「令和」の幕開け! 新元号を祝う「慶祝御朱印」とは?

  • 散策
トップ

下鴨神社

 

2019年4月1日に新元号が発表され、いよいよ新たな時代が始まろうとしています。この記念すべき時季に、皇室ゆかりの8社寺にご協力いただき、特別な「新元号“慶祝”御朱印」が拝受できる「京都 青もみじの名所とご朱印めぐり」プランをご用意しました! 御朱印は、銀色の用紙に金色の「慶祝」が押印された特別仕様です。対象となる各社寺の由緒や、皇室にまつわるポイントなどをご紹介します♪

「京都 青もみじの名所と御朱印めぐり」は、往復新幹線と、“特別御朱印”の授与券(2枚)、京都市内の移動に便利な1dayチケットがセットになったお得なプラン。皇室ゆかりの8社寺で「新元号慶祝御朱印」と、人気の青もみじ名所11社寺で「青もみじ御朱印」が拝受できます。

※特別御朱印は、旅行プラン「京都 青もみじの名所と御朱印めぐり」にセットになった「特別御朱印授与券」と引換に拝受できます。
※御朱印は書き置きでのご提供です。
※御朱印画像はイメージです。


【三千院】宮中伝統の法要が伝わる大原の門跡寺院

2

大原にある三千院は、妙法院・青蓮院と並んで“天台宗三門跡”に数えられる格式高い寺院。延暦7年(788)に比叡山に建立された「円融房(えんゆうぼう)」を起源とし、平安後期以降、皇子皇族が住持する宮門跡となりました。後に滋賀県の坂本・梶井に移されたことから「梶井宮」とも呼ばれ、慶祝御朱印の左下に「梶の葉」の印が押されています。

3

宸殿(奥の建物)


毎年5月30日には、後白河法皇の御代から始められた宮中伝統の法要「御懴法講(おせんぼうこう)」が執り行われ、声明と雅楽が合わさった美しい音色が、清々しい境内に響き渡ります。

⇒門跡寺院とは? こちらの記事をご覧ください♪

■三千院
【拝観時間】9:00~17:00(12月~2月は9:00~16:30、11月は8:30~17:00)
【拝観料】700円
【電話】075-741-2531
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.sanzenin.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。


【曼殊院】別名“小さな桂離宮”。美しい意匠にご注目を

4

地名をとって「竹乃内御殿」とも呼ばれた洛北屈指の名刹・曼殊院は“天台宗五箇室門跡”のひとつ。慶祝御朱印の中央には「竹乃内御殿」の文字、右上に菊と竹の寺門がモチーフとなった印が押されています。

5

堂内には瓢箪や扇子をモチーフにした引き手、富士型の釘隠しなど、桂離宮と共通する意匠があちこちにあり、「小さな桂離宮」と呼ばれることも。青もみじが美しい参道沿いの築地塀には、門跡寺院の格式の高さを表す5本の白い線が残っているので、そちらもご注目ください。

■曼殊院
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30)
【拝観料】600円
【電話】075-781-5010
【アクセス】市バス「一乗寺清水町」バス停から徒歩約20分 Google map
【公式ホームページ】https://www.manshuinmonzeki.jp/

 


【下鴨神社】【上賀茂神社】
三大勅祭「葵祭」など、朝廷との結びつきが深い神社

6

<左>上賀茂神社 <右>下鴨神社


平安遷都よりもはるか以前に創建されたと伝わる上賀茂神社下鴨神社。平安遷都後に「山城国一宮(やましろのくにいちのみや)」という最高の社格を朝廷から与えられ、それ以来朝廷との結びつきが深い神社です。どちらの慶祝御朱印も右上に、社紋の「フタバアオイ」の印が。

毎年5月15日に行われる「葵祭(賀茂祭)」は、石清水八幡宮「石清水祭」、奈良・春日大社の「春日祭」と並ぶ三大勅祭のひとつ。勅祭とは天皇の使者である勅使が国民の幸せと国の繁栄を祈るお祭りで、そのなかでも葵祭は王朝絵巻さながらの雅やかな行列が練り歩きます。

⇒上賀茂神社ってどんな神社? ブログにてご紹介しています♪

7

上賀茂神社

8

下鴨神社



上賀茂神社[賀茂別雷神社]
【参拝時間】5:30~17:00 ※本殿・権殿特別参拝10:00~16:00(土日祝は16:30)
【参拝料】境内無料、本殿・権殿500円
【電話】075-781-0011
【アクセス】市バス「上賀茂神社前」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】https://www.kamigamojinja.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。


