5月は新茶シーズン。京都のお茶所・宇治で宇治茶の魅力発信を行っている「宇治茶の郷づくり協議会」では、PRの一環として“宇治茶カフェ”認定活動をされています。認定基準は「3種類以上の品質の良い宇治茶が飲めること」「宇治茶PRの工夫をしていること」「日本茶インストラクターやアドバイザーを配置していること」など。認定店では、いわばホンモノの宇治茶が楽しめるのです。今回は、そんな“宇治茶カフェ”のなかから、宇治市内にあるおすすめのお店をご紹介します！

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福寿園 宇治茶工房は、『伊右衛門』のお茶でもお馴染みの「福寿園」が手がける宇治茶文化の学びの場。お茶にまつわる様々な体験ができ、2階の福寿茶寮では宇治茶を使った甘味やお食事が楽しめます。

お茶メニューをオーダーすると、茶器一式を用いて美味しいお茶の淹れ方をスタッフさんが教えてくれます。抹茶と煎茶、玉露がありますが、今回は普段あまり飲まない玉露を味わってみました。3から5煎目まではお茶の色や味の変化を楽しみ、最後はなんと茶葉をだし醤油でいただきます。学んだ淹れ方は、自宅でも実践できますね。

天保3年（1832）創業の伊藤久右衛門（いとうきゅうえもん）では、宇治茶はもちろん、抹茶のスイーツやお酒、お蕎麦など様々な楽しみ方をご提案しています。こちらの茶房のポイントは、パフェやあんみつをオーダーすると、宇治抹茶の粉末を好みに合わせてかけられること（一部除く）。抹茶好きさんにはたまらないサービスですよね♪

四季折々に合わせたメニューも、訪れる楽しみのひとつ。2021年4月15日（木）からは「宇治抹茶スイーツプレート」が登場。ミニ抹茶パフェをはじめ、抹茶ロールケーキ、抹茶だいふく、抹茶チーズケーキ、抹茶生チョコレート、ほうじ茶生チョコレートに、抹茶アイスとほうじ茶アイスと、お茶尽くしの贅沢プレートです！ すべて“ちょこっと”ずつ添えられていて、色々な味を少しずついただけるのが、魅力的ですね。ドリンクセットは、「抹茶（温・冷）」「カプチーノ（温・冷）」から選択可能。抹茶スイーツをたっぷり味わいたい方におすすめです♡

江戸時代より、最高級抹茶の原料となる碾茶（てんちゃ）を栽培・製造する「茶園清水屋」。茶農家だからこそのこだわりで宇治抹茶の魅力を発信されていて、2016 年10月には宇治橋通りに直営店舗「GOCHIO cafe（ごちょう かふぇ）」をオープン。一般にほとんど流通しない「単一茶園、単一品種」（シングルオリジン）の抹茶を使用されています。

“本当に良いもの（抹茶）を、よりカジュアルに普段の生活に取り入れられるように”と考案されたメニューが並び、名物の「宇治抹茶エスプレッソスタイル」は“抹茶の甘みが感じられる”と大人気。ほかにも「抹茶クレープ」など、“シングルオリジン”の宇治抹茶を贅沢に味わえるスイーツがたくさん。メニューはすべて、香料・着色料・添加物不使用。大切に育てられた宇治抹茶本来の味を、お楽しみください♪

幕末、新時代への転換期に創業した中村藤吉本店。宇治茶の老舗として、その歴史を感じさせる建物は、｢宇治の重要文化的景観｣にも選定されています。店内奥にあるカフェは、大正時代の製茶工場をリノベーションしたもの。2021年1月に20年ぶりの改装工事が終了し、往時の雰囲気や息づかいまで感じられるような、“大正レトロ”な空間に生まれ変わりました。

おすすめのお茶は、「薄茶（うすちゃ） 成光の昔」。“薄茶”は、抹茶の甘みや旨み、香りを楽しむことのできる、最もポピュラーな抹茶の楽しみ方。「成光の昔」は、“濃茶（こいちゃ）”にも使用できる上質な抹茶を使用。えぐみや雑味の少ない風味で、様々なスイーツとの相性も抜群です♪ 人気メニュー「生茶ゼリイ」と、ぜひ一緒にいただいてみてくださいね！

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