだ折り紙の御守り「稲荷きつね折り上げ守り」が人気を集めています。金色と銀色のおきつねさん(各1,200円)のほか、節分には緑色の、6月の稲荷祭には赤色のおきつねさん(限定守りは各1,500円)が登場! 色によってご利益が異なりますので、集めてみたくなりますね♪

■折上稲荷神社
【参拝時間】境内自由
【参拝料】無料
【電話】075-581-1834
【アクセス】地下鉄東西線「椥辻駅」から徒歩約18分、京阪バス「折上神社」バス停から徒歩約2分 Google map
【ホームページ】https://origami-inari.jp/


【SPOT 8】旧跡・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)の墓(将軍塚)



折上稲荷神社から歩いて5分ほど。住宅街の中に突如として現れるのが、“坂上田村麻呂の墓”(Google map)。坂上田村麻呂は、平安時代初期の武将で、清水寺を創建した人物としても知られています。武勇を誇り、死してなお甲冑・武具を身にまとい、平安京に向かって立ったまま葬られたと伝わる、平安京の守護神です。

でも実はこの場所は、明治28年(1895)平安遷都1100年の記念事業で整備された公園なのです。本当のお墓は、「西野山古墓」(Google map)にあるという研究が近年発表され、話題となったことを覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、西野山古墓は山中の竹藪の中にありお参りすることも叶いません・・・ こちらの公園で、かつての征夷大将軍の武勇を偲んでみてはいかがでしょうか。


【SPOT 9】旧跡・天智天皇 山科陵



同じく古代史好きの方、必見。「大化の改新」で有名な中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)こと、天智天皇の陵墓です(Google map)。崩御されたのは現在の滋賀県・近江大津宮ですが、重臣・中臣(藤原)鎌足の所領が山科(山階)にあったため、この地に埋葬されたと伝わります。

天智天皇といえば、日時計の発明で知られ、陵墓の前にも日時計のモニュメントが置かれています。そして、このあたりは「御陵」と書いて「みささぎ」と読む、京都難読地名のひとつ。駅名にもなっている「椥辻(なぎつじ)」など、山科には難読地名が多いので、探してみるのも楽しいですよ♪


【SPOT 10】伝統工芸・清水焼の郷「清水焼団地」



京都みやげの定番である「京焼・清水焼」。かつては五条坂や泉涌寺の一帯に窯元が軒を連ねていましたが、生産性の向上や企業の体質改善と近代化のため、一部有志が山科区へ移転することに。ここ「清水焼団地」は、京焼・清水焼の問屋や窯元、作家や陶芸材料を扱うお店など、“やきもの”に関連する業者が軒を連ねる一大スポットです。

京焼・清水焼の購入はもちろん、絵付けや手びねり、ロクロなどの体験が楽しめる店舗も揃っています。この機会に、やきものを趣味にしてみませんか?

■清水焼団地
【営業時間】9:00~17:00(土日祝は10:00から) ※営業時間は店舗により異なります
【定休日】各店舗により異なります
【電話】075-581-6188(清水焼の郷会館)
【アクセス】JR「山科駅」から京阪バスで約20分「清水焼団地」バス停から徒歩約2分 Google map
【ホームページ】http://www.kiyomizuyaki.or.jp/

観光スポット10選、いかがでしたか? 知られざる魅力を秘めた山科。次回の記事では、グルメやお買物スポットをご紹介します!
 

Written by. みさご

おすすめコンテンツ