何かける? つける? 京都名物「お豆腐」にあう調味料を訪ねて

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京都名物のひとつ、お豆腐。さまざまな料理に活躍しますが、気軽に楽しめるのが“冷やっこ”です。普段、皆さんは、何をかけて味わっていますか? 京都には数多くの老舗があり、古くから愛される醤油やぽん酢、油、味噌などが揃っています。大豆の旨味が感じられ、そのままでも美味しい京豆腐。こだわりの“京都生まれの味”をプラスして、さらに美味しく楽しんでみましょう。
※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、京都旅行の際は、政府およびお住まいの都道府県と京都府の要請をご確認ください。京都にお越しの際は、マスクの着用・手指のアルコール消毒など、感染拡大防止の徹底にご協力をお願いいたします。日々、状況は変化しておりますので、事前に最新情報をご確認ください。

【澤井醤油本店】ほんのり甘い、冷やっこ専用のつゆ

卵かけや冷やっこのつゆ 410円

卵かけや冷やっこのつゆ 410円

まずご紹介するのは、明治12年(1879)に創業した澤井醤油本店「卵かけや冷やっこのつゆ」。その名の通り、冷やっこに合うように作られ、出汁の効いたほんのり甘い味わいになっています。スタンダードな醤油がお好みの方は「まるさわ 二度熟成再仕込醤油」(100ml 550円)がおすすめ。後味はキリッとしていて、何にでも合う優れものです。「気軽に試してみたい」という方に向け、小さなペットボトルサイズのご用意も。

名水に恵まれた京都御所周辺は、味噌や酒、和菓子などの老舗が多く集まるエリア。澤井醤油もそのひとつで、現在も昔ながらの道具で醤油づくりに取り組まれています。建物は国の景観重要建造物指定。醤油香る店内には、大きな木樽が並び、さまざまな醤油が勢揃い。本店限定アイテムも要チェックですよ♪

■澤井醤油本店
【営業時間】9:00~17:00※日祝は10:30~15:30
【定休日】不定休
【電話】075-441-2204
【アクセス】地下鉄烏丸線「丸太町駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】http://sawai-shoyu.shop-pro.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/sawaishoyu/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

【本田味噌本店】何にでも合う、「あて味噌」

  • あて味噌 紫そ味噌 540円

    あて味噌 紫そ味噌 540円

  • 5種類もあり、どれにしようか悩みます。

    5種類もあり、どれにしようか悩みます。

  • 春のあて味噌 ふきみそ 540円※季節限定(無くなり次第終了)

    春のあて味噌 ふきみそ 540円※季節限定(無くなり次第終了)

続いては、豆腐と同じく大豆でできた“味噌”に注目してみました! こちらは本田味噌本店「あて味噌」。“しょうが”や“ちりめん味噌”など5種類の味を用意されていますが、今回は“紫そ味噌”をつけてみることに。はじめは西京白味噌の甘味が広がり、後から紫蘇と梅肉のさっぱりした風味を感じます。“ご飯に合うように・・・”と作られた味噌ですが、豆腐との相性も良し♪
本田味噌本店の創業は天保元年(1830)。京都御所の近くに店を構え、宮中のお料理用の味噌を献上したことにはじまり、以来約200年に渡り味噌づくりをされています。最近では、味噌を使ったお菓子の新シリーズ「Le martin de miso(ル マルタン ドゥ ミソ)」が誕生し、フィナンシェやダックワーズなどが登場。老舗の新展開にも、ぜひ注目してみて。

■本田味噌本店
【営業時間】10:00~18:00
【定休日】日曜日
【電話】075-441-1131
【アクセス】地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩約6分 Google map
【公式ホームページ】https://www.honda-miso.co.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/hondamiso1830/

【林孝太郎造酢】香り豊かな「橙ぽん酢」でさっぱり味わう

橙ぽん酢 360ml 972円

橙ぽん酢 360ml 972円

「冷やっこには、“ぽん酢”をかけます♪」という方も多いのではないでしょうか。京都は、お酢の老舗も多く、今回、おすすめしたいのが林孝太郎造酢「橙ぽん酢」。5種類のぽん酢を展開されるなかで、いちばん優しい味と香りの仕上がりになっているそう。かけた瞬間、橙の良い香りが広がり、豆腐をさっぱりといただけます。お酢だけでなく「冷やっこのおつゆ」(180ml 583円)のご用意も。お出汁と生姜の旨味を閉じ込めた、冷やっこに合う味わいです。
およそ180年に渡り、身体に良い素材にこだわり、お酢を作られてきた林孝太郎造酢。訪れてみると界隈は、お酢の香りが漂っています。さまざまなぽん酢やタレなどの調味料が揃い、試飲も可能。珍しい「Myぽん酢づくり体験」(要予約)では、自分好みのぽん酢を作ることができます。

