いよいよ、新茶のシーズンですね！ お茶が一段と美味しく感じられる季節は、「宇治茶の郷づくり協議会」が認定している“宇治茶カフェ”を巡って、お茶を存分に味わってみませんか？ 前回は“宇治市内のおすすめのお店”をご紹介しましたが、今回は“京都市内編”をお届けします！

⇒“宇治茶カフェ”ってなに？ という方は、「京都で行きたい“宇治茶カフェ” 宇治編」をご覧ください。

泉涌寺のほど近く、今熊野商店街に店を構えて90余年の「大谷園茶舗」。ご主人自らが宇治で茶葉を買い付け、独自にブレンドされているというこだわりの宇治茶専門店です。「お茶の本当の美味しさを知っていただきたい」と、日本茶インストラクターによるお茶の淹れ方レクチャーやお抹茶の体験教室（各880円、要予約）などを通して、お茶の魅力を発信し続けていらっしゃいます。

喫茶コーナーでは、抹茶・玉露・煎茶といったお茶や、宇治茶を使用したパフェやドリンクなどを提供されています。煎茶（和菓子付）のセットでは、宇治茶品評会で入賞した高級煎茶がいただけ、煎茶ならではのさわやかな香りとすっきりとした味わいを楽しむことができます。1煎目、2煎目、3煎目･･･ と変化する味や香りに注目しながらいただきましょう♪

京都の繁華街・四条河原町にありながらも、落ち着いた雰囲気の「和カフェ 季の音（きのね）」。店内で提供されるお茶には、宇治の老舗「丸久（まるきゅう）小山園」のお茶を使用し、上質なお茶を気軽に堪能できると年齢を問わず人気のカフェです。

自家製スイーツ「濃茶モンブラン」は、甘すぎず、お茶本来の味や香りを大事にしたこだわりの“大人味”ケーキです。その他に抹茶のシフォンケーキ（660円）や、季節によって内容が替わる和パフェなども。宇治茶の美味しさを活かした和スイーツをお楽しみいただけますよ♪

元禄年間創業の宇治の老舗茶舗「丸久小山園」。“品質本位の茶づくり”をモットーに、代々にわたり栽培から製造までこだわりをもったお茶作りをされています。西洞院店では、抹茶や玉露などのお茶から、オリジナル茶器、抹茶を使用したお菓子などが並びます。

茶房「元庵（もとあん）」では、京都らしい風情ある坪庭を眺めつつ、お店自慢のお茶や風味豊かな抹茶スイーツが味わえます。石臼でひいた宇治の抹茶を使用した「抹茶ロールケーキ」は、甘すぎないクリームと抹茶ソース、ふわふわのスポンジ生地で人気！ そのほか、抹茶と和菓子のセットなど、抹茶好きにはたまらないメニューばかりです♡

伏見区の墨染（すみぞめ）にある「椿堂茶舗」は明治12年（1879）に創業し、伏見稲荷大社や東福寺の御用達も務めるお茶の老舗です。宇治抹茶や煎茶をはじめ、“京都らしさ”にこだわったオリジナルの「京都紅茶」など、さまざまな種類のお茶を販売されています。

店舗の露地奥にある「茶房竹聲（ちくせい）」では、5代目のご主人が全国から選び抜いた銘茶を、自家製の上生菓子や抹茶スイーツとともにいただくことができます。「宇治煎茶 雲華（うんげ）」は、京都府南部の和束（わづか）町産の煎茶で、まろやかな渋みと甘い香りが特長です。喧噪から離れ、お茶の旨みにじっくりと浸ってみましょう。

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