京都の里山「大原」へ! 名所・グルメ・おみやげをご案内

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三千院

エリアで遊ぶ京都 2


見どころあふれる京都ですが、市街地から少し離れるだけで、のどかな風景が楽しめるのも魅力のひとつではないでしょうか。「エリアで遊ぶ京都」シリーズ、第2回は比叡山麓に広がる里山「大原」をピックアップ。各所で感じる“癒やし”をポイントにご紹介します!



のどかな風景が広がる、大原へ!



京都駅からバスに乗り、約1時間で到着する大原。かつて皇族や貴族が隠棲した地であり、今も豊かな自然がいっぱいです。四季折々の風景をはじめ、地元で育まれた野菜やしば漬けなどの美味しい名産は、昔と変わらず訪れる人々を癒やしています。過去の「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンには、初秋(勝林院)秋(三千院)などに登場。10月にはコスモス、11月には紅葉が見頃を迎え、これからのシーズンにおすすめの散策エリアです。

【アクセス方法】
JR「京都駅」→京都バス17系統→「大原」バス停下車
★観光ハイシーズンは「地下鉄+バス」がおすすめ
JR「京都駅」→地下鉄烏丸線(国際会館行)→「国際会館駅」乗換→京都バス19系統→「大原」バス停下車



<お寺で庭園観賞>
【三千院】庭園・仏像・苔アート・・・ “癒やし”がギュッと詰まっています


有清園


大原に訪れたら、まずお参りしたいのが三千院。苔と杉木立の間を散歩できる「有清園」は、ポスターなどによく登場していて、ご覧になったことがある方も多いはず。客殿に座って楽しむ「聚碧園(しゅうへきえん)」もあり、広大な境内で趣の異なる2つのお庭に出会えます。緑一色の世界も素晴らしいですが、秋限定の紅葉とのコントラストが美しいお庭も必見です。そして写真中央に建つ往生極楽院の中では・・・


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※特別な許可を得て撮影しています。通常はライトアップはされていません

国宝・阿弥陀三尊坐像にお目にかかることができます。阿弥陀如来を中心に、向かって右には観世音菩薩、左には勢至菩薩が安置され、両菩薩は上半身を前に傾ける「大和座り」をされています。「そう京」スタッフの“とらみ”さんも「癒やされました・・・」と話す仏像、ぜひ手を合わせてくださいね。


コケ寺リウム


そして現在、期間限定で新感覚の苔アート“モシュ印”と“コケ寺リウム”をお楽しみいただけます。昨年(2018年)に続き、客殿に展示されていますので、お見逃しなく。三千院のアイドル(!?)“わらべ地蔵”もふかふかの苔のなかで、気持ちよさそうですよ♪

⇒三千院のスポット情報はこちら



【宝泉院】時間の経過とともに、お庭の意味を体感



様々なお庭が楽しめる大原ですが、宝泉院に広がるのは「盤桓園(ばんかんえん)」と名付けられた庭園。鴨居と柱をフレームに見立てると額に収まるアートのようで、書院を抜ける秋風も心地良く、ただぼーっと眺めていたくなります。気付けば時は過ぎ、“立ち去りがたい”というお庭の意味に納得されることでしょう。紅葉シーズンには、大原で唯一、夜間拝観が行われます。

⇒宝泉院のスポット情報はこちら
⇒水琴窟(すいきんくつ)にも耳を傾けてみて♪



【実光院】お庭を眺めながら、ゆるり抹茶で一服



三千院と宝泉院の中間に位置する実光院にも、すてきなお庭が! 「契心園」を前に抹茶で一服をしたら、靴を履いてお庭を散策しましょう。歴代住職がコツコツと作り上げたお庭だそうで、初秋らしい山野草があちこちに。11月に見頃を迎える、不断桜も少しずつ咲き始めています。高いビルがない大原ならではの、のどかな山並みも楽しめ、自然をたっぷり感じることができますよ♪


(左上)秋明菊(右上)紫式部(左下)ヤブラン(右下)不断桜


⇒実光院のスポット情報はこちら

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<リノベカフェ&お食事処で、ひとやすみ>
【Cafe Apied】期間限定オープン! アートな“スイーツ”は必見


枯山水ケーキ 500円、コーヒー 450円(セットで800円)


昔ながらの建物が残る大原では、その魅力を活かし、リノベーションされたお店が増えています。Cafe Apied(カフェ アピエ)は、明治後期に旅館として誕生した建物。2000年代に入り改装され、現在は、春秋の週末限定でオープンするカフェになっています。この秋も9月20日(金)から営業がはじまり、アートなケーキが勢揃い。新メニューも考え中とのことで、訪れるのが楽しみですね♪



【2019年秋の営業日】9月20日(金)~12月1日(日)の金曜日・土曜日・日曜日・祝日
⇒Cafe Apiedのスポット情報はこちら



【志野 松門】洛北・大原の野菜をたっぷり味わいたい♪


八菜らんち(2,160円)


ぽん酢・ドレッシングの専門店・志野が営む志野 松門(しょうもん)。こちらは江戸後期に建てられた古民家で、お食事処となる前は、大原の郷土資料館として活用されていたそう。ランチには、大原はもちろん洛北の野菜をたっぷり使った、彩り豊かな「八菜らんち」をどうぞ。様々な料理が少しずつ盛られ、ご飯に汁物、サラダが付き、ボリュームたっぷりです♪ 料理・汁物は季節により異なります。



⇒志野 松門のスポット情報はこちら

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<大原の“美味しい”をお持ち帰り>
【味工房 志野】これからのお鍋シーズンに、活躍間違いなし!



おみやげには、やっぱり“大原らしさを感じられるもの”がおすすめです。先程ご紹介した通り、志野 松門を営む志野は、天然素材にこだわった大原生まれのぽん酢・ドレッシングを販売されています。不動の人気ナンバーワンは「ゆずのぽん酢」(1L 1,512 円)で、リピーターさんも多い1本。その他「ぴり辛のごまだれ」(400ml 1,242 円)など、これからのお鍋シーズンにぴったりな商品が揃います。



⇒味工房 志野のスポット情報はこちら



【志ば久】大原の名産「しば漬け」を、お忘れなく!


志ば漬(432円~)


そして、大原みやげに欠かせないのが「しば漬け」です。古くから大原の農家で漬けられていた“里の保存食”で、大原が発祥とも伝わるお漬け物です。三千院に向かう参道沿いに位置する志ば久では、自家栽培の紫蘇を使った「志ば漬」を購入することができます。現在は20種類以上のお漬け物が店頭に並び、試食もできるので、お気に入りを見つけてみてくださいね。


散策には名物「アイスきゅうり」(1本250円)がおすすめ


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大原散策のヒトコマ


(左上)彼岸花(右上)志野 松門の立派な“松”(左下)志ば久名物「アイスきゅうり」の看板(右下)三千院のわらべ地蔵:杉村 孝 作


最後に、9月下旬に訪れたスタッフ“かりー”の大原散策のヒトコマをお届けします。なかでもお気に入りは、志ば久の名物「アイスきゅうり」の看板。「大原」バス停から三千院へ向かう道の数ヵ所で見かけるのですが、“大原女”に扮したキャラクターもいます。他にも撮影ポイントがいっぱいなので、カメラにたくさんの思い出を収めてくださいね♪

Written by. かりー

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