\お家でも体験が可能です!/
⇒「Myぽん酢キット」でぽん酢を作ってみた(2021年2月掲載)

■林孝太郎造酢
【営業時間】9:00~17:00
【定休日】日曜日・祝日、第2・4土曜日
【電話】075-451-2071
【アクセス】地下鉄烏丸線「今出川駅」から徒歩約10分 Google map
【公式ホームページ】https://koutarou-su.com
【公式Facebook】https://www.facebook.com/koutaro.su/
★「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード特典協力先です。

【山中油店】ごま油×塩で、新感覚の豆腐に

玉締めしぼりごま油 180g 756円

玉締めしぼりごま油 180g 756円

豆腐にかけるもの・・・ で調べていたら、個人的に意外なものにたどり着きました。それが、油の専門店・山中油店の代表商品「玉締めしぼり ごま油」。“玉締めしぼり”をすることで、ごま本来の旨味が凝縮された油なのだそう。こちらを豆腐にかけ、その上に塩を少々かけると・・・ 新感覚の豆腐に♪ 他にもおすすめしたいのが、「京の九条の葱の油」(92g 864円)。食欲をそそる九条ねぎとにんにくが香り、豆腐にかけるとお酒のアテにも活躍しそうです。

江戸後期創業、暮らしを照らすお燈明(とうみょう)用の油づくりにはじまる山中油店。現在は、料理はもちろん、建築・工芸、スキンケアなど幅広く活躍する油を販売されています。建物は国の登録有形文化財。近くではカフェ「綾綺殿(りょうきでん)」を営み、山中油店の油を使ったお料理が楽しめます。

■山中油店
【営業時間】8:30~17:00
【定休日】日曜日、祝日
【電話】075-841-8537
【アクセス】市バス「丸太町智恵光院」バス停から徒歩約3分 Google map
【公式ホームページ】https://www.yoil.co.jp/
【公式Instagram】https://www.instagram.com/yamanakaaburaten/

【味工房 志野】豆腐と仲良くなりそうなドレッシングがいっぱい!

どれをかけても美味しそうなドレッシング(一部期間限定商品あり)。

どれをかけても美味しそうなドレッシング(一部期間限定商品あり)。

最後にご紹介するのは、のどかな大原の里にある味工房 志野のドレッシング各種。天然素材にこだわったドレッシングやぽん酢を販売されていて、どれも豆腐との相性良し! 私のおすすめは「ふつうにおいしいたまねぎドレッシング」(400ml 864円)で、醤油をベースにした玉ねぎの甘みをしっかり感じる1本です。豆腐はもちろん、お肉とあわせても美味しく、何にでもかけて楽しむと“ふつうにおいしい”というネーミングに納得♪
「大原」バス停から三千院へ向かう、呂川沿いにたたずむ三千院参道店。入り口にはかわいい大原女(おはらめ)のイラスト、店内ではドレッシングやぽん酢、タレの種類豊富さに驚きます。眺めていると何本も購入してしまいそうなので、ぜひ、三千院お参り後に立ち寄ってみて。

■味工房 志野 三千院参道店
【営業時間】9:00~17:30
【定休日】無休
【電話】075-744-2141
【アクセス】京都バス「大原」バス停から徒歩約5分 Google map
【公式ホームページ】http://www.sino.co.jp/
【公式Facebook】https://www.facebook.com/shinodressing/

\番外編:お豆腐屋さんのレシピをチェック!/
【服部豆腐】おぼろ豆腐のディップソース

お豆腐の楽しみ方は、やはりお豆腐屋さんが知っている。
さまざまなお店のホームページやSNSでは、たくさんのお豆腐料理レシピをご紹介されています。そこでみつけたのが、“大本山南禅寺御用達”を掲げる「服部豆腐」「おぼろ豆腐のディップソース」。「お豆腐“に”かける」ではなく「お豆腐“を”つける」という、新発見の楽しみ方です。作り方も簡単そうなので、ぜひ、試してみたいと思います♪

⇒服部豆腐のお豆腐料理レシピはこちら
※掲載内容は2022年2月7日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。

Written by. かりー

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