二尊院
京都での紅葉狩りはいつだって注目の的。歴史ある神社やお寺の境内に色づくモミジを存分に楽しみたいですよね。「でも見頃の時季は人出も多くて、ゆっくりと満喫できないのでは…」と思われる方もきっと多いでしょう。そういったお悩みを解決してくれるのが、人数限定で開催される“早朝拝観”です。せっかくの京都旅行、少しだけ早起きをして、参加してみてはいかがでしょうか。今年(2024年)開催される、気になるプランをご紹介します!
【二尊院】
嵯峨野の紅葉名所で素敵な一日をスタート♪
嵯峨野エリアを代表する紅葉名所として知られる二尊院。何といっても圧巻なのが、お寺の入口となる総門から約100メートルに渡ってのびる“紅葉の馬場”です。見ごろの時季は、錦のアーチとなり参拝者を境内へと誘います。
例年、二尊院のモミジが見頃を迎えるのは11月下旬。その見頃時期にぴったりとあてはまる11月24日(日)に、なんと50名限定で早朝拝観が行われます! ご住職によれば、「例年通りであれば、最も人出で賑わう時期でしょうね」とのこと。ピークの時季に少人数で紅葉狩りが楽しめるなんて、なんとも贅沢ではないですか♪
拝観は紅葉に彩られた境内だけでなく、二尊院の名の由来となるご本尊を祀る本堂内部も可能。昨年の秋に引き続き、通常期では入ることができない内陣から、仏様に手を合わせていただけます。少人数での実施なので、じっくりとそのお姿を拝することができる貴重な機会となりそうです。
☆例年の見頃 11月下旬~12月上旬
☆例年の見頃 11月下旬~12月上旬
【龍安寺】
辰年の締めくくりに、紅葉と文化財を存分に満喫
鏡容池
春の桜とともに人気なのが秋の紅葉。いざ訪れてみて、意外とたくさんのモミジが植わることを知ったという方も多いのではないでしょうか。広大な境内の随所で、紅葉を楽しめます。
庫裡前の参道
龍安寺の紅葉が見頃を迎えるのは例年11月下旬から12月上旬と、比較的遅め。とりわけ12月初頭は、高確率で紅葉を楽しむことができ、訪れるにはおすすめの時季なのです。そして今年は、12月1日(日)に、20名限定(!)で早朝拝観を実施。お寺の方のご案内も付き、世界的に有名な龍安寺を、改めて知ることができる機会になりそうです。
なんといっても嬉しいのが、紅葉に彩られた“あの石庭”を少人数で拝観できるということ。早朝の清浄な空気感に包まれるお庭は、いつもとはちょっぴり違う表情で出迎えてくれることでしょう。日中の拝観ではなかなか撮ることができないような、記念写真も容易に撮影できるかもしれません♪
早朝拝観でのもうひとつの目玉が、通常非公開の文化財や普段は立ち入れない場所での特別公開。石庭がある方丈の裏側には、徳川光圀公によって寄進されたという有名な「知足の蹲踞」があるのですが… 実はこちらは複製品。早朝拝観ではなんと、一般拝観エリア外の一角に置かれている“実物”をご覧いただけるのです!
また通常非公開のお茶室「蔵六庵」の拝観に加えて、元首相である細川護熙氏が奉納した全40面からなる方丈襖絵を、通常は立入禁止の室内から鑑賞。お寺の方からは、大胆な手法で描かれたという制作秘話などもお聞きします。間近で眺められるからこそ、よりリアルに感じられるお話に耳を傾けましょう。
西の庭
夢のような朝はまだまだ終わりません。龍安寺の本堂西側にある通常非公開の仏殿にお参りしたら、続いては「西の庭」へ。苔や常緑樹の緑とモミジのコントラストが美しい通常非公開のお庭で、人知れず賑わう秋を存分に満喫しましょう♪
龍にまつわるお寺で、辰年の2024年を締めくくるにふさわしい、早朝拝観企画に参加してみてはいかがでしょうか。
☆例年の見頃 11月中下旬~12月上旬
【東福寺・永観堂】
JR東海主催の「特別拝観プラン」もお見逃しなく!
例年、JR東海で開催している「特別拝観プラン」でも、大人気の紅葉名所での早朝拝観をお楽しみいただけます。恒例の東福寺に加え、今年は同プランで初となる永観堂でも開催されることになりました♪
※掲載内容は2024年10月11日時点の情報です。最新情報は各掲載先へご確認ください。