■下鴨神社[賀茂御祖神社]
【参拝時間】6:30~17:00、大炊殿10:00~16:00、授与所9:00~16:30
【参拝料】境内無料、大炊殿500円
【電話】075-781-0010
【アクセス】叡山電車叡山本線・京阪鴨東線「出町柳駅」から徒歩約15分、市バス「下鴨神社前」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。


【毘沙門堂】勅使門など、御所より移築。親王ゆかりの手水鉢も必見

9

三千院・曼殊院と同じ“天台宗五箇室門跡”のひとつである毘沙門堂は、大宝3年(703)に文武天皇の勅願により高僧・行基(ぎょうき)が創建。一時荒廃したものの江戸時代に天海僧正や弟子の公海が再興に力を注ぎ、寛文5年(1665)に現在の山科の地に再建されました。御朱印は、中央にご本尊・毘沙門天の文字と、菊印が押されています。

10

勅使門や霊殿、宸殿は、元禄年間に御所より移築されたもの。回遊式庭園「晩翠園」の一角にある手水鉢は、公弁法親王が大切にしていたと伝わる鞍馬自然石の手洗いで、こちらも必見です。

■毘沙門堂
【拝観時間】8:30~17:00(受付終了16:30)、12月~3月15日は16:30(受付終了16:00)
【拝観料】境内無料、殿舎500円
【電話】075-581-0328
【アクセス】JR東海道本線「山科駅」・地下鉄東西線「山科駅」から徒歩約20分 Google map
【公式ホームページ】http://bishamon.or.jp/

 


【仁和寺】元号寺として格式高い“旧御室御所”

11

仁和4年(888)に宇多天皇が創建した仁和寺。元号を名前に用いた“元号寺”であり、かつては皇室出身の方々が住職を務め「御室御所」とも呼ばれました。中央に菊印と「旧御室御所」の文字が入った慶祝御朱印がいただけます。

12

金堂


ご本尊を祀る金堂(国宝)は慶長年間に造営された御所の紫宸殿を移築したもので、現存する最古の紫宸殿。約5年にわたり半解体修理を行っていた観音堂の特別拝観が2019年5月15日(水)からはじまりますので、あわせてお見逃しなく。

⇒「そう京」イベントで皇室ゆかりの仁和寺を訪れました!

■仁和寺
【拝観時間】3月~11月9:00~17:00(受付終了16:30)、12月~2月9:00~16:30(受付終了16:00)、桜開花期間8:30~17:30(受付終了17:00)
【拝観料】境内無料(桜開花期間500円)、御殿500円、霊宝館500円
【電話】075-461-1155
【アクセス】市バス「御室仁和寺」バス停からすぐ Google map
【公式ホームページ】http://www.ninnaji.jp/

 


【泉涌寺】歴代天皇が奉祀されている「御寺(みてら)」

13

真言宗泉涌寺派の総本山・泉涌寺。霊明殿には歴代天皇・皇后の位牌などが奉祀され、皇室との関わりが深いことから「御寺」とも呼ばれています。慶祝御朱印右上の印「皇室香華院」は“皇室の菩提所”という意味を持ちます。

14

本坊南側の御座所は、明治天皇が京都御所内にあった皇后宮の御里御殿を移築した建物で、皇族の方が参拝される際、休憩所として使用されています。また、舎利殿や会海堂も京都御所より移築されたもの。当時の雰囲気を感じながら、境内を散策してみてはいかがでしょうか。

⇒「そう京」イベントで皇室ゆかりの泉涌寺を訪れました!
⇒「春期非公開文化財特別公開」にて霊明殿などが公開されます!

■泉涌寺
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:30) ※12月~2月は16:30まで(受付終了16:00)
【拝観料】500円、特別拝観300円
【電話】075-561-1551
【アクセス】市バス「泉涌寺道」バス停から徒歩約12分 Google map
【公式ホームページ】http://www.mitera.org/

 


【平安神宮】平安遷都1100年を記念し、創建された神社

15

平安遷都1100年を記念して明治28年(1895)に創建された平安神宮は、平安京を創始した桓武天皇と「平安京最後の天皇」となった孝明天皇が御祭神です。

16

鮮やかな朱色と緑釉瓦(りょくゆうがわら)のコントラストが印象的な社殿は、平安京の正庁・朝堂院を8分の5の大きさで再現した建物。平安京にタイムスリップしたような壮麗な光景をじっくり眺めてくださいね♪

■平安神宮
【参拝時間】6:00~18:00、神苑8:30~17:30(3月1日~14日・10月は17:00まで、11月~2月は16:30まで)
【参拝料】境内無料、神苑600円
【電話】075-761-0221
【アクセス】市バス「岡崎公園 美術館・平安神宮前」バス停から徒歩約5分、地下鉄東西線「東山駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://www.heianjingu.or.jp/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。特典内容はこちら。

 

Written by. オパン

おすすめコンテンツ